CM・悪逆………

ぷしゅー……

『せらえの〜、せらえの〜。お降りの方はお忘れ物のないように……』

………

……



ガタン……、ガタタン、ガタタン、ガタタン…


「ここが学園都市セラエノか。」
学園都市セラエノの駅のホームに一人の少年が降り立った。
背中に彼のシンボルとも言える紋章の刺繍が入った学ランを纏った少年は、ズタ袋を一つだけ肩にかけ、楽しそうに駅名の入った看板を見上げていた。
白い髪に赤い瞳の少年の名は、ハインケル=ゼファー。
少し問題を起こしすぎて彼が通っていた魔界高校にいられなくなり、彼は知り合いの伝手を頼って、この学園都市セラエノにある私立セラエノ学園に転校してきたのだった。
「……しっかし、かったりぃな…。」
彼の保護者で魔界高校女校長、魔王(匿名希望)が彼の将来を思いやって、彼女の魂の兄弟(ソウルブラザー)であるセラエノ学園学園長に、彼女はハインケルを託したのであった。
ただし転校手続きは自分でやれという無責任さ。
「とりあえず学園ってのがどこにあるのかわかんねぇし…、誰かに道でも聞きながらのんびり歩くとするかな。」
ハインケルが駅の改札へ向かおうとすると、目の前から柄の悪そうな男たちの集団がガムをクッチャクッチャと頭の悪そうな音をさせながら歩いてくる。
その足取りは明らかにハインケルに目を付け、狩ろうとしていた。
「何だ、お前ら?」
「わりいけどよ、おれらでんしゃちんなくしちまったんだよね?」
見た目以上に会話も頭が悪かった。
ハッキリ言ってわかりやすすぎるカツアゲである。
「だからさ、とりあえずありがね、ぜんぶかしてくんない?えいえんに。」
男たちがハインケルを囲む。
逃がさないという意思表示に、彼は不敵に笑った。
「まったく…、喧嘩がしたいんだったらそう言えよ。」
「あ?おまえ、ばか?このにんずうあいてにかてんのかよ。」
「仕方ねぇな。お前らみたいな馬鹿でもわかりやすく教えてやるよ。まず、カツアゲしたけりゃ相手をよく見ることだな。金持ってそうなやつかどうかの目ぐらい養った方が良いぜ。次に喧嘩は人数じゃねえ。喧嘩に勝つ負けるってのはな、どっちがより熱いハートを持ってるか持ってないかってことなんだぜ!」

ブォンッ

「しゃげーーーー!?」
「し、しげちゃん!!」
ハインケルの鉄拳が男の頬を捉え、しげちゃんと呼ばれた男は錐揉み回転で跳んでいき、駅のホームに何度も叩き付けられた。
「な、なんてあついこぶしなんだ…!?」
「おい、教えてやるよ。いきなり他人を囲んで、脅しておいて無事に帰れるなんて思っちゃいけねえな。ましてや人数頼みでいきなり喧嘩売って来るなんて漢のやることじゃねえ!漢のルール、俺が足腰立たなくなるまで教えてやるから覚悟しやがれ!!」

これは学園都市に起こる嵐、
そして後に伝説を作る漢の熱き物語である。






悪逆番長 勇者の掟【ルール】








秘密結社サクリスト地獄将軍バフォメットを中心とした科学班、チームふんどしソフトが放つ超大作喧嘩アクションゲームがついにプレイスポット3に登場!
全編本人たちによるアフレコ、
プレイスポット3の限界に挑戦したハンパなく手抜きなしのフルCG!
キャラクター原画にバフォtheストロベリーを起用。
メ○チビームや啖呵バ○ルなど、どこかで見たようなシステムを駆使し、
漢の絆を拳で紡ぎ、
学園都市セラエノや周辺地域に点在する勢力を君の手でまとめ上げろ!


主人公がハンパねえ!!!

主人公は魔界で人気のハインケル=ゼファー!
悪の文字を背負って、歪んだ正義をぶちのめせ!!
もちろん、キャラクターボイスはハインケル本人が担当。
ハインケルファンは見逃すな!
普通の学園生活を送って、卒業を待つも良し。
熱い戦いに身を投じ、学園の番長に留まるも良し。
周辺地域をまとめ上げ、歪んだ正義を打ち砕く伝説の悪逆勇者になるのも君次第!!



スケールがハンパねえ!!!

プレイスポット3の性能を限界まで引き出そうと開発班が頑張った結果、
これまでにない広大なバトルステージと
雑魚キャラにまで一人一人ボイスが付いちまった!!
広大なマップは学園都市に限らず、
近隣の砂漠に存在するオアシス都市、
何と聖ヴァルハリア学園、国立ルオゥム学院の組織まで参戦!
ダウンロード特典を使えば、そのマップの広さはまさに無限大!!
君だけの足跡を、
辺境地域に叩き込め!!!
それでも戦いに疲れることがある。
だって……、人間だもの…。
そんな時は居酒屋フラン軒でメシを食え!!
他にも各地に店を構える実在の企業がハインケルをサポートしてくれるぞ!


熱いバトルがハンパねえ!!!

漢の喧嘩の基本は、まずは目線から!
相手の熱視線を逸らすことなく全力で受け止めて、
漢の思いに、君の拳と魂で応
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