「・・・・・・・・・」
静かな道。
「・・・・・・・」
まっすぐ前へ進む足音と、それを追うように聞こえる小さな足音。
「・・・・いい風が吹いてるな。ダルキス。」
不意に前を歩いている青年が声を発する。
「えっ……そ…そうだね。気持ちいい風だね。」
後ろからついてきてる少女は驚いたように答える。
「最近思う。世界が、こんなやさしい風でいっぱいになったらいいだろうと。」
「そうだね……そしたら、きっと毎日が楽しくすごせそうだよね…」
「ああ………そのためにも、俺は………………」
とたんに、青年の顔が睨みつけるような鋭い顔つきになる。
怒り、憎しみという感情が表にあらわれているようだ。
その表情をみた少女は言葉を失い、悲しく黙り込んでしまう。
「この世界を救うためにも、俺は殺し続ける。魔物を、全て。」
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