ひたすら、歩く。
重たい体を引きずりながら。先ほどまで着ていたドレスも、捨てて今は下着しか着ていない。
血だらけのキャミソールがはたはたと風にはためき、私の体から熱を奪う。
傍から見れば娼婦とも変質者とも見られかねない。
お腹に受けた傷が予想以上に酷く、出血が止まらない。
「うぐぅっ!!」
口から熱い液体がこぼれる。
私の体に流れるものであり、私の命でもある、血。
頭がくらくらして目眩が止まらない。
「なんなのよ・・・!あのリーンベルとか言う騎士・・・無茶苦茶だわ・・・あっ」
ドサッ
グラリと体が揺れた次には地面に横になっていた。
真上から光を照らす満月がとてもまぶしく思える。
そんなことを考えていると、意識が朦朧としてきた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もう・・・・つかれた・・・」
もう、ねむ・・・い・・・・・・
「ひゃっ!」
誰かの声が聞こえた気もするけど、私の意識は闇に落ちた。
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ーもし・・・もし、もし・・・
ど、どうしよう・・・・
わ、私の家に・・・・・・・・・・・・・・・
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「リオ・・・レヴァンタルス」
「そうよ。それが何か?」
「我は神の代行者!主の手からは逃れられぬと思え!騎士、リーンベル=アダンシュテインが主に代わり貴様を断罪する!!」
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