コンコン
「あれ、ゆーくん? いないのかな……」
意を決してゆーくんの部屋を訪れた私は、ノックの音に反応がないことに訝しむ。
試しにドアノブを回してみると、キィと音を立ててドアは開いた。
これはもしかして……。
「やっぱり。寝ちゃってる」
私が決心するまでの間に、待たせすぎちゃったのかな。
すぅすぅと寝息を立てるその逞しい顔を見ていると、さっき1人でシたばかりの秘所が再び愛液を分泌し始めるのを感じる。
うう……私のカラダ、敏感すぎるなあ。
でも、やっぱりカッコいいなあ。
短く切り揃えられた髪もよく似合ってるし、寝巻の上からでも分かる筋肉は、頬ずりしたいくらいに盛り上がってる。
おっと、見とれてる場合じゃないや。早く起こしてあげなきゃ。
気持ちよさそうに寝てて可哀想だけど、私の想いだって聞いて欲しいもん。
でもどうやって……そうだ。
ゆーくんの耳元に、私はそっと口を寄せる。
「ゆーくん。起きて。遅れちゃってごめんね」
「ん、んん……」
「いまから3秒数えるから。それまでに起きなきゃイタズラしちゃうからね」
こっそりそう囁いた私は、微かな吐息も聞こえるくらいの距離に口を近づけて、カウントを始める。
さ
#12316;ん。
に
#12316;い。
「ううん……。うわあサキ!? もう来てたのか!」
「い
#12316;ち……。ふふふ。起きちゃったね」
驚いた顔でゆーくんは飛び起きた。
私の格好と雰囲気がいつもと違うことに気づいたのかな、顔が真っ赤になってる。
えへへ、もう逃さないからね。
「サ、サキ。その格好は……」
「んふふ、いいでしょ」
大きく開いた胸元を、見せつけるように両腕で寄せる。
対になったおっぱいが、むにゅうと音を立てて歪む。
ほら、もっと見て。
「うわあ、すげぇ……。って、そうじゃない。サキに訊きたいことがあるんだ」
「うん? なあに?」
「その、そんな格好で来てくれたってことは、俺とセック……エロいことをしに来たってことでいいんだよな?」
ゆーくんは、しどろもどろになりながら私に質問する。
ふふふ、可愛いなあ。
「そうだよ。今日こそエッチしに来たの」
待たせちゃってごめんね。
でも、その前に伝えなきゃ。
「それでね」
「それなら、する前に謝らなきゃいけない事があるんだ」
「え?」
必死で気づかなかったのかな、ゆーくんは私の言葉を遮るように話しだす。
じっと私の目を真っ直ぐに見つめて、思い切ったように口を開いた。
「俺、今まで鈍感なふりをしてサキから逃げてた。サキがセックスしたがってたことに、本当は気づいてたんだ! ごめん!」
一息でそう言い切ると、ゆーくんは頭を大きく下げる。
ふふふ、なぁんだ。そんなことか。
返事を待っているのか、頭を下げたままの彼に私は答える。
「うん、知ってたよ」
「え、気づいてたのか! じゃあ何で……」
「そのまま押し倒さなかったのか、かな?」
ゆーくんがびっくりした顔のまま頷く。
攻守交代だね。
今度は、キミが私の話を聞く番だよ。
「それはね、怖かったからなの」
「怖かった?」
ゆーくんは釈然としないような表情を浮かべる。
ごめんね、これだけじゃ分かんないよね。
「手、だして」
「え?」
「理由、教えてあげるから」
おずおずと差し出された彼の右手を、私は両手でそっと掴む。
ゴツゴツしててカッコいいそれは、爪も短く切り揃えて整えられている。
もしかして、ゆーくんも準備してくれてたのかな。
仄かに嬉しさを感じて、私は躊躇いなく彼の手を股へと導く。
「サ、サキ……」
何をされるのか察したのか、狼狽する彼の小指をゆっくりと立たせる。
そしてそのまま、おまんこの入り口に押しあてた。
いくよ、ゆーくん。
ぐちゅり。
「んん……!」
「うわあ……すげぇ……。暖かくて、ぎゅうぎゅうで……」
強引に入り口を押し広げられるような感覚に、思わず声が出ちゃう。
どうしよう、まだ先っぽが入っただけなのに、おんなじ小指でも、やっぱり男の子のはキツい……!
ああ、でも……。
「気持ち、いい……!」
「えっ」
「あ、違うの。そうじゃなくて……」
ダメだ。今気持ちよくなっちゃ。
これはゆーくんに説明するためなんだから。
私は、そのまま一番奥まで入れるために手を進める。
ぐにゅゅゅう。
「ひゃあああ……!」
「うあぁ……!」
こつん、とそう突っ込まないうちに、奥まで指が到達する。
その位置は、せいぜい小指の中程までしかない。
たったそれだけなのに、私の膣壁は限界近くまで拡張されたことに文句を言うかのように、ギチギチと悲鳴を上げていた。
「どうかな? ゆーくん」
「す、すげえ感触だよ。女の子のナカってこんなに締め
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