「おはよう、ゆうた」
悠太の耳元で凛とした声がささやく。朝のはずなのに目の前は真っ暗だ。
同時に顔に感じる、マシュマロのように柔らかな感触と温もり。
「(この大きい胸は……エミさん……)」
ベッドに寝転がったまま悠太が目を開けると、顔を包んでいるのが大きな双丘だとわかった。温かいぽよんとした感触と、甘い匂いが顔中を包んでいる。
「ふ……ふつうに起こしてよ、エミさん」
メロンの様に大きな乳房の下で悠太の口がもごもごと動く。
悠太を起こしたのは”母”のデーモン、エミだ。切れ長の黒い目に、セミロングの黒髪と豊かな胸が特徴である。息をするたびにたぷん、とエミの胸は揺れていた。
「ふふ。ちゃんと”ママ”って呼ぶまでどくことはできんな」
「おっぱいで起こせるの、お母さんだけだもんねー」
悠太の右側から聞こえる、やや間延びした声は”妹”のデビルのマツリだ。くりくりとした丸い目は本来白い部分が黒で染まっており、藍色のショートヘアだ。背は悠太より低いが、胸の膨らみはエミほどではないにしろそれなりにある。
「……どうして私には……ぶつぶつ……」
悠太の左から聞こえる少し暗い声は”姉”のゲイザー、ムツミ。ちょっと湿っぽい印象と赤い一つ目――顔の真ん中に嵌った大きな一つ目が印象的だ。ロングの黒髪でそのバストは平坦であった。
「わかった、分かったからそろそろどいて、……ママ、」
「そうだな、そろそろ朝ごはんの時間だし……しょうがないっ」
ゆっくりとエミは身体を起こし、悠太から上半身だけどかせる。しかしエミの身体は仰向けになった悠太のお腹に座ったままで、悠太を悠然と見下ろしている。
たゆんとした乳房の柔らかさは恋しかったが、とてもそれを口には出せない。
「おにーちゃん、今日はアタシから”食べても”いいよね? いいでしょ?」
「……ぁ、わ……わたしも……」
「まったく、昨日ちゃんと順番は決めただろう? ワタシからだ」
右からマツリ、左からムツミ。そして上からはエミという形で、やいのやいのと悠太を間に挟んで話し合う三人。
デーモン、デビル、ゲイザー。三人にとっての食事は『男の精』であり、もちろん食べられるのは悠太のことになる。
「しょーがないなぁ……一番はお母さん、次はアタシ!」
「……あ、ぁうう……わたし、二番だったのに……くすん……」
「じゃあ悠太、おはようのキスだ……んっ……♪」
エミのぷるんとした紅い唇が悠太の唇に触れる。
最初は悠太の唇をなぞるように舌を動かし、味わうように唇をしゃぶり尽くしてくる。
まだ慣れない口の粘膜が触れ合う感覚に悠太は身震いしてしまう。
ちゅぱちゅぱと淫らな水音が鳴るのも気にせず、エミは熱烈な接吻を続けていく。
「……わ、わたしも……んっ……」
「じゃあアタシも!」
悠太の右の耳をマツリの舌が、左の耳をムツミの舌が同時に責めてくる。
耳の穴を舐められる不思議な快楽と、聞こえてくるぬるりとした音が悠太を犯していく。
中まで舐め尽くそうとするマツリの熱心な愛撫に、おそるおそるといった感じのムツミ。
「んちゅ……ぷはぁ。上手にキスできたな、えらいぞ……♪」
エミが優しく悠太の頭をさわさわと愛おしそうに撫でる。
「(子ども扱いされるのは恥ずかしいけど……やっぱり撫でられると安心する……)」
「ふむ……やはり最初のセイエキは皆で一緒にいただくことにしよう。
そっちの方が悠太も疲れが溜まらずに済む」
「わーい!」
「……やった……!」
エミがそう言うと、三人がかりで悠太のズボンが脱がされていく。
あっという間に下着まで脱がされ、悠太のピンと張った男根が露わになった。
「ゆーたお兄ちゃんのおちんちん、すっごくイイ匂いする……♪」
「……あ……熱いぃ……ぺろっ、れろっ……」
れろれろとマツリの舌が右側から竿を元気よく舐め上げる。
ムツミは小動物のようにチロチロと竿を左側からくすぐるように舐めている。
「じゃあ、いただきます……んむっ」
エミが亀頭をぱっくりと咥えると、熱い口内にカリ首まで飲み込まれていく。
魔物娘だけあって破滅的なほどに整った顔立ちと赤黒い男性器とのギャップは激しく、肉棒を咥えるエミの姿はとても淫靡だった。
僅かに伸びた鼻の下とへこんだ頬の姿が劣情を煽る。
「んん、ゆうはのおひんひん、おいひいぞ……♪」
もごもごと裏筋に当たる舌先、ぬるりとした唾液の滑りが蕩ける心地を生み出していく。窄められた唇が亀頭をにゅるんと擦っていく快感がたまらない。
悠太は声を漏らすのを我慢出来ず、三人のトリプルフェラに溶かされていく。
「あ、ああ……、気持ちいい……」
「じゃあタマタマもしゃぶってあげるー」
マツリの小さな唇が陰嚢を
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