それから一ヶ月(愛情・友情)

召喚されてから一ヶ月程経過した。
その間毎日酒池肉林とでも言うべき乱れた毎日を送っていた。

俺の性欲はまるで獣のように変貌し、超がつくほどの絶倫な精力を会得した。
睾丸の中から精力が溢れるほどに製造されるらしく、すさまじい性欲が俺を支配してくる。
奥からふつふつと恐ろしい劣情が湧いてくるが、彼女達はそれを受け入れてくれている。
いや、むしろ情欲で爛れた生活を心から望んでいたのは俺より彼女達だったと言うべきか。
好色な目で俺を見つめる彼女達は、俺から情欲の目で見られる事も歓迎してくれている。
俺の一物には強烈な魅力の魔力が宿っているらしく、いくらでもセックスしたくなるのだとか。

元より俺の役目は全員の夫として彼女達の相手をすること。
そんな彼女達の夫になれた事を嬉しく思い、俺は遠慮なく溢れ出る性欲を彼女達に向けた。
欲望が溢れ出る俺とその欲望を強請る彼女達。
歯止めなど効かなかった。


*  *  *


彼女達の中で明確に俺に愛情を注いでくれているのはシルヴィアとセティの二人だった。
皆を蔑ろにしているわけではないのだが、この二人とセックスしている回数はダントツで多い。
なにせこの二人にしてみれば俺と顔を合わせる度にセックスをしたい程俺の事が好きらしい。
この二人の愛情は皆も理解しているようでこの二人を優先させてくれている。
だから俺はこの二人と取る時間の殆どをセックスしながら愛情を注ぐ事に費やしている。



シルヴィアは会う度に"遠く離れ離れになった恋人と再び出会えた"かのように駆け寄ってくる。
俺の側を離れている時間がとても寂しくて切なくて心細くて辛抱出来ないらしい。
なんというか、圧倒的ヒロイン力というべきか。毎回そのまま抱きしめてあげることが多い。
そのまま即ベッドに運ばれてやる気満々という淫らな表情をしたシルヴィアに襲われます。
淫蕩に崩れた顔からそのまま互いの性欲のままにケダモノセックスを延々繰り広げる。
彼女達を比較する事はあまりしたくないのだが10人の中で一番激しいのはシルヴィアだ。
上でも下でもガンガン腰を動かして俺の逸物を何度でも何度でも絞りとってくる。
俺とのセックス中にあげる喘ぎ声は優しげな顔からは想像も出来ないほど大きくて野太い。
エルフのプライドとかかなぐり捨てている程の獣の交尾とでも言うべき繁殖活動。
それをシルヴィアは毎回毎回俺に求めて、そして俺はそれに応え続ける。
あまり体力が無いシルヴィアが気絶するくらいまでだいたいセックスは続いてしまう程だった。

辛抱できなくなる最短の時間は30分だった。ケダモノのようなセックスをした後の30分後です。
長としての役割を担っている以上、俺と一緒に居続ける事は流石に出来ないはずなんだが……
だけど、間違いなくシルヴィアは職権乱用して俺と一緒に居るような気がする。
この一ヶ月で10回くらいシンティさんに「めっ」されて俺から引き離された。
俺も「めっ」されたい気もする!だけど悲壮な顔して引き離されるシルヴィアにそれは言えない。



セティは喋らないが何度も押し倒されてその飽満な身体でタップリと感情を伝えてくれる。
その身体から伝わる感情は、溢れるほどの愛情と、子を孕みたいという性欲と、嫉妬心だ。
俺が別の女性を抱いている事を想像するだけで嫉妬して胸が苦しくなって会いたくなるらしい。
だから俺を押し倒して騎乗位でねっとりと陰湿に絞り尽くすのがセティの方針らしい。
俺の上に跨って肌を重ねあわせて唇を合わせて舌を絡めながら何度も何度も淫らに腰を振る。
その目は俺の事しか映っておらずセティとセックスを始めればひたすらに貪り食われる事になる。
逆レイプとでも呼べる嫉妬心混じりの交尾は夜を徹して朝になるまで開放されることは無い。
ただ、朝になったら正気に戻るらしくごめんなさいとでも言うかのような表情をして開放される。
セティの嫉妬は溜まりやすいが開放もされやすいようだ。
朝には優しい微笑みを拝むことが出来る。

たまに皆との情事を扉の奥から凝視してたりして、負のオーラが俺に向けられてくる事がある。
セティの嫉妬ケージは超溜まりやすいのは間違いないらしい。


*  *  *


レティとレイナの距離感は妻というには少し遠い。だけど心地の良い関係だ。
こんなセックス漬けの毎日を送っていて失礼な表現なんだけど、友達に近い感覚なのだ。
この二人に関しては互いにその距離感が気に入っているのでそんな付き合いを続けている。
セックスフレンドっていうと台無しに聞こえるけどさ。



レティのセックスはなんというかスポーツやゲームに近い感覚らしい。
快感を得るためと子供を得るためと汗をかくためと食事、と本人は表現している
なにせ言動も行為も軽く、前戯もあまりせずに俺に跨が
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