ピクシー救済作戦6

ここは妖精の国。
フェアリーたちが歌って踊り、リャナンシーたちが芸術活動にいそしみ、そして時にはみんなが『(性的な)遊び』にどっぷりとはまる平和な国・・・
だがそんな国に『脅威』が侵入する。
汚い身なりの二人組が妖精の国に立っていた。
「ぐえっへっへっへっへ! 右見ても左見てもロリな妖精ばかりだぜぇ・・・じゅるり」
「兄貴、そういいながら左見て右見てましたお?」
そう突っ込んでいる子分も鼻の下を伸ばしている。
彼らがここに来た目的・・・それは、フェアリーたちを犯し、ロリハーレムを作ることであった。
「手始めに誰を襲おうかぁ・・・」
「ここはやっぱりアレじゃないですか? 佐藤 敏夫の6人娘、テイル、リーフェ、シィル、フェア、スピカ、テリエラからがいいんじゃないですかね?」
「そりゃ良い案だ! あのコたちを犯せば他のフェアリーたちも犯されるしかないということが分かるだろう!」
・・・何というはた迷惑な話だろう、過激な教会の人間より性質が悪い。
というか、二人で6人を犯すことなど可能なのだろうか・・・?


そんな心配は捨て置かれ、二人は遊んでいる6人のフェアリーたちを見つけた。
「じゃあ今日の遊びは鬼ごっこね」
こう言っているのは長女格のテイルだ。
「じゃあ、鬼は二人で! 前回トランプで負けたリーフェとスピカが鬼ね」
サクっと鬼を決めたのはちょっとワガママな元気なボクッ娘、四女のフェアだ。
「じゃあ、10数えたらスタートね!」
人懐っこいが悪戯大好きな三女のシィルが言い、その言葉とともにフェアリーたちは二人を残して散る。
「いーち、にー、さーん・・・」
残されたフェアリーが数字を数えていく。
「きゅー、じゅう! いくよー!」
十数え終え、動き始めた鬼のフェアリーだが、なぜか逃げて行ったフェアリーを追わず、妖精の国に侵入してきた件の二人に近付いてきた。
「はい、タッチ! おにいちゃんが鬼ね!」
無邪気に笑いながら兄貴分の男にタッチしたフェアリーはリーフェ。
楽しいことや歌と踊りが大好きな、二女である。
「ぐへへ〜・・・つまり俺たちが君たちを捕まえればいいんだな〜?」
兄貴分が下卑た笑いを浮かべる。
「それに、君たちはどこを『タッチ』したのかな〜?」
子分の男も同じような笑いを浮かべながら言う。
「え〜? どういうこと〜?」
のんびりとした声で訊いているのは五女のスピカ、6人のフェアリーのなかで技術屋を担当する天然・電波娘である。
ちなみに彼女は子分の男の胸、それも乳首のあたりをタッチしたのだが、服の上からだと分かるはずがない。
男たちの異様な様子に二人の笑顔が曇り始める。
「とりあえず君たち二人を・・・」
「つ〜かま〜えた!!」
ガシッ!
リーフェとスピカが男たちの魔の手によって捕まった。
「きゃああああ!?」
「マスター助けて〜!」
二人が悲鳴を上げる。
その悲鳴を聞いて逃げていたテイルとシイル、フェアとテリエラ、そして全裸にネクタイといった格好の男が駆けつけてきた。
「な・・・お前たちはいったい何をしているんだ!?」
「おお、あんたがうわさの佐藤 敏夫か」
「確かに俺が佐藤 敏夫だが・・・」
そう、この全裸にネクタイの男こそが『世界紳士協会責任者』『伝説の栄幼師』『アリスの騎士』『不老(女児限定)を求める探究者』、佐藤 敏夫その人である。
「お前らは誰だ!? 俺の娘に何をするつもりだ!?」
「決まっているだろ? このフェアリーたちとちゅっちゅするんだお!」
「無理やりするのは『ちゅっちゅ』じゃないだろ!」
「お前もロリコンならロリと無理矢理でもエッチしたい気持ちは分かるだろ?」
「黙れ! 俺は無理やりエロには興味はない! それに俺はロリコンではない! ただの可愛いもの好きだ!」
濃いキャラに隠れがちだが、彼は確かに「可愛いもの好き」である。
真に好きなのはヘタレ僕っ娘の返り討ちソフト攻めだ。
エッチに慣れていない者同士がおっかなびっくり歩み寄り、女の子が素直になれずに勢い余って襲う形になるが逆に相手に襲われて・・・というシチュエーションが一番の好物だ。
それを表現するのに一番適した媒体がロリ系だっただけである。
佐藤 敏夫氏著の「薬師と材料と」を見ると、そのことが良く分かるだろう。
しかし、ロリへの食いつきを見ると、やはり「ロリコン」と言われても仕方がない気がしなくもない・・・
「うるせぇなぁ! とにかく俺たちはロリとセックルしたいんだよぉ! とにかくロリをぶち犯したいんだよ! つるぺたおっぱい、つるつるオマ○コ、寸胴体型、無邪気な童顔でいてエロには興味津々とかたまんねぇんだよ! このおっぱいたまんねぇんだよ!」
「・・・もはや情状酌量の余地なし!」
男が熱弁する様子に佐藤氏は腰にあった剣を抜き放つ。
・・・全裸ネクタイという格
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