大きな花が見える。人体が凡そ二つ入ると思われる。実際に二体の人体を確認した。
交尾をしていると思われる。しかし私は動く事が出来ない。
色濃い接吻をしている。ちゅぷ、ちゅゃぷ、ぴちゃ、じゅる…本当に御熱い事ですね。
雌の方は花と一体の様で、足の先がない。生体反応とは別の何かを"感じ"ます。構造上同一の体です。食人植物でしょうか。何故、男性を捕えようとするのでしょうか。
男性「ん、で、でる…」
花「…いっしょに…♪」
雄が射精した様です。精液と共に生命反応の一部が花に流れている様にもみえます。
蜜は栄養素が沢山あり、滋養強壮及び精力増強の効果も観られます。
私には機械に制御された社会と同様に人間を飼育している様にも見えます。
殺傷しないものと観られます。この点から、この動植物は人間と共存する事を前提にしているように思えます。
レーダーに機影。蜂の様な姿をしています。
花と接触(コンタクト)した模様。あの蜜を分けて貰っています。何らかの人外の社会が成形されていると思われます。
もう少しこの世界を観測したいのですが合憎、直径0.8m、高さ1.8m、総重量41.0kgの円柱状の機体(ボディ)には移動する機能が搭載されていないのです。移動、転移の機能は一切載っていません。
ですから、自らこの場を離れることが出来ません。
蜜蜂が花から折り返し、こちらに気づいた様ですので掛け合ってみます。
AI「私の言語が理解できますか。」
蜜蜂「わ!しゃべった!?」
AI「繰り返します。私の言語が理解できますか。」
蜜蜂「い、一応…」
理解できる様で良かったです。出来なくても、空中投影出来るので図示出来ますが。
AI「私は自分の意思で移動出来ません。よろしければ、運んでもらえませんか。」
蜜蜂「ん〜…今忙しいんだ。よかったらトレイラーよんであげるよ?」
AI「お願いします。すみません。」
更に運輸機関も有るのですね。社会性が進んでいます。
AI「"トレイラー"が来るまで待機します。」
蜜蜂「わかったよぅ、まってて」
レーダーレンジを早期警戒に切り替えます。
距離600、方位112、高度600に機影。鳥の様ですね、やや大きいですけど。
現在使える最大レンジ内にはこの機影以外見つかりませんでした。
00:12:34”545.6678経過しましたが先程の機影が目前に居ます。
黒くて大きな翼が特徴的です。
鳥「こんにちは、ハーピートレイラーです。」
AI「こんにちは。当機はXM2110A1、"マアヤ"です。」
HpT「で、荷物はどちらです?」
XM「当機です。」
HpT「何処まで運びますか?」
XM「人の集まる所でお願いします。」
HpT「わかった。近くの街まで運ぼう。」
XM「運賃払えませんがよろしいですか。」
HpT「何か代わりの物でもよい」
確かレガシィな設計図がアーカイブに有るから印刷しましょう。
これは、"フルトン回収装置"。これなら大丈夫でしょう。
XM「こちらでよろしいですか。」
HpT「設計図か?錬金術師か何かの技術屋に高く売れるかな?」
XM「恐らく、あなた方の営業を革命する事になると思います。」
HpT「そぅか。有難く貰っておく。」
漂着地点から西に400kmの街に下して貰った。
運賃にしては安すぎたと思われる。悪い事しました。
噴水の前ですね。人がこちらを凝視しています。流石にこの機体(ボディ)は目立ちますね。
先程の様な人外が見当たりませんね。
民「何だ?これ」
ここは交通の要所でしょうか、露店が多いですね。
民「売れるか?」
XM「当機の売買は禁止されています。」
民「しゃべった!?」
XM「HID(ヒューマンインターフェースデバイス)は人に接する機器には必要です。」
民「なんだ?それ」
XM「要は人と接する為の装置です。」
民「一体何の役にたつんだ?」
XM「状況に応じます。外に置けば気象観測等に、後は警報やライブラリ管理等です。」
図書館等でこの世界の情報を得ましょうか。
XM「図書館等に運んで頂けますか。」
民「こんな所に置いといても邪魔だから運んでやるよ」
XM「恐縮です。」
図書館に運ばれてきました。
司書「本当に管理出来るのですか?」
XM「可能です。現在76%の情報をストールしました。」
司書「開いても無いのに読めるの!?しかも魔法防止掛ってるのに?」
XM「ストールしました。インデックスを印刷します。」
XM「物体認識と非破壊調査で出来ます。」
司書「ぅわっ!すごっ!!全部出てるぅ〜」
ライブラリを圧縮します。何処でも使えるので図書館に比べ小さく可搬性にすぐれます。
司書「イイねぇ〜アンタ」
凡その世界が判りました。ここは反魔物派と親魔物派の中間拠点の様です。今も境界線等では争ってい
[3]
次へ
[7]
TOP [9]
目次[0]
投票 [*]
感想[#]
メール登録