第六話 キャラバン『カガリビ』 【後編】

買った荷物類を纏め終え、寝具入れが丁度物入れになりそうだったのでそこに入れることにした。
このジパング式の寝具というか部屋はなんとも合理的で素直にすごいと思ってしまった。
ベッドがこの部屋に置いてあると間違いなくそれだけで埋まってしまいじりじりと横歩きしないと移動なんて出来ないはずだ。
ふと思えばこの床、畳がベッドの様に脚が有ると潰れてしまうからこのように布団になっているのでは無いだろうか?
想像するだけでも楽しくなってくる。
この旅が終わったら一度ジパングへ行ってみたいものだ。
直に寝転び、座り、立てるというのも良い・・・自分の家を建てる時は玄関で靴を脱ぐようにしようか等と近いか遠いか分からない未来に思いを馳せてみた。

時間は日も落ち、月明かりとキャラバンの魔法光による街灯の明るさが窓から入ってくる程度。
遠くには酒場やフードコートから微かに聞こえてくる喧騒。
だが、それも俺達には関係のない事だ。
窓の光よけの板を全て塞がない程度に取り付け、光を調整する。
後ろから聞こえてくる布がこすれる音。
俺も下着だけ残して衣服を脱ぐ。

「準備、いいよ」

「こっち向いてほしいんだよ」

ゆっくりと振り返ると一糸纏わず大事な所を腕で隠している二人が熱い視線を俺に向けながら布団の上に立っていた。
普段はうしろ髪を肩の高さから二つに分けて纏めていたティナが下ろしていて、逆にニミュがサラサラとした赤毛混じりの黒髪をうなじら辺で一纏めにしていた。
ニミュも目隠しを取り、その金色の瞳を見せてくれている。
僅かに震えているティナに声をかける。

「ティナ、寒くないか?」

「すっげー寒いんだよ...早く温まりたいんだよ...」

「私はいいから先にティナを抱きしめてあげて」

ニミュはそう言うが、本当は自分を一番に抱きしめて欲しいはずだ。
それならと思い、俺はティナを前から抱きしめる。
俺に触れた途端震えていた体がピタリと震えが止まり、安心しきった鳴き声をか細くあげる。
人間の少女と一切の違いが無いその姿、柔らかい肌が俺の身体に張り付き、離れそうになっても拒むかのように吸い付く
俺の腰に腕を回し、とにかくほんの僅かでも多く俺と触れたいという気持ちが伝わってくるほど密着してくる。。
そんなティナの頭を撫でながら空いている手でニミュにこっちに来るよう合図を出す。

「え・・・?」

「後ろから抱きつけるだろ?」

言いたいことを理解したニミュは俺を覆うように抱きしめてくる。
フワフワとした両腕の毛がくすぐったく、けれども離したくない愛しさをくれる。
ティナには無い豊満な双丘は俺の背中に押し付けられ、潰れながらも先端がコリコリと刺激を与えてくれる。
本来なら今すぐにでも揉みしだきたいがその欲求を押さえつける。
上半身だけでは足りなくなったのか俺とティナの足に自分の足を絡み付けてくるニミュ。
そのもさもさとした獣の足を受け入れ、更にから見つけようとするティナ。
左手で前のティナの頭を、右手で後ろのニミュの頭を撫でる。
ティナはすりすりと額を俺の胸板にこすり付け、力いっぱい腕に力を込める、離したくないと言うように。
ニミュは胸を離したり押し付けたり、俺やティナを両手で撫でてきて心地よくさせてくれる。
・・・アレが俺の臀部に擦り付けられてるのは愛情表現と受け取っておこう、微妙に背筋が寒いが気のせいなはずだ。

「あったかいんだよぉ...」

「私も...」

「なんか、このままでもいい感じがするな」

「「なんか言った?」」

「何でもないです、はい」

むろん、このままスルーするなど俺には出来ないというか男なら不可能だ。
前方に美少女、背中に美女。
計ったつもりはないが、この状況実に良い・・・。
今度から毎回これやってもらうのいいかもな、と思った所で二人が動き出す。

「ふふ、数日・・・正確には4日近く溜めておいたからどれだけ出してくれるか楽しみなんだよ」

「しっかり無駄撃ちはシないでくれていたみたい♪」

「うおっ...くぅっ...自慰なんてやったらお前ら怒るだろっ」

二人がかりで前後から下着越しに俺のモノに触れてくる。
打ち合わせでもしていたのかと言いたくなるようなコンビネーション、ティナがパンツの中で膨らんでいるモノの先端を撫でれば後ろから腕を全部使って玉ごと竿を撫でまわしてくる獣の腕。

「気持ちいい...って聞かなくてもすっごく良さそうな顔をしてくれているんだよ」

「サービスしてあげないとね...」

ニミュの言葉で責め方がガラリと変わる。
ティナの腕が肉棒から俺の尻をもみ出すようになり、舌でちろちろと胸板を舐めだす。
気持いいかと言われたら微妙な所だが、何故か興奮してしまう。
更にニミュが両手で俺の乳首を責めだす。
初めはつんつんとつつ
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