回想の刻 1





ひたすら、歩く。

重たい体を引きずりながら。先ほどまで着ていたドレスも、捨てて今は下着しか着ていない。

血だらけのキャミソールがはたはたと風にはためき、私の体から熱を奪う。

傍から見れば娼婦とも変質者とも見られかねない。

お腹に受けた傷が予想以上に酷く、出血が止まらない。

「うぐぅっ!!」

口から熱い液体がこぼれる。

私の体に流れるものであり、私の命でもある、血。

頭がくらくらして目眩が止まらない。

「なんなのよ・・・!あのリーンベルとか言う騎士・・・無茶苦茶だわ・・・あっ」




  ドサッ




グラリと体が揺れた次には地面に横になっていた。

真上から光を照らす満月がとてもまぶしく思える。

そんなことを考えていると、意識が朦朧としてきた。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もう・・・・つかれた・・・」

もう、ねむ・・・い・・・・・・











                                 「ひゃっ!」






誰かの声が聞こえた気もするけど、私の意識は闇に落ちた。




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ーもし・・・もし、もし・・・

 ど、どうしよう・・・・

 わ、私の家に・・・・・・・・・・・・・・・





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「リオ・・・レヴァンタルス」

 「そうよ。それが何か?」

「我は神の代行者!主の手からは逃れられぬと思え!騎士、リーンベル=アダンシュテインが主に代わり貴様を断罪する!!」



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10/05/05 08:56更新 / riorain
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