蓮「、、、よしっ。着いた。セレナ!そっちはテントちゃんと張れた?」
あれから一行はというと街道から逸れ森の奥へと進んでいた。
このまま街道を進んではまた騎士団に見つかり全員捕まってしまう可能性を避ける為と蓮からの提案によって遠回りをして次の町へ向かっていた。
しかし案の定辺りは夕焼けに染まりこのまま前進は困難と判断して現在野営を張っていた。
セレナ「んしょっ、んしょっ、、、出来ましたご主人様!」
蓮「ありがとう!後ご主人様ってやめてよ!なんか耳がこそばゆい!」
シエラ「主よ、ただいま戻りました!」
蓮は眉を八の字にさせながらセレナを見つめる。蓮にとってはあまり心地は良くないようだ。
そこへ近辺に水辺を探してくる様に言われていたシエラが颯爽と戻って来て蓮の目の前に跪き報告をする。
シエラ「申し上げます!ここから東へ約800mに小川が流れていました。魚や獣の足跡も確認出来ましたので食料の調達にも困らないかと思います。」
蓮「ありがとう。後シエラもその喋り方はやめてね?せっかく一緒に旅する事になったんだからもう少し慣れ親しんだ喋り方をしよ?」
2人を見つめながら頬をぽりぽりと掻き眉をひそめる。
その反応を見た2人はキョトンとした表情で蓮を見つめる。
シエラ「しかし主よ。私は従者として仕えると誓った身です、、そのように馴れ馴れしくするのは、、」
セレナ「私もご主人様の雌豚ですから粗末な態度は、、、」
互いに目を合わせて首をかしげる。それを見て蓮は思わず、、
蓮「だーっ!とにかくダメなものはダメ
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#65038;せめて敬語を止めるか名前で呼ぶかどっちかにしてよ。」
あまり敬語を使われるのを慣れていないらしく2人に叱りつけるように言ってしまう。
セレナ「、、はーい、わかったよご主人様ー」(なんだか服従されてる感じがなくてつまらないなー、、、)
シエラ「、、、御意、では蓮、、殿でよろしいですかな?」(い、言ってしまった、、まさか夫婦となる前に、名の方で呼び合うだなんて、、隊長っシエラは幸せ者です!)
シエラは頬を染め蓮から視線を逸らしセレナ不服そうに口を膨らませている。
蓮「はぁ、まあいいや。そしたら僕は結界を張りに行くついでに少し食料を取ってくるから三人ともここで待ってて。」
シエラ「よいのですか?食料集めなら我々でやりますしわざわざ結界を張る程の、、え?結界?」
結界という単語に思わず戸惑い首をかしげる。なぜ人間でありただの商人である蓮がそんな物を作れるのか不思議でしかなかったのだ。
蓮「結界って言っても大層な物は作れないよ。ある程度の範囲に悪意を持った侵入者が入ったら警報が鳴る位のしか出来ないし。」
シエラ「人間で出来るのでしたら上出来ですよ
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#65038;」
バッグからいくつか御札を取り出し狩猟用罠も腰に下げてシエラが持っていた弓矢を手に持ち弦の張り具合を調べる。
蓮「元々僕だけで旅する予定なんだからこれくらい出来ないとあっと言う間に魔物や強盗の餌食だよ。」
シエラ「な、成る程、、?」(主は本当に人間なのだろうか、、実は勇者でしたとか、、)
口では納得をしたように返事をするが内心では未だに疑いを拭えずにいた。
蓮「よし、そしたら行ってくるから。すずはしっかり火の番をするんだよ?シエラとセレナは僕が戻るまで周りを警戒しときながら休んでて。後弓矢借りてくよ。」
すず「ピッ!」
シエラ「御意に。」
セレナ「わかった!ご主人様も気をつけてね!」
弓矢を引き下げ三人にそう言い残すとまだ明るい森の奥へと進んで行った。
蓮「ふう、、、これで結界は大丈夫かな。」
野営地からある程度離れた場所に結界用の御札を貼り付け一息つく。辺りを見渡すと日が沈みかけ森は一層暗さを増してきた。
蓮(、、、せめて魚用の罠だけでも設置して戻るか。)
そう思うとシエラが見たという小川の方に向かう。
小川を見つけ辺りを見渡す。薄暗いが確かに魚は確認でき動物の足跡も確認出来た為さっさと罠を仕掛けていく。
蓮(よし、こんなもんだろ、、明日は美味しい焼き魚が、、?)
ふぅと一息着きパッと正面へ顔を向けると獣の影。目を凝らして見ると頭に立派な角を生やしたシカが此方を見ていた。
蓮(シカ?罠を設置してる時には気付かなかったなけど、、でも逃げらなかったのは幸運だったかな。警戒はしてるみたいだけど逃げる素振りは無いからこのまま仕留めさせてもらうよ。)
内心逃げられたりしないかドキドキしながら大事な食料と思いソーっと逃げられない様に弓を構える。キリキリと弓を引き絞る音が骨に伝わり耳に音が響く。シカも今にも逃げ出してしまいそうに此方を見つめいた。
蓮(当たれっ
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