世の中はGW初日を迎え、多くの者が実家へと帰省していく。
俺、神谷大吾(かみやだいご)も実家へ帰省しようと考えている一人だ。
俺の予定では朝一番の電車に乗って、帰省ラッシュに巻き込まれる前に実家に帰りたかったのだが、彼女はどうもそれが面白くないらしい。
目覚めた俺の身体に、彼女の身体が丁寧に巻きついている。
彼女、楓(かえで)は一反木綿という魔物らしい。
全身が布で出来ているが、不思議な事に触ると柔らかい女性独特の感触がする。
全身を構成している布も、高級シルクに負けず劣らず肌触りが良く、普通なら巻きつかれて不快感を抱く事はないだろう。
だが、今回ばかりは事情が違う、俺はさっさと帰省ラッシュに巻き込まれる前に実家に出発したい。
楓はそんな俺に反発して身体を巻きつけて離そうとしない。
それどころか、俺に朝から交わりを求めるかのように、その柔らかく気持ちが良い布で出来た身体を益々密着させ、擦りつけて来る。
「あ
#9829; 大吾のおちんちんもやる気になってきたみたい
#9829;」
楓は自分の下半身に当たる部分に俺の勃起した男性器が当たっているのを感じ取り、嬉しそうに身を捩った。
俺はため息をつくと、これ以上寝たフリは通じないなと、諦めて目を開ける。
彼女の真っ白な……しかし俺好みのかわいい顔と目が俺を見つめる。
「全く、俺は朝一番の電車で実家に帰省したかったんだぞ……」
あまり楓にきつい言葉をぶつけると、すぐ泣いてしまう。
俺はなるべく優しい声色で、楓に不満をぶつけた。
「だって……大吾が実家に帰っちゃったら私と毎日エッチしてくれないでしょう?」
全く反省していない楓の様子にため息をつきながら、なぜ彼女とこんな仲になってしまったのかと、大吾は彼女との出会いを思い出し始めた。
俺はこの春、就職に強いと言われている大学に無事合格し、一人暮らしを始めたばかりの普通の若者だ。
部屋の中には真新しい家具や家電が揃っており、俺はこれからのキャンパスライフに思いを馳せていた。
「せっかくだし、気持ちのいい春風を部屋の中へ入れるかな」
気分良く窓を開けた俺は、思ったよりも強い春風に思わず態勢を崩す。
「おっと危ない、気持ちいい風を感じるどころか怪我するとこだった」
窓を閉めようとした俺の耳に、遠くから女性の悲鳴のようなものが聞こえる。
「きゃあああああ! 誰か私を止めてえええええ!」
俺は強風に対して踏ん張りながら、女性の声が聞こえた方向へなんとか顔を向ける。
「まさか人が飛ばされて来るほどの強風なのか?」
だが、俺の予想は全く外れていた。
飛んで来ていたのは真っ白な布が一枚だけ、それ以外に空中を俺に向けて飛んできている物は無い。
しかし、悲鳴の声は益々俺に近づいて来ていた。
状況が飲み込めていない俺の顔面に、白い布がぶつかってくる、不思議な事にその布は異様に柔らかく、俺の顔に当たると女性の胸のような感触がした。
童貞の俺はその感触に鼻血を出して倒れ、飛んできた布は俺が意識を取り戻し、窓を閉めるまで壁に貼り付いていた。
これが俺と楓の出会いだ、間抜けな事この上ない。
楓は何故かそんな情けない俺の事を気に入り、その日のうちに俺の事を襲い搾精すると、そのまま交際へと発展していた。
特に魔物に偏見の無い俺は、今では楓無しでは生きていけないほど、彼女の事を愛している。
楓との出会いを回想していた俺の男性器に柔らかく気持ちのいい刺激が加えられる。
視線を彼女に向けると、いつの間にか彼女はネグリジェを着ただけの女性のものへと変身させ、俺の衣服を脱がせ、彼女の真っ白な身体を擦り付けている。
生身の女性のような温かさと感触、高級なシルクのような布の肌触りが俺の男性器を同時に襲う。
あっという間に俺の男性器は限界を迎え、精液を彼女の身体にぶちまけた。
「あは
#9829; 今日もいっぱい出るね、大吾
#9829;」
彼女の身体に付着した精液が、みるみるうちに彼女に吸収され、元の乾いた状態へと戻っていく。
「次は、私の中で思いっきり、おちんちんから気持ちいいの出してね
#9829;」
返事を待たずに、楓はあっという間に俺の男性器を、彼女の女性器の中へと挿入させる。
「ああっ! 大吾のおちんちんはいつも、私好みの大きさと硬さだよ
#9829;」
身体を擦り付けてきた時と違い、なぜかしっとりと湿り気を帯びた布の中は先ほどとは比べ物にならない程気持ちがいい。
射精したばかりのはずの俺の男性器はすぐに限界を迎え、彼女の膣状の部分を精液で汚すのだった。
たった2回の射精で抵抗する気力を削がれた俺は、結局GW初日を、そのままお昼過ぎまで彼女と交わって過ごした
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