「どうしたの神父様?今更怖くなっちゃった?」
夜の礼拝堂。ステンドグラス越しの月明かり。照らされる裸の女。女は赤い絨毯に直に寝そべり、股を開いて誘惑していた。
「ほらぁ♪一晩好きにさせてあげるって言ったでしょ?」
挑発する女は人間ではない。たっぷりとした紫の髪、漆黒の角、皮の翼、尾。白目まで黒い。大きな瞳は鮮血の様に真っ赤で、肌は青い。けれど妖艶だった。女は上級魔族、デーモンだった。
「契約しなくてもいいのよ?一晩だけの間違いでも」
レスカティエで最も警戒すべき魔族だ。あらゆる快楽で堕落に導く最も危険な魔族。アリシアと名乗ったデーモンは、自分に永遠に服従するなら永遠の快楽を約束すると持ちかけた。俺は渋った。レスカティエ教会の神父だったからだ。しかし彼女は一晩だけ好きにさせてあげるから、それから決めなさいと譲歩してきたのだった。
目の前のスリムでグラマラスな女魔族に、俺の生殖器はすでに臨戦態勢だった。聖職者といえど、色欲には逆らえない。
「神よ…許したまえ」
俺は懺悔しつつ、服を脱いだ。いそいそとコンドームを装着する。
「あら神父様、コンドームなんて持ってるの?どこで使う気だったのかしら?」
「男のマナーだ。使った事は無いが、持っているにこした事は無いだろう」
「あら、童貞?嬉しい」
「神父なのでね…!」
事もあろうに礼拝堂で退廃的な美女と正常位で一つになった。
ぷちっ…ずぶずぶずぶ…!
「んっ…」
薄いひだを無理矢理押し広げた様な感触がゴム越しに伝わる。同時に、強気で妖艶だったデーモンが弱々しく声を漏らした。結合部から漏れだす愛液には薄っすらと血がにじむ。
「ぅッ…処女…だったのか?」
「っ私が…初めてで…悪い?」
デーモンは不満そう。レスカティエ教会では魔族の女は誰にでも股を開く淫乱だと教わった。これほど美しい魔族なら男性経験豊富かと思ったが、そうでもないらしい。
「悪くないよ。ッッ、神よっ、魔族に、ッ惑わされる俺を、…許したまえ…」
礼拝堂で性欲に惑わされ、魔族と一つになってしまった。退廃的な美女は、俺をにやりと笑う。むっちりした太ももで俺をがっちりとホールドし、ぐりぐり腰をうねらせた。
「ほらっ、ほらっ、どう…かしら…♪情けなくっ…はぁ…果てちゃいなさい」
「うお…!締まる…!初めてで…無茶しないでっ」
余裕ぶって意地悪に笑っているが、汗ばんで乱れた吐息が隠せていない。俺はゆったりと腰を振り、背中に手をまわしてなるべく優しく彼女を抱いた。
「辛かったら言ってくれ…」
「んっ…んぁ…ひ…生意気っ、ぁっ…人間の分際でっ、私を気遣うの…?」
アリシアはどんどん太ももと膣内(なか)をきつく締め上げ、細腕で抱き寄せてくる。密着する男女の身体。
「おぁ!お前っ!くぁ!」
胸板に押しつぶされ、はみでる豊かなおっぱい。俺達の肉体の間でたゆんたゆんと揺れるおっぱい。肌の張りと柔らかさで両立された魔性の肉の果実。先端にはコリコリした感触。時に優しく受け止め、時に激しく押し返す危険な弾力。きめの細かい肌と相まって、張り付いてくる様だ。
「何ておっぱいだッ、何カップ有るんだよ!」
「ぁん!最後にぃ…測った時は、ぁん!Iカップだったけど…最近は服がかなり痛いから…!ひゃぁん!サイズ上がってるかもね…っ」
ひょっとするとJカップ以上あるのか。よく垂れないで綺麗な丸みを維持できると感心してしまう。豊かでありながら丸くてきれいな形。正に魔乳だ。熱を帯びてきたアリシアにキスしようと唇を近付ける。
「だ…だめっ、キスはっ、あん!契約の証なの…ひっ」
身体は許すのに唇は許さないのか。デーモンの価値観は分らない。でも女性の嫌がる事はしちゃいけない。切羽詰まった喘ぎ声は、感じてくれているのか、痛いだけなのか。
「辛かったら言ってッ!言ってくれないとっ、……気持ち好過ぎて腰がッ」
「うふふ…必死に腰振る姿…っやぁん!可愛いわよぉ…あんっ…」
彼女は乗ってきたらしい。退廃的な美貌は危険な笑顔で彩られ、余裕も見せる様になった。
初めてだったが、上手く出来た様で良かった。
「アリシア…!綺麗だよ」
「ッ!?」
一瞬驚き可愛らしい少女の照れ笑いを垣間見せるも、すぐに前髪で目線を隠して顔を背けてしまった。だが嬉しかったのか、コンドーム越しにキュウキュウに締め付け、淫肉を絡ませてくる。同時に腰を器用にうねらせ、俺を絶頂に誘う。
膣内の壁から天井をグリグリ押し付けられ、限界が近付く。
「…!もう!すまない!」
あまりの気持ち好さに無遠慮に腰を振る。今までの彼女を気遣う動きではなく、射精に向かう腰つき。
「…♪…っ♪…ッ♪…ッ♪♪」
アリシアの背けた口元は、満足気に笑っていた。危険なまでに美しい唇が緩んでいた。
その妖艶な姿に中てられ、彼女の一番奥を目指して、絶頂した。
彼女の
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