秘密には黙秘権を

「おかしいわ。絶対なにかあるに違いない」

パジャマ姿のままベットの上で私、ビアンナ・キューマは思考を巡らせていた。
その原因は、私の夫であるアリン・キューマが隣にいない事である。
彼はこの街、スレージ・ナックの町長をしている。のだが、起きるのが苦手でいつも私の手でしか起きる事ができない。そんな彼が隣にいないのが未だ信じられず、急いで着替えて下におりる。
この家には数人の召使がいる為、アリンの行動を聞き出してみようと思ったのだ。

「アリン様ですか? 今朝から、お忙しそうに電話をなさっておりましたよ。
えっ、何所にかけてたかですか? 確かクロートリップです。 それと・・」
「教会に用があるからと言っておられました。 あとですね・・」
「買い物をしに服屋に行かれましたよ。 あっ、そうだ・・」

『お昼過ぎたらビアンナ様をクロートリップにお連れしろと言われました』

召使達に話しを聞いてみると、別々の答えが帰ってきてその内容に驚きを隠せなかった。一番驚いたのは、彼が教会に向かった事だろう。彼の1番行きたくない場所第1位に入る所だ。今日は、本当に何かがおかしい。

お昼過ぎ。私は召使達と一緒に言われた通りに、クロートリップに訪れた。
私達、魔物娘がここを襲撃する前から存在するホテルで街の改装の際にアリンからこのホテルだけは変えるなと言われたのだ。
そんな事を思い出しながら、受付のベルを1回軽く鳴らす。 すると、奥から顔見知りの青年が出てきた。

「お待ちしておりました、ビアンナ様。どうぞ、こちらへ」

青年の後を無言のまま着いて行く。その間に、私の頭は凄まじく動いていた。

(お待ちしておりました。 これは多分、アリンが私をびっくりさせる為にあらかじめここに予約をしていたのだろう。向かう部屋に彼がいて私を脅かす。なんとも可愛らしいじゃない)

そんな事を思っていると青年が扉の前で立ち止まる。そこに彼がいると思って大きく驚こうと思い私は扉を開けた。





「・・・なんなの、これ」

扉を開けた瞬間、部屋にいたのはアリンではなく女郎蜘蛛の娘が2人、その2人が白いドレスを縫い合わしているのが目に入った。

「準備が出来ましたら、お申し付けください。メイン会場へとお連れいたします」

そう言うと青年は、部屋の外へと出て行ってしまった。
しばらくして、着替え中、未だ自分の置かれた状況を飲み込めていない私は、ある疑問が頭をよぎり、彼女らに聞いてみた。

「アリンさんが教えてくれたんですよ。おかげでサイズぴったりに仕上がる事が出来ました」

着替えが終った頃、外で待っていた青年が次の会場へと連れてくれたので彼にも聞いてみた。

「いきなりの事でしたからね。ちょうど今日は予約のお客様がいなかった為、会場として使って貰う事にしました。・・そのドレス似合ってますよ。それと感動するのはまだ早いです」

彼の話が終ったのと丁度に食堂の扉が目の前に現れ、青年が扉を開いた。
その直後、美しい旋律と大量の拍手が耳を覆い、目の前には白いタキシードを来たアリンが手を差し伸べてきた。

「驚かせてごめんね。びっくりさせたくて君には黙ってたんだ」

申し訳なさそうな彼の顔は、いつもよりの可愛らしくそしてカッコいい。
私は、顔を振ると彼の手を取りゆっくりと前に歩き出した。






「あー、疲れた。 結婚式がこんなに疲れるとは思いもしなかったわ」

そう言いながらアリンは、ベットの上に大の字になりながら寝転んだ。

「別に式を挙げなくてもよかったのに、でも・・嬉しかったわ」

そう言って、私はアリンの上に被さるように向き合いそのまま口付けを行なった。軽いキスが徐々に深く熱いキスに変わるにつれ甘美は声が漏れ始め、そしてゆっくりと離れた。

「ビアンナ、君とこれから一生添い続けることを誓う」
「神主の真似? アリン、貴方とこれからの一生を添い続けると誓うわ」

そうして私達は、また深いキスを始めた。

「それよりも、アリン。ンッ、なんでっ、私はドレスのままなの?」
「だって、綺麗だし可愛いじゃないか。ビアンなのここもいつもより濡れているし」

アリンに自分の秘部を弄られながら聞いてみた。確かに濡れているが、それは彼の触り方が気持ちいいからであって私のせいでは無い。

「これぐらいだったら挿入しても大丈夫だね」

そう言って、彼は自分の下着を脱ぎ始め大きく反りたった物を私の秘部に当ててきた。 その直後、私に凄まじい快楽が押し寄せ頭を真っ白にさせられた。

「いつもよりも強く締め付けて気持ちいいよ。もう我慢できないからゆっくりは無しね」
「ま、まっふぇ。今、うごいちゃ、やぁ」

彼は、私の反論を聞かず宣言どおりに激しく腰を打ち付けてくる。
時たま、子宮にあたるので軽くイって
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