ギャングスタ・シンフォニー(オーク&ハイオーク

ギャングスタ・シンフォニー












注意!


ショタがぐちゃぐちゃになります。
またショタが魔物娘をぐちゃぐちゃにしちゃいます。
一部過激な描写があります。

作者は頭がイカれております。病気です。倫理の敵です。どうしようもありません。

ファッ●ン作者の有害物質が垂れ流がされ、精神汚染の危険があります。



それでもばちこいな心が広い方、又は耐性のある方のみお進み下さい。



















カランカラン♪

やぁ、マスター。いつものをたのむよ。今日はカルメッラも一緒だ。俺と同じのを。レコードは……ヴァルディのカンツォーネを頼む。

あぁ、良い音だ……昔旅行で行った父の故郷ロマーナを思い出すよ。

さて……アンタのジパング記者さんだって?

そう身構えないでくれよ。" 今は " カタギだ。何も取って喰わないさ。こんなナリだけど、今はコンサートマスターの他にはカルフォーロ州の農場とワイン倉の " 真っ当な " 経営者さ。

お、きたきた。……ここのアフォガードは最高なんだ。

それで?俺に聞きたい事?

なんで元マフィアのボスがヴァイオリン奏者をやってるかだって?

……元々引けるのさ。ヴァイオリン。自分で言うのはなんだが、昔は良いとこのお坊ちゃんだったのさ。

別に隠す事じゃあ無い。

ただ、話す変わりにアフォガードのおかわりと……良い記事にする事が条件だかね?

ははっ、契約成立だ。










ギャングスタ・シンフォニー



……人魔歴1919年。

当時ミケーレ・ジュノヴェーゼはまだ人間で12歳になったばかりのチンチクリンの良いとこのお坊ちゃんだった。父親がカシゴ・シティで展開する酒屋の社長で、儲かっていた。

言い付けでヴァイオリンとピアノ、それから外国語をやっていたのだ。

もっとも、主神語とかファラン語は面白く無かったようだ。しかし、ヴァイオリンとピアノは良かった。

ニューシャテリア音楽コンテスト、ヴァイオリンU12部門でグランプリを取って、ジュリアン音楽院に飛び級で入学した。

思えばその時がミケーレの人生で一番"まとも"に幸せだった。

翌年の1920年に禁酒法が制定されて、父親のビジネスに暗雲が立ち込めた。

アルカナ合衆国中の酒店に役所の連中が押し掛けて来て、店に並べてあるワインやブランデーやウィスキーの樽や瓶……シードルとビールも全部捨てられて、ドブ川からアルコールと汚水の強烈な臭いが街に立ち込める。

当時を生きたお年寄りなら懐かしい光景だろう。

ミケーレの父親も例外では無く、8店舗構えてた店がひとつ減り……またひとつ潰れて生活は苦しくなった。

それで、父親は密造酒と"ぐもり酒場"の経営に手を出したのだ。最初は良かったみたいだがあっさり当局にバレて、今度はマフィアから借金をした。……これがミケーレの人生を狂わせていった。

返済が滞り、借金に借金を重ね、ついに破産してしまった。

しかし、マフィアに金を借りたのだ。金を返せないは通用しない。

バタン!!

『マルコ・ジュノヴェーゼ!!……金はどうなった??』

家のドアを乱暴に開け、推し入ってきたのは父親マルコが金を借りたマフィアの借金取りだ。

ダークグレーのスーツに派手な柄シャツ。イカにもタコにも裏家業。恰幅の良い魔物娘オークだった。

身をこわばわせるミケーレと母親。

『あの、すみません……子供がいますので、そう言う話は……。』

『子供?……あぁ……。ふーん……こりゃ、上玉だ。』

借金取りは舐め回すようにミケーレを値踏みした。

『あの……子供には……』

バン!!

父親の頼りない返事にイラついたのか、借金取りは玄関近くのキャビネットを蹴り付けた。

『ひぃ!』

『関係ねぇだろ?……借りたものはキッチリ返さないと、お天道さんに顔向け出来ねぇわな?アンタも商売人なら信用……って言葉……分かるか?知ってるよな?』

『は、はい……。』

『で?……金はあるんだろうな?』

『あの……その……もう少し待ってもらえませんか?』

バコン!

と、借金取りはまた思いっきりキャビネットを蹴り付けた。

『ふざけんじゃねー!!いったいどれだけ待たせりゃ気がすむんだ?あぁん??……ちっ……仕方ねえ……』

借金取りはズカズカとミケーレの前に来ると、腕を引っ張り上げた。

『ふぅん……おぼこい顔してるじゃないかぁ。お前さんならベガシのハイ・キャバレーか高級男娼で相当稼げるぜ?』

*男娼館とは、1人もしくは複数の独り身の魔物娘が男娼を生涯買い取ることのできる施設。童貞、ショタは高値が付く。つまり平たく言えば旦那様販売所。

『……その子で、借金のカタになりますか?』

幼いミケーレに父親から
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