誓いの儀式、と言えばすることは一つしかない。とうとう身も心も結ばれるんだ……。俺の思いは張り裂けそうだった。愛する人の艶めかしい姿態をぎゅっと抱きしめ、温かさと柔らかさを堪能する。有妃も嬉しそうに全身をぐるぐる巻きにして蛇体の締め付けを強める。適度な拘束感と温かさ、大好きな人に包みこまれる至福の時間。いつもの事なのだが本当に心が安らぐ。
これからはずっとこの心地よさの中に浸っていられる…。感極まってそのままじっとしていると、ふいに口づけされた。淫らな眼差しの有妃は悪戯っぽく笑う。
「こうしてとろんとしている佑人さんを見ているのも素敵ですけれど、今日は、ね……。」
「有妃ちゃん…。」
俺たちは知らぬ間に唇をしっかりと重ねあっていた。そして有妃の細く長い舌が先が口の中に侵入してくる。誘うかのようにちろちろと歯茎を刺激してくるのに耐えきれず舌を迎え入れた。
これでようやく有妃の舌を吸える…。感動して存分に味わおうと思う間もなく俺の舌は有妃に絡め取られた。そして丹念に、ねちっこくと舌を吸われつづける。少しざらざらした舌と柔らかい唇のもたらす快感は刺激的だった。
負けじと俺も有妃の舌を夢中になって吸い続ける。先ほどの様な優しいキスでは無く、恋人同士の情熱的で愛情深い口づけ。何度か行った風俗では決して味わう事は出来なかった。舌だけでは無く唇も存分に舐められ吸われ続け、俺もお返しとばかりに有妃にされた以上にしつこく唇を貪り続けた。
一体どれほどの間口づけを交わし続けていたのだろう。いや、これはもう口づけなんて言うものではなかった。互いの欲望と思いを舌と唇でぶつけ合う性の交わりだった。俺はほんのりと甘い魔物の舌を貪る事に没頭し、ひたすら舐め、吸い、そして絡め続けた。有妃もそんな発情した姿を見て嬉しそうに目を細めると、大量の唾液を口中に注ぎこんだ。
思わぬ愛の施しに驚くも、俺の頭を抱えて唾液を注ぎ込み続ける有妃からは逃れられず、ただひたすら飲み込むしかなかった。でも…。やっぱり甘い…。そして、おいしい…。こんな俺ってやっぱり変態だな…。と、そんな事を思う間もなく体がどんどん火照ってくる。そして下半身の切なさと疼きが止まらなくなってきてしまった。
そうだった。魔物の唾液は強力な媚薬みたいな効果もあるのだった。知らぬ間にそれを大量に摂取してしまったのだ…。
もうだめだ。これ以上はもう…。俺は体を襲う欲望の昂りに耐えきれずに有妃を見つめてはっとする。確かに優しく笑ってくれていた。でも…どろりとした欲望を滾らせるかの様な濁った深紅の瞳だ。そこには貪欲なまでの捕食への意思を感じられる。そうだ。これから俺は食べられるのだ…。有妃の『もの』になるんだ…。改めてその事を実感する。
すると有妃は俺に絡みつけていた蛇体をするすると解いた。えっ…。まさか。ここまで来てまだ焦らそうとするの…。そんな不安が顔に出てしまったのだろう、有妃はなだめる様に語りかける。
「ふふっ…。そんな顔しないで下さいよ…。服を脱がないとこれ以上出来ないじゃないですか〜。」
有妃は見せつけるかのように服を脱いでいく。そしてとうとう豊かな胸が露わになった。すごい…とっても綺麗だ。大きさは極端に大きい訳では無いが、きめ細かい真珠色の肌にピンク色の乳首が映えている。その光景に我慢できずにむしゃぶりつきそうになったが、ふと有妃の腰を巻いているスカート状の布に気が付いた。
そこにはとても大きな染みが広がっていた。今もじわじわと拡大している様だ。これって、まさか…。有妃はそんな俺の視線に目ざとく気が付くと、興奮が抑えきれないような妖艶な声で訴えかける。
「佑人さん気が付きましたか…。ご覧のとおりですよぉ。あなたと交尾したくてしたくてもうたまらないんですっ…。こんなぐちょぐちょのどろどろになっちゃいました……。」
有妃は言葉も無くぎらぎらと目を輝かす俺を前に、ゆっくりと布を取って行く。そこには……淫らな花弁が開き、いまも膣口から秘蜜がじくじくと染み出ていた。布を取るとねばねばの白い粘液がだらーっと糸を引く。
凄まじく淫猥な光景に目を奪われ、熟れ過ぎの果実の様な強い匂いが鼻を刺激する。その瞬間心の中で何かが切れた。
「有妃ちゃんっ…!!俺…。俺っ…もうっ…!!」
「いいんですよ!何も我慢する事なんか無いんですっ!私は佑人さん専用のものなんですから……。佑人さんのしたい事を好きなだけしていいんですっ!!」
有妃は獣の様になって荒い息を吐く俺を慰める様に笑ってくれた。全てを受け入れてくれるような優しい笑顔だ。そうだ…。有妃だったら何も気にする事は無いんだ。欲望のままに彼女の腰にむしゃぶりつくと蛇体をまたぐ格好になった。
そして秘裂を口に含み
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