じんわりとくる、暖かさ。
肌に直接その暖かさが伝わる。
「まだ・・・・ちょっと冷たい・・・・」
すぐ耳元で声がする。
重たいまぶたを開けてみると、
「・・? !?」
綺麗な白い肌だった。とくん、とくんと鼓動が聞こえる。
じゃぁ両頬にあたるやわらかい感覚は・・・・
「ち、ちょっと・・・・!」
あわてて引き離そうとすると体中に激痛が走りまともに体を起こすこともできずその場に倒れこむ。
どうやらベッドに横になっていたみたいだ。
よく見ると体のいたるところに不器用ながらも包帯で体を巻いたところがあった。包帯の締めが甘いためか、血がにじんでいる。
「あ・・・・起きたんですか?・・・よかった・・・・」
隣にいる少女が体を起こす。薄紫の髪が滑るように下に垂れる。
自分と同じく、服を身に着けていなかった。
つややかな肌、形の良い胸、綺麗なくびれ。少女の体一つひとつがとてもいい生活をしていることを物語る。
「よ・・・よかったじゃない!なんでこうなってるのよ・・・?というか!何で女となんか寝ているのよ私は!?」
ベッドに横になりながらも起き上がった少女をにらみつける。
人間を食料として生きるリオにとって、人間と寝ているということがとても腹立たしく嫌悪させた。
「・・・そうだわ。暖かいスープあるはずだからまってて。動いちゃ駄目だよ?」
そういうと少女はベッドから降りてそのまま部屋の奥へ行ってしまった。
「あ!ちょっとぉ!!・・・・・・・・・・・・・・・」
自分の話の腰を折られて呆然としてるリオを置いて。
「な・・・・なんなのあの子・・・・・・」
独り呟くリオだが、心には仄かな安心感と不可解な気持ちが芽生えていた。
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ああ・・・あのときの、初めてあったときの・・・・・・夢・・・ね。
ヴァンパイアじゃなくたって、あんなことになっていれば誰だって驚くわよ。
この私が、母親に抱かれて眠る子供みたいになってるんだから。
あーあ。今日は、寂しい一日になりそうね。リズ・・・・・・・
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