水中で揺られる様は水の機嫌次第で変わるものだ。
強く強く揺さぶられ、思うように身動きがとれない時もあればまるでゆりかごの中にいるように優しく揺さぶってくれる時もある。
さて、つまらない話はここまでとして現在の私の状況を説明しよう。
1、私の愛する嫁が久しぶりに帰ってきた
2、世界中の海を泳ぎ数多の祝福を与えてきた彼女はくたくたで帰宅してすぐに休んでしまった
3、ここが重要だ、なにせ彼女は
現在"下着のみ"で眠っているのだから。
普段であれば帰宅後はふらふらながらも「ただいまもどりましたぁ……」とひと声かけ、私に抱きついてベッドに運ぶことを強要してくるものだが今日は違った。
本当に精根尽き果てた表情でまるでアンデッド系の魔物のようにベッドルームに向かっていったのだ。そして少し待ってからそっと部屋を覗いたところ、ベッドに下着のみで横になる彼女と
ふよふよと揺らいでいる彼女の法衣と帽子が浮かぶ光景が目の前に広がっていた。
ちなみに黒だった。
そしてこの3つから導き出された答え、それは
『前菜と主菜を両方味わおう』、というものであった。
答えが出たなら後は行動あるのみ、と一瞬でズボンを捨て去り彼女の部屋へと潜入する、当然彼女は何も知らず幸せそうに枕を抱いて夢の中だ。
まずは前菜、揺らいでいる法衣と帽子を確保し残り香を堪能しつつ愚息へと手を伸ばす……
待て、せっかく二つを確保出来たのだから擬似的な彼女との性交も可能ではないだろうか。
例えば…彼女の帽子の香りを楽しみつつ法衣内側へ愚息を擦りつければいささかマニアックかもしれないが後ろから髪の香りを嗅ぎつつすべすべの背中に擦り付けているような気分に……
思いついた途端に興奮と快感が先程の倍以上に膨れ上がる。彼女が不在の時も時に失敬した事はあったがてんで比べ物にならない。
前菜を味わいすぎて主菜を疎かにするなどという愚かしいことはできない、残念だがここで止めることとする。
いよいよ主菜へと移る、当の彼女は目の前で私が脱ぎたての法衣でお楽しんでいたというのに特に気付く様子もなく夢の中のようだ。一体どのような夢を見ているというのか気になるところではある。
ともあれ今は彼女の肉体を堪能しよう、まずは真っ先に目に入る豊満な胸……といきたいが残念ながら現在彼女の胸は枕がお楽しみ中である、今度枕になれる薬でも探してみようか。
ちなみに背中から抱きついて致すのはNGである、彼女を強引に起こすような楽しみ方はしてはいけないのだ。
ならば、と彼女が寝息を立てている唇へと愚息を近づける、規則正しい彼女の吐息が先端を優しく刺激するが達するには及ばない。
そして亀頭と唇が接する、彼女の唇は程よい弾力を持っていてぷにぷにとした感触がした。
そのまま口紅を塗るように愚息を動かしてい
こうとした途端彼女の唇に亀頭部がが挟まれてしまった。
そのまま唇同士をすり合わせるような動きで刺激されつい呻き声を上げそうになるのを我慢する。
予想外の事態に困惑しつつもこの快感を味わいたくなり、しばらく彼女の頭を撫でつつ身を任せる事にした。
頭を撫でられたのが嬉しいのか「んっ♪」と声にならない音を漏らし心地よさそうな表情を浮かべ先端を舌で刺激し始めた。
実はもう起きているのではないだろうかと疑いつつも責めが本格的になってきたのでシックスナインの体勢に替え、彼女の秘部を弄ることにした。
どんな夢を見ていたのかわからないが彼女の秘部は既に若干湿り気を帯びていた、構わずそのまま指と舌で堪能し始める。
しばらくお互いに性器を刺激し続け、ついに我慢の限界が訪れた。彼女の方も微かな喘ぎ声が聞こえてきたのでそろそろなのだろう、一気に責め立てる事にした。
「〜〜〜っ!」絶頂を迎えた彼女の唇がぎゅっと結ばれ、急に締め付けられた愚息も限界を迎え引き抜く間もなく彼女の口内に一気に我慢した分を吐き出した。
溶岩のようなどろっとした塊が放出されたような感覚の中、彼女の喉がそれを飲み込む音が聞こえる。
「…もう、ただいまを言わずに寝ちゃったのはいけませんでしたが…溜まっていたなら起こしてくれてもよかったんですよぉ……?」
うっすらとまぶたを開けて彼女が寝息と半々といった調子で彼女が私の方を向く。怒っているわけでは無さそうだ。
「ほら、気持よく一緒に寝ましょう……?」言いつつ枕を手離し私に向かって両手を広げる、どうやら次の枕役は私のようだ。
もちろん拒否する理由もない、彼女の胸に抱かれるような形になる、そしてぎゅっとなかなか強めの力で抱きしめられる。
このまま眠ることになるのだろうと考えていたところ、片手が離れ下腹部を撫で始める。
「ほら、ここも一緒にぎゅーってしましょう、ね?」
愚息に触
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