Yes-No枕……普通は"Yes"が表になっていたら「今夜はセックスOK」のアピール、"No"が表になっていたら「今夜はセックスしたくない」のアピールである。
しかし、魔物娘の家にはYes-No枕はないらしい。あったとしてもYes-Yes枕か……
魔物娘が「セックスしたくない」と言う日があるかって話だからだ。
だが俺の嫁、サハギンのアクアはYes-No枕を使う。その"Yes""No"の意味は普通とはちょっとだけ異なる。
今日は"Yes"が表になっていた。その意味は……
「ん、んぐ、んん、んちゅ……」
アクアが俺の股間に顔を埋めて頭を上下に動かし、くちびるで俺のモノを扱いている。口の中では舌がいやらしく俺のモノに絡みついていて、頭の上下運動に合わせてペニスを扱いていた。
アクアはサハギンの種族らしくとても無口だ。普段、彼女の口が動かされるのは食事の時と簡単な会話くらいである。
その口がいやらしく、情熱的に俺のモノを愛撫している……それを考えると俺の心の中に不思議な征服感が満ちてくる。
「アクア、もうそろそろ……」
じんわりと腰のあたりに射精感が沸き起こってきたので、俺は彼女にフェラチオを止めるように言った。ちらりと彼女が上目遣いで俺を見る。
『もっとしたいのに……』
そう言いたげな目だ。感情の変化に乏しいサハギンだが、長く一緒にいると何も言わなくても目や表情などで彼女が言いたいことが分かってくる。
名残惜しそうだったが、彼女は俺のペニスをちゅうっと一吸いした後、口を離した。そして俺の前で仰向けになって脚を広げた。
枕が"Yes"の時、彼女は大抵正上位を取る。だが、彼女のYes-No枕のアピールは取りたい意味をしているわけではない。
「……きて」
水着のような鱗のクロッチ部分を指でずらしながら、アクアがぽつりとつぶやいて俺を誘った。フェラチオしているだけでも濡れたのだろう。銜えている間、自分でいじっていたのかもしれない。
彼女の秘裂はぬちゃぬちゃの粘液にまみれていた。
「ああ、いくよ……」
俺はアクアに多いかぶさり、温かくぬかるんだ泥のような秘所にペニスを突き立てた。そのまま身体を沈め、彼女の中に侵入していく。
「は、ふわあああ……」
言葉をなかなか発しないその口から喘ぎ声が漏れた。
控え目な喘ぎ声だが、それがまた「もっと鳴かせてやろう」という男心をくすぐる。
身体全体を揺するようにして俺は腰を動かし、彼女に突きを入れた。
「ん、あ、あ、ああ……」
やはり控えめな調子だが、断続的に喘ぎ声が彼女の口から上がる。一方、俺は歯を食いしばって声を上げない。ちょっとでも気を抜くと射精してしまいそうだった。それくらい、彼女の膣内は気持ちいい。
部屋にはアクアの吐息のような喘ぎ声と粘液質な音が響いた。
「あ、ん、きもち、いい……」
彼女の喘ぎ声に単語が混じってきた。アクアは高まってくるとそうなる。
手もシーツをぎゅっとキツく握り締めていた。
本当のところは俺にしがみつきたいらしいのだが、枕が"Yes"のときはこのあとのために彼女はこうする。
「ね、イッて……きょ、今日はいいから……ぬるぬるに……」
彼女が喘ぎ声の下で俺に言う。そしてその言葉を最後に彼女は絶頂に達した。
「あ、あ、うおあああああ!」
普段無口なあのアクアがと疑いたくなるようなはしたない声を上げながら、彼女は身体を弓なりに反らせる。
膣はぎゅぎゅぎゅと収縮し、俺の射精をねだる。それが引き金になり、俺の身体が射精を始めようとした。
「くっ……」
自分の会陰が収縮しているのを感じながら、俺は彼女の膣からペニスを引き抜いた。
男の本能は彼女に膣内射精するように叫んでいた。
だが本能の上に刷り込まれた欲望はそれを許さない。
引き抜いたペニスを俺は彼女の顔に持っていく。そして身体の力を抜きながら肉棒をしごいた。
どくっ、どぷっ……!
絶頂にうち震えているアクアの顔に俺の白濁液がぶちまけられる。フェラチオの時から射精を我慢して溜めたため、その量はかなりのものだ。
「あ、あ、出てる……せーえきぃ、出てるぅ……」
彼女はうわごとのようにそう言いながら、とろけた顔でその精液を受け止めたのであった。
「今日は……ありがとう」
射精を終え、彼女の横に寝転びながら俺はアクアに言う。さっきまでとろけていたアクアだったが、幾分か普段の無表情を取り戻していた。
その顔は先程俺が吐き出した白濁液で染まっている。誰も見ないであろう彼女のその淫らな姿に俺の心は征服感でうち震えていた。
そう、俺は顔射が大好きであった。女が男の欲望の白濁液にまみれるその姿が非常に興奮する。
だが、魔物娘というものは膣内射精を求める。俺のフェティシズムと反する
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