「で、このざまか?」 (`д´*)
「…面目ない。」 (;´・ω・`)
今、午後8時…30分。そうライラと約束した時間を過ぎている。
そう俗に言う遅刻という事だ。夜間の警邏と考え、仮眠したのがまずかった。
昼を過ぎ、2時ごろに寝たのだが、起きると夜7時30分を回っていた。
当然寝ていた俺は着替えてもおらず、慌てて用意して出発した。
しかし、城の正門までは片道30分はかかる。挙句少し道に迷ってしまった俺は間に合わなかった。
結果遅刻した現在、俺はライラに睨まれている。
「さて、遅刻した理由を聞かせてもらおうか?場合によっては許してやろう。」
「……寝坊した。」
ミシッ
うそをついても仕方ないと思い、本当のことを言ったが、どうもミスだったらしい。
ライラの持つ錫杖が軋んだ音を立てる。顔も見てみると青筋が立っている。
「すまない。何かできることするから許してくれないか。」
慌てて言うと、錫杖から出るミシミシという音が止まった。
同時に後ろから何か倒れる音がした。振り返ると路地入口にあるごみ箱が倒れている。
なにやら、その路地からドスン、バタンという音がしているような……。
「……できることをするといったな?」
「……できることならな。」
重ねるように俺が言うと、ふむ、と言いながらライラは何か考え始める。
尻尾を少し振っているから機嫌も少しは良くなったのだろうか。
「…、仕方ない今回だけだ。次遅刻したら……。」
「…したら?」
「お前に呪いをかけて、そこに放置してやる。」
「……よくわかった。二度とやらないと誓おう。」
「ならいい。警邏する地域を教えるぞ。着いて来い。」
そう告げると俺は歩き始めたライラを追いかけるように歩き出した。
また、そんな俺たちの姿を見て、俺たちを追いかけ始めた影が複数あった。
「で、この通りは大通りからも外れていて、よく事件が起きるから注意しろ。」
「ふむふむ。なるほど。」 ((φ(・д・。)フムフム
警邏中、ライラの言葉を聞きながら手にした地図に書き込んでいく。
この時点で通ってきた場所のほとんどにチェックされているのだが、多過ぎだろう…。
「ここの路地もよく男が連れ込まれて、強姦されることがある。ここも注意だ。」
「男が強姦されるってなんか違和感があるが……。」
普通立場は逆だろうに…。そう言いつつもまた地図にチェックをつける。
夜間の警邏とはいえ、魔界は太陽がなく、いつも夜みたいなので昼夜はほとんど変わらない。
そのせいか通りには少なからず人がいて、一緒に居る人と談笑している。
ふとその中から視線を感じて横目で視線のする方を見てみると……。
( ´゚д゚) ジー (・ω| 本|
俺 |つ| 屋|
……あいつは何をしている?
本屋と書かれている看板の影に隠れるようにこちらを見る女性…レミリアがいた。
とは言ってもいつもの鎧ではなく、できるだけ地味な服をしているようだが…。
「どうかしたか?」
「…いや、なんでもない。」
ライラが不思議そうに聞いてくる。
言うほどのことでもないだろうし、レミリアの好きにさせておこう。
そう考えた俺はレミリアを無視して歩き出した。
ふふふ。逃がさんぞ。
私以外にも彼女たちがあらゆる方面から監視しているから見失うことはないだろう。
私はライラたちを見逃さないようにしながらも懐から小さな水晶玉を取り出す。
これは魔術を応用した遠距離通話用の水晶だ。小さい物なら転送もできる優れものだ。
「リリィ、そちらはどうだ?」
『特に変わりないです。』
私が話しかけると水晶からリリィの声が聞こえる。それを確認して、私は報告する。
「対象は中央広場南の路地を南に進んでいる。」
『こちらも確認した。引き続き尾行頼む。』
「わかっている。」
抜け駆けはさせんぞ、ライラ。リズの声を聴きながら私はくくく、と笑い、尾行を続ける。
余談であるが、レミリアはこの都市の騎士団長として有名である。
そんなな彼女がこんなことを本屋の看板に隠れながらしているのを見て、周囲の人が彼女のことを誤解してしまったのは当然であった。
後日、そんな誤解をもとに広まった噂をなくすことに彼女は苦労したそうな……。
「さて、回るべきところはこんなものだな。」
「なかなか広かったな。」
警邏地域をし終えるころにはもう夜12時を回っていた。
その間にレミリアの他にもこっちを見ている2人の女性を俺は見つけた。
一人目はどうやっているのかわからないが、屋根の上からこちらを見ているリリィ。
もう一人はリザだ。レミリアとは別の道から隠れもせず一定の距離を保ってついてきていた。
ライラはなぜ気づかないんだろうか。
「じゃあ今日の仕事はこれで終わりだな「待て!」」
帰ろうとする俺の腕はライ
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