※男性がふたなりヘルハウンドさんに掘られます。そういうのが苦手な方は読むのをお控えください。
「あーあ、女の子に生まれてみたかった」
自分の家でキーボードを叩きながら、何の気なしに僕はぽつりとつぶやいた。
ただそれだけだったのに、テル先輩は火がついたように僕の方へずかずか近寄ってくる。ただでさえ長身のテル先輩は立っているだけで威圧感があるのに、向かってくるその勢いがすごくて僕は思わずパソコンデスクのイスから背を反らせてしまった。
「おいおい、オマエいま何てった」
「え……いやだから、女の子に生まれてみたらどんな感じかなーって……」
「へえへえ、ふうん」
にやにやと笑うテル先輩。獰猛な狼の表情をーーいやヘルハウンドという魔物なので実際にそうなのだけどーーぎらぎらとさせて、僕の両肩をがしっと両手でつかんだ。肉球が当たって柔らかい。
でもって白いTシャツから覗く大きな胸がさらに強調されて、目のやり場にも困る。
「水くさいなあ、もう。あたしにそんな気ぃ使ってくれるなんてよ」
「はい?」
僕は先輩の言葉の意味が分からず、ただ聞き返す。
「いやー、オマエがいつソッチに興味持ってくれるかなあって思ってたんだ。
もしかしてこっそり注文してたの知ってたのか? へへへ」
「……先輩、えっと」
「ああうん、すぐ準備してやるからよ。ちょっと待ってろ」
そう言って先輩はソファから体を起こして、カバンの中身をごそごそ探り出す。
なんだろう、そこはかとなく不穏な気配がする。
テル先輩が取り出した瓶には「ふたなり薬」という大きなラベルがでかでかと書いてあった。
「ふたなり薬」と書いてあった。
「えっ、ちょっ、」
止める暇もなくテル先輩はぐいっとその瓶を飲み下す。
ぷはーっと音を立てて息をつく様は豪快というか、女らしさには少し欠けるがまた違う魅力がある。
「さて、これで生えて……んんんっ?!」
先輩の驚く声とともに、デニムのホットパンツに包まれた股間が膨んだのが分かった。膨らみはどんどん大きくなって、ホットパンツを破ってしまいそうなほどになる。
それと共に、今まで聞いたことのないほど苦しそうな声を先輩があげる。そのまま先輩は黒のソファにぐったりと倒れ込んでしまった。
「ぁ……んぅ……っ」
「だ、大丈夫ですか?!」
慌てて僕は先輩に近寄り、黒いソファに寝そべった体を揺すろうとして手を伸ばす。
それが失敗だったことに気づいたのは、がっしりと頭と首を先輩のふさふさした黒い腕に捕まえられてからだった。ふわっとした毛の感触が首と頬をくしゅくしゅとくすぐって、獣と汗の混じった先輩の匂いにぎゅっと包まれる。
「せ、せんぱひ?」
「んんー、すーっ、はーっ」
先輩が顔を寄せて、鼻を鳴らしながら大きく深呼吸をするのが分かる。その吐息は熱くて、それだけでどきどきする。
こうやって先輩にいきなり抱きしめられることはたまにあるけど、今日はいつもより先輩の体温を熱く感じた。
「ちょ、ちょっと先輩……」
「マアマアお楽しみはゆっくり、な?」
口答えをする前に、体の位置をぐいっと入れ替えられて上と下が逆転する。僕がソファに寝かされて先輩にぐっとのし掛かられる形になった。
テル先輩がじゅるりと舌なめずりをする。本当に食べられてしまいそうな凶暴な顔つき。
「オマエが女なら、あたしは男になるわけだな。
強引にするのと優しくするの、どっちがいい?」
「う……」
先輩が僕のカッターシャツのボタンをぎこちなく外していく。慣れていないのではなく、手が人間と違うせいだろう。
僕はごくりとつばを飲み込みながら先輩のなすがままにされていた。
「や……やさしくしてください……」
「よしよし、イイ表情してるじゃないか……あたしもますます勃ってくるぜ」
ボタンが全部はずされると、テル先輩は僕の乳首に舌をチロチロと這わせてきた。くすぐったいような、ぞくっとするような奇妙な感覚。あまり自分で触ったことのない場所なのに、先輩に舐められると妙に感じてしまう。
「乳首までコリコリにカタくしやがって、ほんとにメスみたいだな」
「あぅ……」
先輩の言葉責めがさらに僕の欲望をかき立てる。今まで感じたことのない、いや感じたことはあるけれど隠そうとしていたのかもしれない、女の子に、先輩に犯されたいという願望。
それを見透かしたかのように先輩の凛々しい声が耳元をくすぐる。
「声なんかガマンすんな、あたしの前なら好きなだけ素直になっていいぜ」
シャツが完全に脱がされて、次はズボンのベルトに手が掛かる。しかも脱がせながらすりすりと股間をホットパンツ越しに僕の太股にすり付けてくる。それは硬くて熱くて、僕のモノより大
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