我慢できない娘が学校へ行こうと頑張ってみた



肉欲に爛れた生活が百日目くらいに到達した。


制服姿のまま私は覚醒していない彼の上に跨がり、そそり勃っているものを受け入れている。
このままだとまた学校に行くことが出来ない。と思いつつ性欲のまま腰を振り続ける。
学校に行きたくないわけではない。
ただ制服に着替えた後、朝彼を起こしに行くと急激に性欲が膨れ上がるだけなのだ。
すやすや寝ている彼を見ると、一回くらいはいいかな、と私の頭と身体は判断してしまう。
そして、もう一回もう一回と、ずるずると続けてしまう。

ちょっと我慢が出来ないだけなのだ。

ただそのちょっとの積み重ねの結果が一日をセックス漬けにしてしまうだけなのだ。
下半身で物事を考える男性の性欲、というものが分かるかもしれない。
ヤリたいからヤる。それ以上の事は余り考えない。
淫蕩な思考になってしまっているが、自己嫌悪は余り無い。
このような刹那的な快楽を私は彼に一生求め続けるだろう。
彼が私に繋がっていないと満足できない身体になってしまった。
いや、満足というのであれば繋がっているだけでは満足できない。
私は貪欲なまでに彼からの愛情を求め続けている。
繋がっているその時に安心を感じて、動いて擦り合う時に互いの存在を感じて。
そして射精をされる事により愛情が注がれている事を感じ取れる。
でも、いくら注がれても、足りないのだ。ずっと空腹なのだ。
激しい交尾を繰り返し、一日中繋がりながら時を過ごし、子宮をいくら満たされても。

足りない。

淡々としている自分の性格とは裏腹に強烈に主張する子宮が足りないと訴え続けている。
そこまで愛情に飢えるような人生だったかと言われたら、そこまででもないはずなのだが。
常に彼は隣に居てくれたし、家庭環境は良いとも悪いとも言えないくらいの距離感だ。
しかし子宮は愛情を求め続け、そして私の中の魔物が彼を貪り喰い続けている。
このままではいけない。とやっと思えた瞬間に彼から愛情を子宮が受け止める。
頭が真っ白になり至上の幸福感に支配された身体はふわふわと浮いて彼と一つになっている。
ああ、駄目になる。ダメになっていく。
彼さえいれば問題ない身体になっている事は知っているし、もうそれ以外に興味を持てない。
ああでも、彼を縛りたいわけではないのだ。こんな長い間彼を縛ってしまった。
ここに関しては自己嫌悪に陥る。
彼の未来を潰してしまったかもしれない。
何かやりたいこととかあったのかな。私が邪魔しちゃったんじゃないだろうか、と何時も思う。
彼はそこまで大層な夢はないよ、と否定はする、
けれど私が魔物でなければ、開ける未来はあったのではないかと、どうしても思ってしまう。

だから、そろそろ私は性欲に勝たなければならない。

まだ起きてない――この状況で起きてない彼は大物だと思う――彼から頑張って離れる。
既に二回も注ぎ込んでもらった子宮は強固に主張はしないが、引きぬくことに抵抗感がある。
ちゅるん、と彼の逸物を膣内から引き抜く。ぞくぞくぞくと背骨から全身に快楽が走る。
とろとろと私の割れ目から溢れ出る精液は本当にもったいなく思える。
私の愛液と彼の精液で光る彼の逸物を見て、涎が溢れ出る。
そのまま口に含んでお掃除してあげたい欲求に支配されかけるが、私は自分の性欲に打ち勝つ。
この性欲に勝てなければ私の今の努力も気持ちも無駄になる。ああでも手で擦るくらいは……
だめだめ、必死の思いで彼の逸物に目をそむけ彼を起こそうとする。

……彼の寝顔を見ると本当にむらむらする。

何も考えずもう一回くらい襲ってもいいんじゃないか、という説が頭のなかに常に鎮座している。
もう一日くらいいいじゃないか、と気がつけば淫魔の尻尾が彼の足に絡みついていて離れない。
あと一週間くらい交尾続けようとサキュバスの羽がぱたぱたと主張する。
百日も彼を束縛しておいて今更何を言うんだとお腹の奥が私を嗤う。
このまま一生彼と愛しあい続ける理想の生活を送り続けよう、と鏡に映る角の生えた淫魔が言う。

でも、私は彼に自由で居てもらいたいのだ。
私以外のことでやりたいことがあるのであれば、それを追い続けて欲しいという気持ちもあるのだ。
それが小さなことであれ大きなことであれ、私が邪魔をしているのが許せないのだ。
彼の邪魔をせず、彼を心の拠り所でいたい。そんな私のただの我侭なのだ。
だから、その足がかりになるであろう、学校くらいはもう一度通わなきゃいけないと思う。
魔物は増えてるし、3ヶ月くらいの遅れは最近だとありえないことじゃないから大丈夫だと思う。
元々そういう学校だしね。

あ、彼女的な意味で自由は君にはない。それは常に私だけ。意義は認めない。
ハーレムとか絶対許さない。心中してやる。多分出来ないけど。

やっと性欲に打ち勝った私は彼
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