act19・うろこ日和〜ごごのじゅぎょう〜

(画面の前のお友達も一緒に歌ってみよう)
『セラエノ魔乳 チョウキョーニュー』


5(ふぁいぶ)…

4(ふぉー)…

3(すりー)…

2(つー)…

1(わん)…

0(ぜろ)…

白いスイカを知っているか?
やわいスイカを知っているか?
戦え、今がその時だ
揺れる胸に理性が焼き切れる

爆乳!ぷるるん♪ナンバーワン!
ホルスタウロス、ナンバーワン!
爆乳!ぷるるん♪ナンバーワン!
ホルスタウロス、ナンバーワン!

バッチコーイ
バッチコーイ
セラエノ魔乳チョウキョーキュー






「は〜い、なぜなにアスク先生の時間ですよ〜♪」
保健体育の時間。
授業の終わり15分前になると、ホルスタウロスのアスクは子供番組に出てくるお姉さんのような格好に着替えて、『機動戦艦ナデ○コ』のアレをパクったコーナーを始めるのである。
「おねぃすわぁーん、今日のテーマぅわ何なのじゃー?」
某教育テレビのキャラクター『にゃんちゅ○』のコスプレをしたバフォメットのイチゴが、アスクのアシスタントを担当している。
お昼休みにたっぷりとお説教を喰らったせいなのか、心なしか衰弱しているが問題はない。
「おねぃすわぁん、前回も楽しい実験じゃったけど、今回は何をするのじゃ?」
ちなみに前回の実験とは、『ノンケが堕ちるまでどれくらい?』という恐ろしい実験。
他にも『カラーコーンを少年にどこまで捻じ込めるのか?』とか、『寸止めプレイを続けると童貞少年って本当に気が狂っちゃうの?』などという基本的に鬼畜な実験しかしていないのだが、アスクのほえ〜んとした呑気オーラとイチゴのある意味で女と自分を捨てたキャラ作りのおかげで、鬼畜実験であることを誰もが忘れており、このコーナーは生徒たちに絶大な人気を博している。
悪(あく)イぜ、こいつら。
「今日の実験は、ホルスタウロスのお乳を薄めずに原液で飲んだらどうなるの〜?です。」
「……ワシ、飲みたくない。」
「私もイチゴちゃんのこと、好みじゃないから飲ませたくないよ〜?最近、町でホルスタウロス印の『疲れをぶっ飛ばす神のドリンク』がよく売れているんだけど、実はアレって、ホルスタウロスから絞ったミルクを薄めて、さらに薄めて、豪雷人参エキスやスッポンの性的なエキスを混ぜて売られているんだよ〜。でも、世の中これだけホルスタウロスがいるのに、直接オッパイに吸い付いて愛飲する人って意外に少ないじゃない?だから、ここでどうなるのか実験してみようと思うの〜♪」
ホルスタウロスのミルクは滋養強壮に良いとされる。
わかりやすい例を挙げると、ロウガやサクラのように魔物娘に絞られる立場にある男は必ずと言って良い程、ホルスタウロスのミルクにはお世話になるのである。
だが、もしも精力的にも問題なく、健康な人間にホルスタウロスのミルクを原液で飲ませたらどうなるのか。
それは案外、知られていなかったりする。
「という訳で、カモ〜ン!今日の実験どうぶtじゃなくて、いけにじゃなくて、協力してくれる生徒く〜ん!お姉さんのオッパイがタダで吸えちゃうなんて幸運な男の子は、セラエノ学園初等科2組、出席番号13番ですよ〜♪」
「焼きたてホカホカのパンの店がご実家!普段からアスクの妹、アモンに片思い中で、あやつのオッパイに視線は釘付け!揉みたい、吸いたい、危険地帯!とっても早熟なネロ君11歳じゃー!11歳と言えば、娼館の旦那も襲われた歳。ここで男を魅せて、第二のジャックに成り得るのぁー!?」
クラス中から歓声が上がる。
誇らしげにアスクたちの下へと歩む少年の背中を羨望と嫉妬の声が後押しする。
ちなみに女子からは、
「さいてー!!」
「結局男って胸しか見てないのよ!」
「死ね、男子!」
「アモン、近寄っちゃ駄目!近寄られただけで妊娠しちゃうよ!!」
という非難の声が少年の背中に突き刺さる。
そしてネロ少年の思い人であるアモンの方は、
「私のこと、そんな目で見ていたんだ…。超軽蔑ぅ…。」
と、ホルスタウロスには珍しい汚いものを見るかのような軽蔑の眼差しをしていた。
少年は夢を得た。
夢を、誰もが夢見て届かなかった理想郷へと辿り着いた。
しかし、愛は失われたのである。
少年は一つ学んだ。
何かを得ようと思えば、大きな代償が必要なのだと。
この物語ってガーベラが主人公じゃなかった?とお思いの方々。
ガーベラはと言うと…。
「……………………………………じゅる……ぐぅ♪」
涎垂らして爆睡していましたとさ。
夢の中で美化120%されたウェールズ=ドライグと、都合良く成長してナイスバディになったガーベラが、お花畑や遊園地でデートしていましたとさ。
ちなみに起こすと、金色の戦士、超リザードマンに変身して、寝惚けたまま報復行動に移るので起こさないことを、作者としては推奨する。


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