「俺、いらなくね?」
思わず俺はそう呟いてしまう。
だって、俺が何もしなくても魔物が倒れていく。
…まぁ死んではいないのだけど…
「私が生きるために魔物の命は必要ないから無駄な殺生は嫌なだけ」
とか言ってたが…普通だったら受け入れられない考えだよなぁ。
ついでにどんな魔物も無力化させるだけの実力があるのだ…
実力がなければいえない言葉という奴である。
しかもこの自称魔法使い剣も使うのだ…しかも俺より上手…
「んでどこに向かってるんだっけ?」
衝撃の出会いからはや一週間…魔界の端の端のほうまで来ている…
「だから〜ある魔物の隠れ家よ」
ホーネットに囲まれてする話じゃないか…
流石に俺も4分の1くらいを引き受ける、
4分の3は彼女だけどしょうがないだろ…実力の差がすごいんだよ。
針こわっ…ブンブンうるさい…
「勇者なめるな〜」
俺が何とかホーネットを撃退すると彼女が「おつかれー」と声をかけてきた
おいっ普通に倒すだけだったら楽勝なんだぞ?殺さないようにってのが難しいんだ…
「あぁ…すまん2匹ほど重傷にしちまった…」
つい反射的に危ない攻撃をしてきた奴に反撃をしてしまった…まだまだ未熟だ。
「いやいや、上出来だよ。別に普通に倒してもいいんだよ?」
彼女はホーネットたちに回復呪文をかけながらそう言う。
普通に倒しても全員そうやって回復させるんだろ…という言葉は口には出さないでおく。
出合って2,3日は普通に倒していたが陰で回復させてるのを知ってからはなるべくこうしている。
「さてどっちだ?次のが来る前に急ごう。」
「こらこら、私が先導しないとわからないでしょ?」
ホーネットの回復が終わるのを見計らってそう声をかける。
「そういえばさ…」
「んっなに?」
「その魔物のトコなんで行くんだ?」
森を横切りながらふと疑問に思ったことを聞く
「あぁそういえば言ってなかったっけ…一緒に魔王を倒しに行くのよ」
「はぁ?魔物が魔王倒しに行くわけがないだろ…魔王だぞ?魔物の王…」
「そうね、普通だったらしないわね、でもその魔物は魔王より魔力を持っていて、やりたいことを全てやってしまった…結果退屈な毎日を過ごしていたとしたら?」
「んんっ?要するにどういう事だ?」
「その魔物に一緒に魔王を倒してくれたら魔王にしてあげるといったら魔物にとって面白そうなことにならないかしら?ついでに私たちも戦力アップって訳」
「って魔王倒しても魔王いなくなんないじゃねぇか…」
「あら、あなた魔王倒した後どうするつもりだったの?そのままにしたら魔物がまとめて攻めてくるわよ?戦争よ?」
「ぐっ…なるほど…その魔物に人間との平和な共存を約束させれば…」
「そうゆうこと…(まぁそんなことしなくてもいいんだけど…)」
そんな会話をしていたら森を抜け屋敷が見えてきた…ピンクの…
「さぁ着いたわよ。」
「もう一個聞いていいか?その魔物ってもしかして…」
ピンクの屋敷、そしてこの肌にまとわりつくような空気…甘ったるい匂い…
「えぇ、淫魔サキュバスよ?」
彼女は輝くような笑顔でそう言った。
ついに次回ヒロインの登場よ!!
あっ私はヒロインじゃないからHシーンも期待しても絶対ないわよ。
いやまぁ色々事情があるのよ…
でわ次のお話でまた合いましょ、待ってってね
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