ベルメイト地方観光案内板@

〜ベルメイト地方〜

割と広めな地方、海も山も森もあるが特に珍しい特産物があるわけでもないため、あまり観光に来る人はいない
ベルメイト地方には大きく分けて三つの勢力とそれぞれの首都がある
神を信仰し、魔物を討ち払わんとする教団を筆頭とした反魔物側
魔物と共存し、基本的に戦いを好まない魔王軍を筆頭とした親魔物側
どちらの勢力にも属していない中立側の三つの勢力がある
それぞれの勢力が均等に土地を占領し、現在も睨み合っている状態である


〜三大勢力の首都〜


[首都リーデル]
教団勢力圏の者が多く集まる反魔物側の首都
勇者候補者に神の加護を授ける[大教会]やベルメイト地方支部の教団の司令部がある[聖騎士団本部]などがある
特産物は[聖書][麦][ハーブ]など
貴族階級の者や軽犯罪者に公開されている重犯罪者の処刑するための処刑場が、聖騎士団本部の内部にあるらしいが真相の程は定かではない
たまに魔物が変装して紛れている事もあるようだが基本的に気がつかないようだ


[首都ヨルムンガルド]
魔王軍勢力圏の者が多く集まる親魔物側の首都
月に一度闘技大会開かれる[大闘技場]やベルメイト地方の魔王軍の司令部がある[魔王軍指令本部]などがある
特産物は[精力剤][宝石][魔道書]など
人間の魔物化や失踪事件などがたまにあり、見つかったころには手遅れ(婚約的な意味で)になっていることが多いとか
人口は年々増えているが旦那との触れ合いで忙しいがために領土が全く増えない


[港町アクアリウム]
何処にも属さず、領主もいない町民のみで構成された町
掘り出し物やお宝が集まる[自由市場]や他の地方へ低価格で移動が出来る[定期船]などがある
特産物は[魚介類][真珠][塩]など
この町で魔王側と教団側の争いは禁止されており、争いが起きた場合は民営の[守衛隊]によって鎮圧される事もある
敵に回すと非常に困る勢力なのでどちらの勢力も手を出すことが出来ないある意味最も強い勢力である


〜町以外の区域〜


[ケイロン山脈]
魔王側勢力圏と教団側勢力圏に存在する大規模な山脈である
土質が硬くて採掘に向いているとは言いがたいが[鉄]や[金]が採れる鉱山もある
両方の勢力境界線を突き破る形で存在するため両勢力間で頻繁にトラブルが起こったりする
また、この山脈にはハーピー種が多く生息しており[Bハーピーの集落]がどこかにあるという
採掘に行ったまま行方不明になるものも多いため、危険地区として扱われている


[フロムの森]
魔王側勢力圏に存在する広大な森
薬等の調合に使われる薬草や食用の木の実が生えており、森の数箇所に[古代遺跡]が存在するという
さまざまな魔物が生息しており、[アマゾネスの集落]や[妖精の湖]などがある
こちらも行方不明者が多数報告される危険地区である


[アトラス平原]
教団側勢力圏の約半分を占める広い平原
特に特産物もないが危険性の少ない臆病な魔物が多く生息している
しかし、最近になってオークやワーウルフによって構成された盗賊団が出没するようになったらしい
渡る際は注意したほうがいいだろう


[ルーン海]
ベルメイト地方の中立側勢力圏に直接面している海域
海底に古代遺跡が数箇所存在しているのだが、探索が非常に困難な場所にあるため手付かずの状態である
上質な真珠や魚介類がよく取れるが[カリュブディス群生地]が三箇所存在するためやや危険な海域でもある
スキュラやセイレーン等の魔物も多く生息しており、行方不明者が多く出る
また、ルーン海の何処かに[人魚の里]があるらしく行方不明になったものはそこへ連れて行かれる場合があるといわれている


10/07/11 01:10更新 / 白い黒猫
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