一章

「…ん…んむ…ぷぁ…。」

泥塗れの金髪、かつてはその艶やかな毛を風に靡かせていたであろうそれは、見るも無惨に泥塗れだ。そして、その髪ごと頭を引っ掴み乱暴に自らの股間に押し当てている手は純白一色の手袋に包まれている。

「…おら、どうした。…もっとしっかりしゃぶれよ!!!!」

「んぐっ!?ふ…ふぁ…ぃ!」

男は空いている方の手で、金髪の少女の頭を殴りつける。その手にはやはり純白の手袋がはめられている。

「ん、ん…んぅ…!」

殴られた少女は必死に顔を前後させる。その度に卑猥な水音が大きさを増していく。

「…いいぞ。その調子だ…このまま俺を果てさせたなら、純潔だけは守ってやるぞ。」

廃墟と化した砦に木霊する水音を聞き気分を良くした男は愉悦の笑みを浮かべながら頭を掴む力をほんの少し緩めた。

…バカなガキだ。このまま帰らせる気など毛頭無いというのに。

再び笑む。非道な行いとは裏腹にその顔はひどく整っていた。
時折吹き抜ける隙間風に靡く綺麗な金の髪、切れ長の整った眉、高く先まで骨の通った鼻、スラリと伸びた脚に細く引き締まった身体。
完璧とも言える容姿、俗に言う美男子であった。

「ほらほら、あと10数えるうちにイかせられなければ処女を奪われることになるぞ?」

「っ!!ん!ん!ん…!」

愉悦に満ちた嫌な笑顔を見た少女は、性器をしゃぶる速度を更に速めた。その光景に、男はさらなる快楽を覚え身震いした。

「4…3…2…。」

「ふっ!ふっ!ふっ!」

「1………。」

無心に男性器をシゴく少女の頭を鷲掴みにした男はぐい、とそれを持ち上げて顔を近づけた。

「0。残念だが時間切れだ。」

ニヤリ、という表現がよく似合う笑顔で少女に諭す。
それを聞いて、絶望のあまり少女は放心状態になった。だが、やがて理性を取り戻した彼女はその細く脆弱な手足を無心にばたつかせて抵抗を始めた。

「くく…暴れても無駄だ。俺がお前の処女を突き破ることに変わりわない。」

少女の必死の抵抗を一蹴して、強引に股を開かせる。そして自らのそそり立つ男性器を、不毛の肉穴に当てがう。

「ひ…!や、やめ…て…!ぐすっ…。」

「バカか…今更止められるわけないだろう。…いくぞ、しっかり味わえ…。」

ズグリ

「っ!!!?ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」

「おお…やはり見込んだ通り、名器だな。貴様。」

ポタポタと滴り落ちる処女の証を見ながら男は愉悦を感じていた。そして、自らが貫いた肉穴を見つめる。そこには太く、長い脈打つ巨塔が小さな肉壺を目一杯押し広げているのが見えた。
それを見てまたも愉悦の笑みを溢す。
見ず知らずの他人に襲われ、あまつさえ処女すら奪われた少女は悲しみのあまり啜り泣く。その顔を見られたくないのか両手で必死に隠している。男はその手すらも無理やり引き剥がす。

「ほら、よく見ろ。お前を女にしてやったありがたい肉棒を。」

「あ…あぁ…こんな、太いのが…私の、中に…私の処女…が。」

「ククククク…!そら、泣いてる暇はないぞ。次は俺を膣でイかせるんだ。」

おもむろに少女の両太腿を掴み、未だ半分しか挿入されていない肉棒を一気に深く突き上げた。
「あぎぃ!?」と苦渋の表情を浮かべて呻く少女を一瞥して笑む。そして一旦亀頭辺りまで引き抜く。ズルズルと音を立てて凶悪な肉棒が少女の体外に吐き出されていく。

「ぎ…ぃ…ぐぅぅ…!」

「…いくぞ。」

「え…?」

一瞬、不思議そうな顔をした少女は次の瞬間驚愕の表情を浮かべた。
突然、男が激しいピストンを始めたのだ。

「あ…!い、痛いぃ!!」

「…いいぞ…実にいい膣圧だ…!」

暫くの激しい突きの後に男は果てた。もちろん少女の膣内で。

「あっ…!?な、中に…何か出て…?」

「ふぅ…安心しろ。たっぷりと中に出してやったからな。」

狂気の笑みで語る男の言葉を聞いた少女の顔がみるみるうちに青ざめる。

「いやぁぁ…そんな…赤ちゃん…できちゃう。」

自分が種付けされたことに気付いた少女はポロポロと大粒の涙を零しながらすすり泣き始めた。
男はそれを愉悦の笑みで見つめた後、少女の手をガッと掴んで顔を近づける。

「クク…今日は一晩中種付けしてしっかり孕ませてやるからな?」








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朝の朝礼、気怠さしか感じないこの行事に俺は健やかな笑顔で参加していた。
朝礼には明日開始される魔界侵攻作戦に加わる教団兵全てが参加していた。彼らは様々な兵種で構成されており、見るからに清潔清純な聖騎士を筆頭に、大きな斧を背負った無骨な形(なり)の戦士や、聖なる兵とは間違っても呼び難いダークな色合いの衣に身を包んだ暗殺者(アサシン)まで、実に多くの者が参列していた。その様は端か
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