どぴゅっ、どぴゅっ、どぴゅるるるるっ!!!
もはや10回目の絶頂だった。
本日の外出、しかも午前だけでこの始末であった。
「あら〜、勿体無い
#9829; 合体しているところから、漏れちゃうくらい沢山だしたわねぇ〜
#9829;」
俺と合体しているマーメイドが嗜虐的な笑みを浮かべる。
なんでこんなことになったのか。
それは半年前まで遡る。
20XX年。
A県・綿津見市。
この綿津見市は海に面した都市で、陸に生きる魔物と人間用の歩道に並行し、
水中(主に海)に生きる魔物のために、海水を引いた歩道のような水路が設けられている。
加えて、歩道橋に並行し、透明なパイプの中を泳いで通る、いわば『水棲魔物用歩道橋』のような物も存在している。
...そんな水の都市に、あの悪魔の流行の魔の手が届いてしまった。
首都圏では、魔物と人間が逆駅弁やそれに準ずる手段で...合体したまま外出するブームが到来した。
そんなアホな...と思うまもなく、俺も嫁に巻き込まれたのである。
俺の嫁のマーメイドは、人間で言う女子バレーボール部のエースのような立派な体格の持ち主で、人間の部分は相当デカイ。
そんな彼女と駅弁のような体勢で合体し、彼女の腰の後ろに回した俺の足を足枷、
彼女の首の後ろに回した俺の両手を手枷で固定し、さらに結合部を見せないように巨大なパレオを巻き、
さらに専用の貝殻の水着で俺の首も固定するという徹底ぶりで外出している。
平均的な体格で、彼女より小さい俺は、今彼女の胸の谷間から首を出している。
彼女は俺を抱きしめたまま、悠々と歩道用の水路を泳いでいる。
尾びれを振る動きが、ちょうど前後運動と重なってしまい、何度も彼女の中に精を漏らす事態となっている。
先述のとおり、午前だけで10回絶頂を迎えてしまい、その事実にだばだばと涙を流している。
......のだが、いかんせん水中にいっぱなしなため、スルーされているのだが。
またも射精感がこみ上げてきた。
おっぱいの谷間から彼女の顔を伺うと、彼女はニンマリと悪い顔をしている。
「またイッちゃうの〜? これで11回目だよ〜?」
俺は羞恥に悶えながら、両足に力を込めて腰を押し付ける。
どぴゅっ、どぴゅっ、どぴゅるるるるっ!!!
本日、11回目の射精であった。
ハァハァと肩で息をしながら、震える。
それを満足そうに眺めながら嫁は、水面から顔を出し、水路の壁に寄りかかる。
「イッちゃったね〜」
「はぁっ...はぁっ...」
「...よし」
何が「よし」なんだと思っていると、嫁は唇を奪い、舌と唇を吸い上げてきた。
ジュズッ、ズズズッ、ジュブルルルルルル.....
その衝撃が脳を犯し、弾みで12回目の絶頂を迎えてしまった。
大量の精液を彼女の中に注ぎ込みながら「死にたい......」と思った。
それを悟ったかのように、嫁は言った。
「魔物娘の夫になった以上、『恥ずか死』なんて許さないからね? 永遠に一緒に、恥ずかしい目に遭ってもらうんだからねぇ...
#9829;」
もう許してください......。
そんなことを考えながら意識が闇に、ズブズブと沈んでゆくのだった...。
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