第九章 桃太郎と四番目のお供

「でも、ほんばんはココからダ・・・!」
「えっ!?」
驚いた桃太郎にオーガは不敵に笑いながら半身を起こしました。
そしてそのまま逆に桃太郎を押し倒します。
「アタイたちのこきょうではたたかいいがいにモ、セックスバトルでしょうぶをきめることがあル」
「せっくすばとる??」
良く分からない外国語に桃太郎は目をぱちくりさせ、薊のほうに目を向けて訊ねてみました。
「おお、セックスバトルか! ようは性技対決だ! 前戯やまぐあいで早く相手を果てさせた方が勝ちだ!」
ざわざわ・・・
これから起こりそうな展開に周囲の人がざわめきます。
「ご主人様〜! ご主人様強さを見せ付けてやってくださ〜い!」
「ヤっちゃえにゃ〜!」
「きゃーっ! 応援するよ〜っ!」
ランもリンもレンもはやし立てました。
もう三人はへべれけです。
「えっ・・・ええええっ!?」
考えていなかった展開に桃太郎は狼狽します。
そんな桃太郎をお構いなしに、オーガは少し音痴ですが低くて張りのある声で歌いだしました。
「桃太郎さん 桃太郎さん お腰につけた 肉棒を 一つ私にくださいな」
その歌に思わず桃太郎は返事の歌をしてしまいました。
「ヤりましょう ヤりましょう これから故郷の凱旋に ついて行くなら ヤりましょう」
桃太郎の返事にオーガはこう歌を返しました。
「行きましょう 行きましょう あなたについて どこまでも 嫁になって 行きましょう」
歌い終わるや否や、オーガは桃太郎に襲い掛かりました。
桃太郎の袴を解き、下帯も取り去ります。
予想通りの展開とは言え、ちょっとびっくりした桃太郎でしたが、オーガのしたいようにさせました。
これから始まるまぐわい対決のために、桃太郎の肉刀は完全に臨戦態勢です。
「ふふふ・・・ウタマロといわれるほどでもないようだが、オオきいほうではないカ?」
言葉と共にオーガは桃太郎の肉刀をぱくりとくわえ込み、そのまま力任せに激しく頭を上下させます。
「歌麿とか言うのは春画を書く人の名前だよ・・・ジパング人の真意はそこじゃない!」
桃太郎はオーガの腰布を取り去り、もうすでに濡れている秘裂に舌を這わせます。
「ん・・・オイ、ワルくはないケド、そこはいちばんかんじるところじゃないゾ・・・?」
肉刀への愛撫を中止し、不思議そうにオーガは振り向きながら訊ねました。
桃太郎は何も答えず、秘裂の表面を舌で愛撫し続けます。
「しょせんそのていどカ・・・」
やや落胆したようにオーガはいい、再び肉刀をくわえ込み、力任せに頭を振りました。
しかし、数秒後に桃太郎が反撃に出ました。
桃太郎が秘裂の表面だけを愛撫していたのは焦らすため・・・今までわざと避けていた肉芽を舐め上げます。
「ひゃう!?」
油断していたところを突かれ、通常以上の快楽に感じ、オーガがその風貌からは考えられない甲高い嬌声を上げました。
一度崩れたと見たら一気に攻め込みます。
舌の愛撫に加えて、指でもオーガを攻め始めました。
「ふぅっ・・・うあ・・・そんな・・・どうじに・・・!」
オーガはイヤイヤをするように頭を振ります。
それでも桃太郎の肉刀に舌とくちびるを這わせ続けました。
周囲の人間がごくりと生唾を飲み込むなか、くちゅくちゅと卑猥な水音が響きます。
と突然オーガが腰を引いて桃太郎の愛撫を避けました。
「どうしたの? もう降参?」
「イヤ、そろそろホンキをだそうとおもってナ・・・」
オーガは尻を大地につく形で座り込み、脚を広げました。
そして二本の指で秘裂を押し広げてみせます。
しかし、そんな卑猥な情景を前にしても桃太郎の顔が緩みませんでした。
オーガに覆いかぶさり、肉刀を秘裂に押し当てます。
「・・・参る!」
「・・・こイ」
桃太郎の様子にオーガも引き締まった声で返しました。
くちゅり・・・
肉刀がオーガの身体に刺さります。
「お・・・おおお・・・」
「くぅ・・・これハなかなか・・・」
二人の嬌声が絡まりあいます。
桃太郎が今上になっているので、桃太郎が動き始めました。
「はっ・・・くっ・・・はげシ・・・」
オーガがあえぎます。
しかし桃太郎はどこか釈然としませんでした・・・
『何か違う・・・確かに感じているんだろうけれど、弱点を突けていない気がする』
迷った桃太郎は動きを止めました。
オーガがにやりと笑います。
「はんげきダ・・・!」
逆に桃太郎を押し倒し、腰を力任せに弾ませます。
感じるところが点の女性とちがい、肉刀全体で感じる男としてはとても強力な刺激です。
『くっ・・・このままじゃまずい・・・!』
桃太郎は丹田に力を込めて射精感をこらえますが、そう長くも持ちそうにありません。
しかし、その間でも桃太郎は冷静に相手を見ていました。
オーガは力任せに腰を弾ませていながらも、ある点は刺激されないように避けてい
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