バーナードは、畑仕事の疲れを背負いながら歩いていた。辺りは夕日に包まれており、空は赤と紫が混ざり合っている。バーナードの体は夕日を背負い、顔は暗い影となっている。
その背に、いきなり抱き付く者がいた。小柄な体を震わせて、柔らかそうな金髪を振り乱しながら抱き付いている。その少女の様な可愛らしい顔は、歓喜に染まっている。
「お帰り、バーナード。待っていたんだよ。早くバーナードを抱きしめたかったんだ」
少年は、バーナードの背に強く頬を擦り付けながら言う。
「こんな所で抱き付くな。人に見られる。面倒なことになるだろうが」
バーナードは渋い顔で言うが、少年は抱き付いたままだ。バーナードはため息をつく。すでに二人は関係を結んでいるが、人に知られたくはない。この地では同性愛は迫害されているのだから。
畑で倒れたバーナードをレーンが治療したことをきっかけに、二人は関係を持った。レーンは薬師であり、バーナードの住む村の人々の治療をしている。
運び込まれたバーナードの治療をした後、レーンはバーナードに体の自由を奪う薬を飲ませた。レーンは、バーナードのペニスを口で愛した。バーナードは抵抗しようとしたが、薬のせいで動けない。レーンは、じっくりと丹念にバーナードに奉仕をした。
バーナードは、薬により七日間レーンの家に監禁された。レーンは、他の村人には治療中だと誤魔化した。バーナードは、その間中レーンに口で愛された。数えきれないほどレーンの口の中で果てたのだ。七日目には、バーナードは快楽に抗うことをやめた。
それ以来、二人の関係は続いている。バーナードは、性の快楽に溺れていた。
バーナードは、レーンの家に入った。二人は同居している。村人には、バーナードがレーンの薬作りを手伝うためと言い訳をしている。村人の中には二人の関係に気が付いている者もいるようだが、二人に対しては何も言わない。薬師であるレーンを重宝しているからだ。
「男臭いよ、バーナードの臭いだ」
レーンは、バーナードの胸に顔を寄せて臭いを嗅いでいる。
「風呂に入ったほうがいいね。汗の臭いはそそるし土の匂いは構わないけれど、肥やしの臭いは嫌だよ」
レーンは、笑いながら鼻を鳴らして見せる。
「仕方ないだろ。畑仕事をしたんだから」
バーナードは唸るように答える。答えながらレーンの匂いを嗅ぐ。レーンからは、さわやかな感じがする匂いがする。バーナードや他の男の様なきつい臭いはしない。薬草の匂いだろうかと考えながら、バーナードはレーンの匂いを嗅ぐ。
レーンは、バーナードの服を脱がしていく。露わになっていくバーナードの肌を舌なめずりせんばかりに見詰めている。バーナードの服をすべて脱がすと、レーンも服を脱ぎ始める。繊細な身体つきときめ細かな肌が露わとなる。レーンはバーナードを風呂へと導く。
浴室には湯が沸いており、薬草が浮かべられていた。浴室の中は、ハーブのような香りが満ちている。その薬草の香りを嗅ぐと、バーナードの気持ちは安らぐ。
村の中で浴室のある家は、レーンの家だけだ。村人を薬湯で治療するために設けてある。村人は、ふつうは村の公衆浴場で汚れを落とす。毎日薬湯に浸かる贅沢を楽しむことが出来る者は、村の中ではバーナードとレーンだけだ。
レーンは、浴室の中にある椅子にバーナードを座らせた。桶で湯を汲むと、ゆっくりとバーナードの体にかけ始める。労働で疲れた体に薬湯が快楽を与える。バーナードは、思わず声を漏らす。
レーンは、湯をかけながらバーナードの体を洗い始める。バーナードの体を擦りながら汚れを落とす。バーナードは、自分の体から汗と垢、土と堆肥が落ちていくことを気持ち良く感じる。疲れた体を擦られることも、快楽を感じる。レーンの巧みな手の動きに、バーナードのペニスは固く持ち上がり始める。レーンは、微笑みながらペニスの汚れも落としていく。
バーナードの体を洗い終わると、レーンは自分の体を洗い始めた。バーナードは、自分と違って美しいレーンの体を見る。男でありながらその体は少女の様な曲線を描いており、丸みを帯びた肩とくびれた腰が少年と少女の混合を思わせる。細い首筋は、しなやかに伸びた手足と調和している。肌は女性的な滑らかさを保ち、湯に濡れて輝きを放っている。
レーンは、体を洗い終わるとバーナードの顔を見上げた。レーンの顔は整っている。ただ、男性的な整い方ではなく、少女を思わせる整い方だ。丸みを帯びた細面であり、猫を思わせる大きな瞳が特長となっている。水色の瞳は潤んでおり、柔らかい光を放っている。形の良い桃色の唇は濡れており、少し開いた口から小さな舌が見える。
レーンは、凶暴なほど反り返っているバーナードのペニスに口づけをした。猫を思わせる舌を出し、悪戯っぽい笑みを浮かべながら舐め
[3]
次へ
ページ移動[1
2 3 4 5 6..
8]
[7]
TOP[0]
投票 [*]
感想