魔界銀の貞操帯 レッサーサキュバス

黒衣の聖者 外伝


魔界銀の貞操帯



警告




拷問ショーの始まりです。作者は病気です。魔界アイテムや魔界銀を使い、やりたい放題好き勝手絶頂を極めています。ファッ●ン作者の有害物質が垂れ流がされ、精神汚染の危険があります。



それでもOKと言う心が海のように広い紳士淑女の皆様のみお進み下さいませ。

















『お集まりの皆様!お待たせしました!本日のメインイベント!!現れるのは、もはや説明不要のこの男!!冷酷無慈悲の邪悪を極めしカタリナ国が誇る国家拷問官……かの高名なる"黒衣の聖者"ベンジャミン・シュバルツ・リヒター!!』

パパーン、パパパパパ、パッパパッパパッパパッパパーーン♪♪♪

トランペットの音がけたたましく鳴り響き、投げ入れられる色とりどりの花の中、私は妻であり従僕でもあるダフネに手を引かれカタリナ国 国立闘技場に入場した。

見物席にひしめく拷問ショーを見に来た悪趣味な暇人共は見世物小屋の猿のようにはしゃいでいる。この国の奴らはどこまでも享楽と快楽に忠実らしい。毎度思うが、他にやりたい事は無いのか?

カタリナ国、国母であらせられるカタリナ殿下は本日も足を運んで下さったようだ。……政り事の頭がこれで良いのか?

『さて、本日の犠牲者は北の海に浮かぶ中立国、ブルタニア連合王国の女将軍……レナ・ペンドルトン将軍!!彼女はブルタニア女王より命を受け、ランドル・ファラン王国へと侵略を開始!!騎行作戦により数々の街や村々を焼いた正に鬼畜の権化!!黒衣の聖者の裁きを受けよ!!!』

侵略者に屈辱を!!

断罪を!!

鎖につながれて出て来た敵国の女将軍に対して品性を疑うような野次が次々に投げかけられた。投げかけられたのは野次だけではない。ゴミや腐った卵、中には汚物まで投げ込む始末だ。

やれやれ……南の大陸のクソ蛮族の方がまだお上品だ。

『ふふふ……旦那様、今日も良い拷問日和でございますね?』

ダフネが心底面白そうにそう言った。

さて諸君らはなぜ、人魔中立国の女将軍がこんな所にいると思う?

西方主神教と主神教福音主義派の対立が発端となるオランジェ独立戦争がようやく治まりかけたと思いきや、オランジュ公国独立に触発された福音主義派が西の大陸東部のベルメン王国にて反乱を起こすと、反乱鎮圧を口実に疲弊した西の大陸諸国に対して人魔中立諸国が領土拡大に出張って来た。

徐々に権力が衰えつつある西方主神教会の影響で、西の大陸は列強や新興国を中心に中立国化が急速に進んでいる。

人魔中立国は基本的に人間が治め、主神教のいずれかの派閥を国教としつつも、魔物の存在を許している。

あらゆる立場の人間や魔物の権利を尊重しようと試みる新興国

単に魔物側とも反魔物側ともどっち付かずの日和見主義の保守派又は共和派の小国

そして国益の為に魔物国とも反魔物国とも手を組む列強国に大別される。

前者である新興国の代表例がオランジュ公国であり、中者は小国や国と言うよりも諸侯の領地に多く見られ、後者の代表例が西の大陸列強、古くからの中立国であるランドル・ファラン王国やツェーリ永久中立国、そして王位継承問題を解決する為、福音主義派を取り込み、新たに主神教ブリトニア国教会北を立ち上げ人魔中立国となった北の海のブルタニア連合王国だ。

列強は衰退しつつある西方主神教会に見切りを付け、中立国とする事で魔王軍との戦争という脅威を排除しようと考えている。

そのような世界情勢を背景に、北の海の列強、ブルタニア連合王国は海峡を渡り、現在西の大陸諸国に対し侵略戦争を開始した。

西の大陸はまたしても長い戦火に見舞われる事だろう。おそらく20年……いや、もっと長くなる。

先の宗教戦争においてイスパール主神教国側に付いたランドル・ファラン王国が今度は戦争捕虜引き渡しを餌に魔物国と手を組みブルタニア連合王国を迎え打つ事を考えた。

魔物国はカタリナ殿下の妹君が治めるカルミナ国と死者の国諸国が先の戦争の後処理に力を注いでいる。ブルタニア連合王国はそこに茶々を入れて来た。

カタリナ殿下はファランとの一時的な共闘を承諾し、その戦いでカタリナとファランの連合軍はブルタニア王国軍を指揮した将軍の内の1人と指揮下の大隊を捕らえる事に成功した。

それが、あそこで鎖につながれているレナ・ペンドルトン将軍だ。

歳の頃は20代後半から30代前半か。赤毛の長髪に釣り上がった鋭い緑目、鷲鼻に白い肌。典型的なブルタニア人だ。ボロ布を纏ってはいるが目の力は衰えていないように見える。

女将軍は警備兵に連れられ、闘技場に儲けられた舞
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