懺悔の館
この館は各町に作られた謎の多い建物で、中には一つの椅子だけが置かれていると言う
そして、その椅子に座り、自らの行いを包み隠さず話すことによって、苦しみから解放されるという
しかし、懺悔して解放される代償に何らかの天罰が下るようだ・・・
懺悔の館の中に一人の少年が入ってくる
少年は辺りを見回すと、中央に置かれた椅子に腰掛けた
『懺悔の館へようこそ、貴方の名前を教えてください』
「アルト=V=ラグナロックです」
『ではアルトさん、貴方の行いを包み隠さず話しなさい』
一呼吸おいて、少年が話し始める
「懺悔します・・・僕、アルト=V=ラグナロックはアイリス=フランベルジュのアイスをこっそり食べてしまいました」
『なぜ食べてしまったのですか?』
「甘いものが食べたくて・・・気がついたら口の中に・・・」
『反省はしていますか?』
「すごく反省しています、代わりのアイスも買ってきたのですが怖くてまだ謝ってません」
『貴方への罰が決まりました』
「・・・」
『貴方への罰は・・・[アイスプレイの刑]・・・です』
「あ・・・アイスプレイ・・・?」
『さあ、行きなさい』
少年は一礼して館を後にしていった
「アイスプレイってなんだろう・・・」
「む?お帰りなのじゃ」
「ただいまです」
「調度よかった、今からアイスを食べるところなのじゃ」
「うぅ・・・そのことでお話があるのですが・・・」
「ん?どうsきゃぁ!?」
「うわっ!?」
アイスを持っていたアイリスが躓き、持っていたアイスが僕に降りかかる
・・・これが罰・・・なのか?
「あ・・・すまぬ・・・」
「うぅ・・・僕のほうこそ謝らないといけないことが・・・」
〜少年説明中〜
「ほう・・・つまりこのアイスは変わりに買ってきたものだということなのか」
「そうです・・・ごめんなさい」
「アイスのことは怒ってはおらんよ、ちゃんと謝ってくれたことが何よりもうれしいのじゃ」
「アイリス・・・」
「それにしても・・・おいしそうにデコレーションされておるのう♪」
「・・・え?」
「ヒャア!もう我慢できん、いただきますなのじゃ!」
「その台詞いろいろとやばい!ひゃっ!?そんなところ舐めないでぇ!」
懺悔の館
この館が墜落した神々の僕達によって作られたということを知る者は居ない
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