「レーナ、私達一体どうなるのでしょう?」
「姫様……お気を確かに……!」
不安げに尋ねるシスター姿の女に、軽鎧で身を固めた女は応える。しかし彼女の声も焦りがにじみ出ている。
異世界より来訪した女騎士レーナと姫シスターのカルミア……二人は今、巨大な花に包まれていた。森の中、カルミアが足を滑らせて斜面から落ちそうになった。慌ててレーナは助けようと手を伸ばしたが彼女もつられて滑落。落ちた先にあったのが巨大な花であった。落下して首の骨を折るなどの事態は避けたが状況は良くない。二人の墜落を感知したかのように花は閉じて二人は閉じ込められたのだった。
陽の光で透けているか互いの姿はかろうじて見える。だがかと言って状況は良くない。レーナが力いっぱい花弁の壁に力を込めてもぐんにゃりと曲がるだけで花が開く様子はない。剣は転がり落ちたときにどこかに落としてしまったらしい。
そうこうしているうちに壁から粘液がにじみ出始めた。
「う……何ですの、これ……」
顔をしかめるカルミア。粘液はあっという間に二人の衣服を髪を濡らし、べとべとと肌にまとわりつく。レーナも眉を寄せている。不快さだけではなく、焦りに。この花が食人花の一種ではないかと考えたのだ。実際、二人の服が魔法のように溶けていくことがその考えを加速させる。
あっという間に二人は花の中で生まれたままの姿になった。普段は革鎧に、修道服に隠されている肢体が顕になる。
レーナは騎士を務めているだけあって引き締まった体をしている。しかし胸の上に乗っている果実は柔らかく、彼女が女であることを主張しており、身体の方も引き締まっていると言ってもゴツゴツした様子はなく、適度に柔らかさを見せていた。カルミアはレーナと比べるとさらに柔らかだ。特に胸周りと腰回りの大きさは顕著にレーナを上回っている。しかしかと言って余分なに肉はなくお腹周りは平らだ。
双方に差はあれど、どちらも極上の肢体であることは間違いないだろう。その身体が花の中でもみくちゃにされていた。
このまま消化されるのか……焦ってレーナは暴れるが、事態は好転しない。息が上がり、体力を消耗しただけであった。
一度息を整えるために暴れるのをレーナはやめる。そうすると少し冷静になることができ、あることに気づいた。
『……服を溶かされたが、他は溶けていない?』
革や金属、ほか布地の物はすべて溶かされたが、髪は溶けておらず、肌も灼けていない。衣服だけが溶かされたのだ。
『それにこの動き……』
自分たちをもみくちゃにしようとする動き……最初は消化のための蠕動運動にも思えたのだが、どこか艶めかしい様子がある。尻や脇腹を撫でる様子とか、意識してしまうとそのようにしか感じられない。
さらに思えば、自分の息も整わない。確かに暴れて疲弊はしたがこの程度であれば少し休めば回復する。しかし息は未だに荒いままだ。花に閉じ込められており、湿度も高いということもあるのかもしれないが、これは
『発情……』
レーナとて年頃の女であり、自分の身体を、性の快楽をよく知っている。自分の身体の変化には思い当たるところがあった。そして気づいてしまう。自分の性器が濡れていることに。身体の熱を逃がすかのように愛液が分泌され、とろとろと膣壁を撫でて外へと出ていく。彼女の内腿は花の粘液と自分の汗の他に、その秘花から溢れ出た蜜によって濡れていった。
「レーナ……」
カルミアも同じような状況であった。こちらを護衛騎士を見上げる彼女の目はとろんととろけきっており、だらしなく半開きになった口からはひっきりなしに熱い吐息がこぼれている。おそらく彼女の、誰にも触れられていないやんごとなき姫割れも濡れきっているはずだ。
それだけではない。カルミアの反応はレーナより顕著であった。すっと彼女は侍従の尻に手を回したのだ。
「ふあっ!? か、カルミア様、何をっ!?」
騎士らしからぬ可愛らしい声を上げ、動揺した声をレーナは上げる。尻の膨らみを撫で回されただけで、くすぐったいだけではない声が出たのだ。それ以上に、カルミアの突然の行動に騎士は驚く。
護衛騎士の反応をよそに姫シスターの動きはさらに大胆になる。尻を撫で回し、さらに顔を胸に近づけた。そして熱っぽくささやく。
「レーナのお尻、すごくすべすべしていますわね……それに胸も、騎士なのにこんなに柔らかくて……」
「ふわぁあああっ!」
嬌声を上げてレーナはのけぞる。いつの間にかカルミアの片手はレーナの胸に回っており、愛撫を施していた。やわらかさを楽しむように揉みしだかれ、細い指で頂きを転がされる。
それだけではない。もう一方の胸の先端をカルミアは口に含んだのだ。温かな口腔粘膜の中で、発情して尖った乳首が舌でこねくり回される。
純真可憐な姫シスターとは思え
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