姉さまと結ばれて、他の姉が大騒ぎしたところをシャクヤ姉さまが抑えたりと色々あって…
「たくまちゃん…悲しいですけど、これも運命なのですね…お、お姉ちゃんはこのままだと泣きそうなので少しトイレに行ってきます…うぅ」
と、シロねぇは言って
「えーっ!まさかシャクヤ姉さんにタクを取られるなんて…好感度上げは私が一番頑張ってたのにぃ!」
エルねぇねぇは騒いで
「…ふふ、いけない関係になりたくなったら私に言ってねぇ?」
ユウねーさんはちょっと何言ってるか分からなかった
「…たくま、おめでとう」
まぁ普通に祝ってくれたのはシルクねぇちゃんだけだった
そしてしばらくして騒動が収まり、平和な日常が帰ってきた
「…ふーん、なるほどなぁ」
俺は家に届いていた研究所の書類を見ていた、なんでも親父の研究が行き詰まったらしく俺にも意見を聞きたいのだとか
「親父が行き詰まったところを俺がどうにかできるとも思えんが」
書類はなかなか細かく目が疲れるので、度の入っていない目の疲れにくいメガネをつけて閲覧する…親父も難儀な研究をしてるなぁ
「たー坊、入るぞ?」
「あ、はーい」
「む?…たー坊、なんか雰囲気変わったのう」
雰囲気が変わった?…メガネのせいだろうか
「せやろか、メガネのせいかなぁ」
「ふむ、しかし悪くないな…」
そういや姉さまもメガネ似合いそうだよなぁ
「えいっ」
「わ、何をするっ!」
ひょいっと姉さまに眼鏡をかけてみた、おぉ…やっぱり凄い似合うな
元々姉さまは知的な顔してるし、美人だし似合わない道理がないか
「なんか目が変な感じじゃのぅ」
「度は入ってないけどな、目が疲れにくいレンズなんやで」
「そうなのかのぅ…」
「ええなぁメガネの姉さま、それあげるわ」
「む、いいのか?」
「似合うからなぁ、買い換えようと思うとったところやし」
「ふむ、ではありがたくいただこう」
姉さまはそういうとメガネを外して懐にしまった
「あれ、外しちゃうんか?」
「常に着けてるわけにはいかんじゃろ、それに…」
ぽりぽりと姉さまは頬をかいて、照れくさそうに顔を伏せた
「せっかくの、たー坊からのプレゼント…じゃから、二人きりの時にだけ…」
「…姉さま、意外と乙女チックやな」
「…っ!」
突然に頭に衝撃が走り、身体が地に倒れ伏せた…一体何が…
「ば、馬鹿っ!お、お前は乙女心のわからぬやつじゃな!」
見上げると拳を振り下げたシャクヤ姉さま、どうなら姉さまにど突かれたらしい
「ご、ごめんなさい?」
「なんで疑問系なんじゃ、たわけが…ほれ、立てるか?」
「立てないー、姉さま起き上がらせてー」
「全く甘ったれめ…ほれ」
姉さまがこちらに軽く手を引く、俺はその手を取りこちらに強く引いた
「きゃっ!?」
そうすると当然姉さまはこちらに倒れこんでくる
「へへっ」
「こりゃたー坊…っ!」
俺と姉さまはお互いに抱き合うような形になる、俺は姉さまをしっかりと抱き寄せて目線を合わせる
「ぅ…た、たわけ…近いわ…っ」
「ええやん、俺たち恋人同士やろ?」
「あぅ…間近でそんなこと、言うなぁっ…!」
顔を真っ赤にして狼狽えるシャクヤ姉さま、姉さまって攻められるのに弱いをやなぁ
「なんでそないなこと言うん?姉さまは、俺のこと嫌いか…?」
「き、嫌いなわけ…ないじゃろうが…っ、ただ近っ…」
「じゃあ…俺のこと、好きって言って…?」
「っ…な、何言ってるんじゃ…」
「言ってくれないと、どかへんよ?」
「ぁ…う…」
「俺は、姉さまのこと…好きやで?」
「う、うぅぅ…」
頭を抱き寄せて耳元で囁く、姉さまはあうあうと狼狽えるばかりだ
「わ、わしも…っ、…き、じゃ…」
「ん、なぁに?」
「わしもたー坊が好きじゃ!大好き!この世の誰よりもたー坊を愛してる!これで良いのじゃろう!?」
「そこまで言わなくても良かったんだけど…まぁええか、よく言えた姉さまにはご褒美っ♪」
「えっ、たー坊…んんっ!」
俺は姉さまの頭を抱えて深く口づけをする、意外にも姉さまは抵抗せずにそれを受け入れた
「ふぁ…っ…♪」
「姉さまってばそんなだらしない顔して…」
「だ、だれのせいじゃと…思うとる…っ」
「そりゃ俺やな、お詫びにもう一回してあげるわ」
「や、優しくしろ…馬鹿っ…♪」
「それは保証しかねるわなぁ」
…
「この大馬鹿者!たわけ!スケベ!変態!」
少し経ったらシャクヤ姉さまが冷静になったらしく、俺は姉さまに叱られていた
「罵
[3]
次へ
[7]
TOP [9]
目次[0]
投票 [*]
感想[#]
メール登録