「ラグノア=アーギュストの捜索が打ち切り・・・・本人は死亡したと判断する。か。」
それなりにきれいな部屋。壁の装飾もそれなりに派手。
僕はそれなりにいい椅子に座り、それなりに美味しいコーヒーを飲みながら伝令を読んでいた。
捜索が打ち切りになったということは・・・・・
「これで晴れて彼は死亡したことになるのか。」
「死亡・・・・」
命令書を読んでいた僕の傍らに座っている少女、メニスは小さく囁いた。
「多分、死亡はしていないだろうね。」
「私もそう思います。だってあそこの森は……」
「だね。教会が管理してる場所であるにもかかわらず魔物に入られやすく住処になりやすい環境がたくさんあるからね。…教会もなにやってんだか。」
「おかげで犠牲者がまだ増えてしまいましたね………」
メニスは悲しそうにしゅんとする。どことなく泣きそうだ。
僕はメニスの黄金の髪をなでてあげる。
「んきゅ……ぅ……」
「そんな顔しないでメニス。この前の巡回の時だって襲われていた市民を助けることができたじゃないか。」
「はい………」
先日、周辺地域巡回中に一般市民の男性が魔物に襲われる事件があった。
ゴブリン、インプ、スライム………よくあるパーティだった。
もちろんすべて撃退した。本当は殺してしまうのがメニスのためになるんだけど、そのメニスが殺すことに抵抗があるようで、仕方なく撃退程度にとどめておいてある。
魔物たちを生かすことを是としない教会にとって僕は邪魔者でしかない。
しかし、教会のお偉いさんたちは僕を手放すことはしない。
いや、手元に残しておきたいのだろう。………唯一、聖剣・メニストルクシュオンに選ばれた兵士として。
「あの……グレン・・・・・・・・・・・・・・・・」
メニスがもじもじと体をゆする。
「ん?…ああ。今なら・・・いいかな。」
「は・・・はい。・・・・・・・・・・・・ん・・・・・・・・・」
メニスが背伸びして唇を近づけてくる。小さな少女のかわいらしくやわらかな唇に僕も顔を寄せる。
近づく唇と唇。触れ合うその瞬間。
コンコン
「あ・・・・・」
扉をノックする音。誰か訪れたようだ。
「はぁ・・・もう少し空気よんでほしかったね。・・・・どうぞ。」
メニスの頬に軽くキスをして扉の向こうの相手を招き入れる。
「失礼します。騎士アダンシュテイン。」
現れたのは教会の兵士だった。相変わらず表情が硬い。
メニスはすばやく僕の後ろに隠れた。
「グレンでいい。っていつもいってるのに・・・・」
「し、失礼しました!騎士グレン!」
「まぁいいよ。で、用件は?」
「は、はい…騎士グレンダレッテ=アダンシュテインへ新たな任務を伝えに参りました。」
「内容は。」
「はい。南沿岸沿いにある町、ティエアルッテ周辺にて出没している通称、「黒炎の魔人」についての情報を集めろ。とのことです。」
黒炎の魔人……最近、世間を騒がせている謎の人物だ。
彼と遭遇したものは人であろうと魔物であろうと生きて帰ることは無いと噂されている人物だ。
これもまた噂なのだが、一振りの片手剣ですべてを暗黒で燃やしてしまうとも言われている。もしこれが本当なのであれば魔物以上に危険な存在であることになるだろう。
「黒炎の魔人・・・・ねぇ・・・・・・・・・・了解。3日後に現地へ向けて出発すると頭の固いお偉方へ伝えてくれ。」
「り・・了解しました。失礼します。」
兵士が部屋を出た後、僕は大きくため息をついた。
どーせ、僕ぐらいしか動かせる奴がいないんだろう。
他の騎士様は魔物をぶっ殺すのに忙しい様子だからな。
「グレン・・・・・あの・・・・・・・もう・・・・ガマン・・・できない・・・・・」
後ろに隠れていたメニスが目を潤ませて僕を見上げる。
顔は苺の用に赤く、息も荒かった。
「わかってるよメニス。それじゃ、今度こそ・・・しようか。」
「うん・・・・」
今度こそ唇を重ね合わせる。戸惑いも、躊躇いもなく。
廊下に誰がいようと関係無い。互いの唇を犯し続ける。
犯して。
犯して。
まだ犯す。
さらに犯す。
お互いの舌がいやらしく絡み合う。
お互いの唾液が、口の中を行き来する。
「んっ・・・・んんん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!っぷはぁ………ぁ…!」
息が続かなかったのだろうか。メニスが唇を離す。
「っはぁ……ん…はぁ……はぁ………いきなり……飛ばしすぎ…です…」
顔を
[3]
次へ
[7]
TOP [9]
目次[0]
投票 [*]
感想[#]
メール登録