魔物の伴侶、過激派がお届けいたしますっ!



「毎度お世話になりますー。レスカティエ陸運ですー。」

ある日突然、妙に大きい箱が送られてきた。
何か重量物を運ぶときのような木箱で、サイズは・・・そうだな、ファミリーサイズの冷蔵庫よりちょっと小さくて、一人暮らし用の冷蔵庫よりはかなり大きい。
幸いにも僕の部屋には多少の余裕があったので玄関脇に箱を置くことができたのだが、それにしてもでかい。でかすぎる。こんな大きなモノ、買った記憶もない。
しかし宛名のところにはハッキリ僕の名前が書かれている。
その荷物は2梱包で、何ともう一つはインパクトドライバーセット。
どうやら、これで木箱のネジを外せと言うことのようだ・・・

同時に渡された封書には、こんなことが。
「プレゼント当選おめでとうございます!

こちら、ラディカリスト・ゴーレム・アートワークスです。
先日は「ストーン彫刻と立体美術展 in リビングマート高山本店」にお立ち寄りいただき
誠にありがとうございました。
厳正な抽選の結果、池崎 蒼也様がプレゼントに当選いたしましたので
賞品をお贈り致します。

池崎様の人生にとって、とても有用なものになると思います。ぜひご愛用ください。」

業者が帰ったあと。指示書に従って、前面の蓋を外したのだが・・・
その中身に面食らった。

なんと身長180cm程度の・・・等身大フィギュアか!?
ご丁寧にもきれいにまとまった黒髪ロングで、ウエストライン付近で切れた白いミニ浴衣に黒いエプロン状の物体。これがスカートをも構成しているようだ。手足はやたら手触りの良いロンググローブとニーソックス。
やっていいのかと思いながらも下着を見てみると、上はボンデージによくあるような乳出しシャツ、下はジッパー付きの穴あきぱんつ。しかもご丁寧にもバイブまで挿入されていて、専用の固定具で固定されていた。
よくもまぁこんな細部まで、僕の好みに合わせてきたモノだ・・・。

指示書には、こうも書いてあった。
「・・・どうぞ、彼女を池崎様の慰みものにしてください。
この柔らかおっぱいも、変幻自在のお○んこも、池崎様を愉しませるためのものです。
そして、どうぞご遠慮なく甘えてください。・・・」

その時の僕は、気がついていなかった。
それが、ただの等身大フィギュアではないことに。
「・・・音声認証、池崎 蒼也(いけざき そうや)くんの存在を確認。システム、自己起動します。」

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さすがに、こんなものを送りつけられても置き場所に困る。
ちょっともったいないが、辞退させてもらおう・・・
と、ケータイを取ろうと背を向けた次の瞬間。

「初めまして、蒼也くん。私はミストレイ(Mistray)、過激派の手によって蒼也くんのお世話をするべく専用チューニングを施されたゴーレムです。炊事、掃除にお洗濯から性処理に至るまで、身の回りのありとあらゆることは私にお任せくださいね。」
「な、なんだっ!?」
もはや生身の人間かと見紛うかのような自然すぎる動きで、そのゴーレムは・・・

僕を、優しく、しかししっかりとハグしてきた。
正直、こんな美人の巨乳にハグされたら僕の「男」が黙っちゃいない。
そこで、距離を取ろうとしたのだが・・・

動かない。動けない。
ゴーレムは怪力だ。それは、こんな美女になっても変わらないらしい。
しかも、こんなことを言ってきた始末だ。

「ふふ〜んっ♪そーくん絶対離さない〜っ♪お姉ちゃんにいっぱい甘えて、い〜っぱいえっちもしようね〜っ♪」
「ちょい待てっ! なんか今サラリと爆弾発言が聞こえたよっ!?」
「それこそおっぱいでも、お○んこでも、好きなところを触っていいよ。この身体は、そーくんにいーっぱいえっちなことを楽しんでもらうためのものだから。もちろんこのお○んこも、そーくん専用の精液お便所。だから、今日からそーくんはオナニー禁止。勃起して辛くなったらいつでもとろとろお○んこに挿れて、そのまま気持ちよくなって思う存分中出しすればいいんだよ。そーくんが子供を望まないなら、私は孕まないから。」
いわゆる「AもBもすっとばしてC」という状況になったわけで、正直戸惑っていると・・・

「というより、しようとしなければ無理やりにでも犯します。」
「・・・え!?」
その一言に、僕は耳を疑った。

「実はですね、そーくんは『保護対策』の対象者なんです。」
「保護対策?」
「ええ、そーくんは優しくて、でもそんなに強くない。だから、この世の中に徹底的に食い物にされ、破壊されてしまうおそれがあるんです。
なので過激派ではこのような保護を必要とする対象者を探し出し、特殊な訓練を受けた魔物の中から志願したものを対象者のもとに派遣しています。ただ・・・」
「ただ?」
「中には少し特
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