宝箱から女の子…?

〜とある砂漠の寂れたダンジョン〜

ん〜困ったなぁ…このダンジョンで寝てたら誰か来ちゃったよ…
アヌビスとかスフィンクスとかの魔物いなそうだから入ったのになぁ…
しかもあの格好教団の勇者じゃないの…なんでこんな寂れたダンジョンに…
とりあいず会話を聞き耳スキルで盗み聞きよ。

「はぁ…さすがにこんな寂れてちゃ宝はおろか魔物すら居なさそうだぜ」
「まぁそういうなってこの前、ここで宝箱がいっぱいある部屋を見つけたんだよ」

勇者AとBが話してる、ってこんなに寂れてんのに宝箱って…ミミックかカスでしょどう考えても…ちなみにAは強そうだけどBはヒョロい…魔道士系かな

「そうは言ってもなぁ…どうせ中身なんかたかが知れてるだろ…」

んまぁ勇者に”もしかしたら”いい物が出るかもしれないから…こっそりついていこうか…私のスニーキングスキルは伊達じゃな…

「ん?なんかそこに誰か居なかったか?」
「なに?魔物か、泥棒か?」
「ある意味俺らも泥棒だろうが…」

そう言ってまた雑談をしながら歩き出した…危ない…危なかった。
このあふれ出る美人オーラを隠し切れないわね。

「んなわけあるかっ!!」
「突然どうした…ビックリしたぞ…」
「いや、突然言いたくなって」
「おっと…ここが言ってた宝の部屋だ」
「鍵かかってるじゃねえか」
「舐めるなよ俺は戦闘はからっきしだが鍵開けスキルは高いんだぜ」
(…なるほど俺を連れてきた理由は戦闘要員か…道中魔物に合わなかったから気付かなかった…)

ふふーん、その宝箱私がいただき…ってあれ…しまった私の愛用の武器机の上に忘れたー…道中会った魔物は「あらあら…一人旅?この辺時々勇者いるから危ないわよー」とか「あら…そこのア・ナ・タ私といい事しない?ってなんだまな板魔物か」とか…
えぇ、胸はないですとも…ママはバインバインなのに私はペタンコですよ。
この美脚は自信あるんだけどなぁ…ってな具合で戦闘なかったし。

「よし、開いたさぁいけ!」
「へいへい…まぁ守護者(ガーディアン)なんていないだろうけど」
「どっどうだ?」
「なんもいねーよ宝箱がそこそこあるだけだ…律儀に全部鍵つきだがな」
「鍵なら任せろ!」
そんな感じで考えてたら2人が入ったので扉の影から中をうかがってみる。
すると…
「ひゃっ…ひゃう…」
「うおっ、親方、宝箱から金髪の女の子が…」
「ボケてる場合じゃねぇーだろ魔物だ」
「いったぁ〜い…突然鍵穴に鍵突っ込むなんて変態さんですねぇ〜」
「ふっふっふ…こいつぁミミックだぜ」
「戦闘できねぇ癖になに笑ってやがる…」
「宝箱から吐き出されたミミックは恐れるに足らず」

うわ〜…ママに負けないくらいバインバインで柔らかそうなおっぱい…ジュル
じゃなくて確かミミックってああやって無理やり出されると魔力低くなってすごく弱くなるんだよね〜かっこよく助けたいけど武器ないしな〜

「変態さんには私の魔法で…ってあれ本が本がないのですよぅ〜」
「よくわからんがチャーンス!」
「あっおいいくら弱った魔物相手でもアブねー俺に任せろって…」

しょうがないママ直伝のグール屍鬼(式)体術で…

「とりゃー!」

私の飛び蹴りで襲い掛かろうとしてた勇者B(仮)が壁まで吹っ飛んだ。

「っち…仲間がいやがったか…全く油断するなっての…死んでないよな?」
「何とか大丈夫ー…でも戦闘イヤー」
「俺一人でやってやるよ…幸いガキ2匹のようだからな」

剣をかまえた勇者A(仮)がじりじりと寄って来る…武器があれば勝てる気がするけど…素手で勝てるかなぁ…

「かっこいい〜私のヒーロォーですぅ〜」
後ろのおっぱいちゃんは役に立ちそうにない…

「おじさん私が相手だ」
「まだおじさんって歳じゃねぇお兄さんと呼べー魔物ー」

ヒュン…ヒュン…
パパの攻撃に比べればだいぶ遅いから当たらないけど…武器がないからこっちからも攻撃できない〜

「っちすばやくて攻撃があたらねぇ…しかたねぇ《ダブルスラッシュ》」

えっと確か片手剣の最初のほうに手に入る初級スキルで…二連続で斬るんだっけ…
剣の動きが早くなって…流石にこれはギリギリ…あっバックが…
少し底の方が切られてバックの中がぶちまけてしまった…

「あっあれは…」

壁にもたれ掛かってた盗賊勇者(仮)が叫んだ。

「昔の勇者御一行が使ってたとされるブレイブダガー!!レア物だ」

私のバッグの中にパパがお古を入れてくれてたようだ…ラッキー武器あるじゃん。あっそうだ…あれ使ってみよう

「パパに教えてもらった技…《ダンシングエッジ》」

短剣の初級スキル舞う様に動きながら敵を三連続で切るスキル!!
まぁパパが「女の子が使うと踊ってるみたいで綺麗なんだよなー」って言ってママに寝室につれてかれたからある意味思い出の
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