第七章 別れ

ある日の事。
「あ、アレックスさん?サラさん?うち、少し遠出しますぅ」
受け入れる執事長アレックス。だが、ぼくは不安になる。
アレックスがさがると、部屋にラウラとトモエを連れ込む。

「ぁっ♪もぅ…ラウラちゃん見てはるよ?」
「茶化さないで。何の用事で遠出するんです?」
いつになく真剣な声に、ラウラもトモエも空気を感じ取る。
「…お察しの通り任務ですぅ。同業者からの文でねぇ。現状報告とレスカティエの内情を探ってこなあかんみたいやねぇ?」
ラウラも真剣な表情。空気を感じ取ったのか、ソレとも別の勘か。
「トモエ、大丈夫なのか?」
「あたしさ、これからトモエにいっぱい教わらなきゃ駄目なんだよ?危ない任務なら蹴っちゃいなよ」
「うちにしか出来んみたいやねぇ。影分身大勢引きつれて戦えるクノイチで、今動けるのがうちだけみたい」
何か悟った様な表情で話すトモエに、今度はぼくが食ってかかる。
「そ、それじゃあ影分身さんにだけ行かせればいいじゃないですか!その為の影分身の術なんでしょう?」
「本体も出張らないけない任務やのん。そっちの方が近くに居る分身さんとより正確に連携できますしねぇ」
飄々とかわそうとするのを更に引き止めて話す。
「そんな危険な任務なんですか?尚更分身で…」
「長丁場ですから。致命傷受けたらその場で消える上に時間経過で自然消滅してまう影分身さんだけじゃ厳しいのん」
「と、トモエ、本当に大丈夫か?あたし、トモエとこれから仲良くなれると思ったのに……何かあったら」
ラウラも引き止めにかかる。
「なんや心配してくれはるん?嬉しいなぁ♪」
「真面目に答えて」
ぼくは心配から怒った口調になってしまう。これでは彼女の気分を損ねてしまいかねないのに。
「くす♪心配いりません。レスカティエに着いたら、本体のうちはなるべく隠密に徹します。常に影分身しつづけてたまに指示出したり同行するだけですぅ。それに、うち結構強いんやよ?サラさんには及びませんけど、滅多なことでは負けません」
「その滅多な事が起こったらぼくは…!」
「どしたん?大丈夫やよ。それに、うちこの任務が終わったらお役御免ですぅ。任務帰りには妾でも肉奴隷でも構いませんから、ちゃぁんと囲ってね?」
何か本当に嫌な予感がする。今生の別れになりそうで。
「サラさんはうちより自分の事心配して。もうすぐレスカティエに呼ばれはるんやろ?サラさんが帰る頃には、多分こっちも終わってま……」
言い終わりそうな所でトモエをベッドに押し倒した。
「あぁん♪ラウラちゃんが見てはるのにぃ♪」
「ラウラ、そっち押さえて。たっぷり注ぎ込んでぼくを刻みつけますから」
「う、うん」
乱暴に服をはぎ取り、強引に合体。正常位で矢継ぎ早に腰を振りはじめる。
「んッぁああああッ♪最初からッ♪そんなッ♪」
「ラウラ、ごめんねっ!トモエを抱いたらすぐに抱くから…!!今はトモエを…!!!」
ラウラもトモエの手を抑え込んでくれる。頭側から覆いかぶさられ、両腕に体重をかけて身動きが取れない様にして。
一方下はがっちりぼくが押え込んでいる。二人ががりで抑え込まれ抵抗できなくされた上で犯されるクノイチ。
「アぁッ♪ちょ…!なんでぇ♪」
「トモエの足腰立たなくするまで滅茶苦茶にするッ…!それで任務に行けなくさせてやる…!!」
「あぁ…いいなぁトモエ」
ラウラが恨めしそうにトモエを見つめる中、激しい行為に走る。ひたすら腰を振り、彼女を貫く。複雑でトロトロの膣内は愛液で更に気持ち好くなる。強引な合体にもかかわらず愛液で瞬時に受け入れ体勢になり、感じさせてくれる。
「あぇえ♪あっ♪んんん…!」
「孕んで!孕んだら円満退職できるでしょ!孕んで!」
「サラさん…!今までで一番男らしぃっ!」
「今晩受精して!絶対孕ませるからッ!」
凄まじい孕ませ衝動。何としてでも離れたくない。どんな手を使ってでも彼女を引きとめたかった。
「サラぁ…あたしにもぉ…頂戴……」
発情しはじめたラウラにキスしつつなだめる。後でたっぷり愛せるのに待ちきれない様子だ。
「ずるぃい…!うちにも…!うちにもくださいっ」
「っぷ…そんなぁ、サラぁ…」
ラウラとのキスを解きトモエにもキスを繰り返す。
激しいピストンと甘い口付け。上下で全く色の違う光景だ。
ばちゅんばちゅんと激しく肉をぶつける。とにかく貪りたかった。
「んっ!んっ!んっ!」
キスしながらも甘声を洩らすトモエを更に貪る。激しいプレイは射精も近い。尿道を競り上がる子種達。とくに知らせる事もなく不意打ち射精する。
「〜〜〜〜〜ッ!!!」
膣内を一瞬で満たし子宮にまで無遠慮に侵入する子種達。キスしたまま絶頂するトモエ。
ぼくはピストンを緩めることなくひたすら腰を振り追い打ちをかける。
今までずっと生えっちしまくっていたのに妊娠の気配
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