飼う者と飼われる者

 セシリオは、鍋をかき回しながら中を覗き込んだ。トマトはうまい具合に煮えている。一緒に煮ている玉ねぎと人参、そしてわずかな鶏の肉に染み込んでいるようだ。背後のテーブルの上には、硬いパンと安物の葡萄酒、牛乳が用意してある。シチューが出来れば、夕食の準備は終わる。
 すでに夜は更けており、寝ている者も多い。だが、セシリオの飼い主は、今頃ようやく仕事を終えるのだ。彼女の仕事を考えると仕方のないことだ。
 シチューが出来上がったちょうどその時に、彼の飼い主が部屋に入ってきた。彼女は、身体を隠す長衣をきつく自分の体に巻き付けている。仕事をする時は扇情的な格好をするが、その反動で仕事以外の時は体を隠そうとする。
 セシリオは、火を止めて彼女を迎え入れる。彼の姿を見て、疲労のにじんだ女の顔に笑みが浮かんだ。

 セシリオは、娼婦であるマリエッタに飼われていた。マリエッタに衣食住の面倒を見てもらっている。代わりに、掃除、洗濯、料理などをしている。
 彼の一番の仕事は、飼い主に奉仕することだ。彼女の体を洗い、揉みほぐし、そして性玩具として奉仕する。性玩具である少年は、年増の娼婦の体の隅々まで知っている。その体の反応も知り尽くしている。
 セシリオは、自分の境遇を悪いものとは思っていない。雨露をしのぐ部屋に住むことが出来る。寒さを防ぐ服を着ることが出来る。飢えに苦しむことも無い。殴られることも無い。彼の飼い主は、彼の両親に比べれば天使のようだ。性玩具になることなど些細なことだ。
 粗末な部屋の中にはたいしたものは無い。セシリオの努力のおかげで清潔なことくらいが取り柄だろう。その部屋の中で、二人は食事を楽しむ。
 食事が終わり、セシリオは食器を洗う。その背を、飼い主である娼婦は見つめている。まとわりつくような粘っこい視線だ。少年は、彼女が何を望んでいるのか分かっていた。

 マリエッタは、裸の状態で寝台に仰向けの格好になっていた。セシリオも裸となり、彼女の体に覆いかぶさる。彼は、飼い主の体に口付けていく。首に、肩に、胸に、腋に口付けていく。彼女の反応をうかがいながら、丁寧に口と舌で奉仕する。
 夏の熱気に汗ばむ彼女の体を、セシリオは水で洗ったばかりだ。彼女の体からは、香草の香りが立ち上っている。あらかじめ水に香草を漬けていたのだ。二人のささやかな贅沢だ。
 性玩具たる少年は、奉仕する対象である女の体を見る。娼婦として食えるだけあり、肉感的な魅力の有る体だ。だが、年のせいで豊かな胸は垂れ、腹には肉がついている。セシリオは、年増娼婦の腹を愛撫しながら口を付ける。
 娼婦の首には、淫魔のお守りがかかっている。彼らのいる国は反魔物国であり、淫魔は禁忌の存在だ。だが娼婦たちは、自分の仕事が上手く行くように密かに身に着けている。
 女のヴァギナからは、透明な蜜があふれていた。少年は、ヴァギナに口を付けて蜜をすすり上げる。ろうそくの灯りは、娼婦の下腹部を照らす。数えきれないほど男を迎え入れたヴァギナは、黒ずんだ色をしている。粘っこい蜜は、少年の舌にまとわりつく。
 セシリオは、ヴァギナから舌を移していく。ヴァギナと尻の間をゆっくりと往復する。そして女の尻を持ち上げると、その尻の穴に舌を這わせる。毛の生えた尻の穴をくすぐり、皺を一本一本舐めていく。そうしてほぐすと、中へと舌をもぐり込ませた。
 女は、かすれた声であえぎ声をあげる。その声を聴きながら、少年はゆっくりと舌を出し入れする。尻の穴の入り口は、丁寧に洗った。だが、奥へと舌を進めると、独特の臭気と味がする。少年にとっては、慣れた臭いと味だ。
 女は、性玩具の頭を軽く叩いた。この合図の後にやることは分かっている。少年は体を起こし、女のヴァギナにペニスを当てる。少年らしい小ぶりのペニスは、硬くそり返っている。少年は、蜜壺の中へと進めていく。
 性玩具は、飼い主の反応を見ながらペニスを動かし続けた。痙攣し、もだえ、喘ぎ声を上げる彼女を見ながら、効果を考えてペニスを出し入れする。飼い主は、彼に熱心に性技を仕込んだ。彼は、その成果を惜しみなく発揮していく。
 少年は、飼い主が絶頂へと上りつめる様を落ち着いて見つめていた。獣じみた声を上げる女を見ながら、少年はペニスを抜く。そして女の腹に向かって白濁液を放つ。
 彼は、飼い主の恍惚とした表情を見ながら、荒い息をおさめようとしていた。

 マリエッタは寝息を立てていた。セシリオは、彼女を無言のまま見下ろしている。彼女の整った顔には、穏やかな表情が浮かんでいる。ほつれた赤毛は、彼女の顔を魅惑的に引き立てている。
 だが、彼女は若さを失いつつある。その肌は、若いころの張りは乏しい。体形には、だらしの無さが目に付くようになっている。熟した魅力はあるが、若いころの魅力に比べると見劣
[3]次へ
ページ移動[1 2 3 4 5 6]
[7]TOP
[0]投票 [*]感想
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33