とある書店で提灯娘の女性は首を傾げながら女性誌のページをめくっていた。
彼女の名前は石田 燈(イシダ アカリ)。
元はとある居酒屋の赤提灯だったが、そこの若大将の石田 衛に大事にされているうちに付喪神となり、彼と結婚して今に至る。
毎晩のように二人は交わりあい、燈は衛の優しい攻めに何度も絶頂を味あわされたが、まだ別の願望があった。
もっと道具のように犯して欲しい
『とは言ってもなぁ・・・』
燈は、今度はため息をつく。
見ている女性誌はダークエルフやオークが編集に参加しているSM雑誌なのだが、どれも燈には過激すぎた。
『肉便器のようには使われたくないし、痛いのは嫌だし・・・というより、乱暴に扱って欲しくないの。うん、愛情からやっているのは分かるんだけどさぁ・・・』
女心というものは難しいものである。
『男性雑誌に何かないかな』
ダメ元で燈は成人向け男性雑誌に手を伸ばす。
そしてパラパラとページをめくって目を通していたが、あるページで動きが止まり、目が見開かれた。
「こ、これだー!!!」
「本屋では静かにしてください」
書店でアルバイトをしている文章型リャナンシーが注意する。
「あ、すみませ・・・こ、これだー!!」
リャナンシーを見てなぜか燈はまた声を上げる。
「ちょ、言っているそばから・・・!」
「あ、ああ、ごめんなさい、つい興奮して・・・この雑誌、買います。釣りはいらないから」
雑誌と彼女を見たことによって浮かんだ案のお礼として、600円の雑誌に1000円出して、燈は軽い足取りで書店を出た。
居酒屋の人間の活動は普通の人とは違う。
朝の5時まで働き、その日の売上などを計算し、明日(日付は同じだけど)の仕込みをして、ようやくプライベートの時間だ。
もちろん、その時間には夫婦の時間も含まれる。
衛と燈は朝に交わるのだ。
『今日はなんか燈、いつも以上に明るかったな・・・何かあるのかな?』
シャワーを浴びた衛は寝室のドアを開けた。
「ま・も・る♪」
「なっ!? これは一体なんだ!?」
部屋に入り、媚びた声をかける燈の姿を見て衛は驚愕の声をあげた。
全裸の彼女の身長は20cmほどしかなかったのだ。
「え、え〜っと、これはどうしたことで?」
「あのね、衛。私は衛との性生活には満足しているんだ。うん、でも・・・」
言いづらそうに言葉を切った燈だが、一息に言った。
「もっと道具のように使っても欲しいの」
戸惑う衛に対して燈は告白する。
「それでね、今日書店に行ったらこんなのを見つけて・・・」
小さくなって手で持つことができないので、既に開かれている雑誌を燈は指し示す。
衛が手にとってみると、それはオナホールの広告のページだった。
「でね、でね。リャナンシーとかフェアリーって、エッチする時はオナホ妖精になるじゃん? そんなことができないかなと思って、ピクシーに協力してもらって、一時的に小さくなったの♪」
「燈・・・」
衛は思わずごくりと喉を鳴らす。
燈の膣内はきつく締め付ける上、提灯のごとく蛇腹の襞が肉棒のカリに引っかかって快感をもたらす。
それが小さくなることでさらにきつい締め付けとなり、自分の手の速度で扱くことができるとは・・・
「ね、衛」
ベッドの上にちょこんと座りながら燈は足を広げ、くちゅりと秘裂を広げた。
「私の身体を使って気持ちよくなって・・・♪」
「あ、ああ・・・でも、その前に・・・」
服を全て脱ぎ捨て、衛は燈の身体を手にとったがすぐにその淫穴に自分の剛直をねじ込まなかった。
「ちゃんと下ごしらえもしないとな」
その小さな小さなくちびるにキスを一つし、そして指を胸に這わせてぷるぷると刺激を送る。
「あ、あんっ! なんかいつもと違って気持ちいいよう」
「そうかそうか、ならこれならどうだ?」
燈の身体に再び衛の口が近づく。
そして・・・
「ひゃあああっ!?」
燈が声を上げる。
衛の舌が燈の裸身を這っていた。
だたの舌での愛撫だが、普段と大きく異なる。
燈の身体が小さくなっているため、一気に多くの面積を舌で愛撫されているのだ。
腹、両胸、乳首と一度に舌で愛撫される・・・人外娘の提灯おばけの彼女にとっても、これは人外の攻めだった。
「や、やああっ!? これ、これすごいよぅ! おかしくなっちゃう!」
「もう? まだここを舐めてないじゃないか」
「えっ?」
衛の言葉にかすかな恐怖を伴った期待が燈の脳裏をよぎった。
予感のとおり、衛の舌先が燈の脚の間を割って入る。
そしてべちゃりと燈の股間にその軟体物質が貼り付いた。
膣口に、クリトリスに、尻に、アナルに、内股に、ぬるぬるしていながらざらついてもいる軟体物質が密着する。
「あ、あ、ふああ・・・」
それだけで燈は恍惚とした表情を浮かべた。
だが、貼り付くだけで終わるはずがない。
舌が蠢いて
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