三匹のオス豚

むかしむかし遠い未来の五秒前。新緑広がるのどかな草原に三匹の子豚のように太った三人の兄弟がいました。
兄弟の名前は上からシン、コン、タンと言い、三角比の兄弟と呼ばれ親しまれておりました。

ある日、オークのようにまるまる太ったパパは言いました。

「お前らもそろそろ大人と呼べる年齢だ。家を出て一人暮らしを始めなさい」

この言葉にシンとコンは両手を上げて喜びました。彼らは早く家を出て自由な暮らしがしたいと思っていたからです。しかし兄弟の中でいちばん真面目なタンは父に尋ねました。

「パパ、そうはいっても、まず何をすればいいのでしょう?」
「そうだな…まずは身を守るためのものが必要だ。このあたりには恐ろしいワーウルフがいるだろう」

三兄弟はワーウルフと聞くと身をすくめ、ぴゃっと飛びあがりました。近頃この辺りには、とても恐ろしいワーウルフの三姉妹が住み着いていたのです。力の強い彼女らに襲われては、丸々肥えた三兄弟ではとても敵わないでしょう。

「やつらに簡単に襲われぬよう、丈夫な貞操帯を作りなさい。そうすれば少なくとも安全だ」

パパの言葉に三兄弟は頷き、餞別にいくつかの銀貨を受け取ると元気よく家を出て行きました。



さて、家を出た長男のシンはさっそく貞操帯を作る事にしました。

「こんなのまったく簡単さ。ちょちょいのちょいで、ほら、できた」

早く遊びたかったシンは、近くの農夫から藁束をもらって藁の貞操帯を作りました。藁束をオチンチンに結わえただけの、藁のパンツのような代物です。三男はもとより長男と仲のいい二男でさえ、流石にこいつちょっとバカなんじゃないかな?と思いました。

しかし貞操帯を作り終えたシンはにっこりと笑い、水場でぱしゃぱしゃと遊び始めました。



次に貞操帯を作ったのは、二男のコンです。

「こんなのぜんぜん簡単さ。ぱっぱっぱっで、ほら、できた」

早く遊びたかったコンは、近くの狩猟民から倒木の切れっぱしをもらって木の貞操帯を作りました。木でおちんちんの形をした張り子を作り、中にオチンチンを収納。わら紐で腰に結びます。そりゃ木なら少しは丈夫でしょうが、肝心の組紐が藁では長男の藁パンツと大して変わらないのでは?と三男は思いました。

しかし貞操帯を作り終えたコンはにっこりと笑い、水場でぱしゃぱしゃと遊び始めました。



ふたりが貞操帯を作っても、三男のタンはまだ悩んでいました。

「ぼくは、藁や木では作らないぞ。じょうぶなレンガで作るんだ」

真面目なタンはレンガ職人からレンガを分けてもらい、レンガの貞操帯を作り始めました。大きくて、丈夫で、誰にも壊されないレンガの貞操帯を。



シンとコンは水場で貞操帯一枚の姿になり水遊びをしていました。野原の方を見れば、タンはまだレンガを組み上げています。

「おおい、君もこっちで遊ぼうよ」
「うん。でも僕、オオカミが来ても絶対に大丈夫な貞操帯を作りたいんだ。それが出来てから、遊びに行くよう」

タンの言葉を聞くと、シンとコンは笑い合いました

「オオカミだって!そんなの、今日くるはずがないじゃないか」

二人はのろまなタンを笑いあい、『オオカミなんて怖くないの歌』を歌って遊びました。

♪あなたもオオカミに…変わりますか…
     ♪あなたがオオカミなら…怖くない…

しかしオオカミは来ました。



二人が水場で遊んでいると、なんと向かいの茂みから三匹ものオオカミが現れました。

「あらあら、こんなところに美味しそうなオス豚たち…」
「おねーちゃんが、おちんちん食べたげる〜
#9829;」
「オラオラぁっ、大人しくしやがれっ!」

「「う、うわーーーーー!! オオカミが出たーーーーー!!!!!」」

シンとコンは大慌てで岸から上がり逃げ出しますが、すぐに捕まってしまいます。
騎上位の体勢でそれぞれのワーウルフに押し倒された二人ははっと息をのみましたが、貞操帯があるから安心だとほっと胸をなでおろしました。



長男のシンを押し倒したのは、長女の“冷静と情欲の狭間”メグです。彼女はワーウルフらしからぬ眼鏡越しの知的な瞳でシンを舐めまわすように見ると、首筋に舌を這わせながら問いかけました。

「ねぇ…いいでしょう? こんなパンツ脱いじゃって…一対のケダモノになって…生涯愛し合いましょう…?」
「とんでもない!ぜったいにいやだよう!」

シンがふるふると首を振ると、メグは唇を湿らせるようにぺろりと舐めておちんちんに顔を突き出しました。

「そう…それじゃあ…こんなパンツ、一息で吸い取っちゃう……
#9829;」

唾液で糸を引いている口内をメグはぱっくりと開き、藁もろともシンのおちんちんを喉奥に突き立ててしまいます。

「ずぞぉっ…じゅる、じゅぶぶっ……ぽ、ふぅ……
[3]次へ
ページ移動[1 2 3 4 5]
[7]TOP
[0]投票 [*]感想
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33