近年、創作物の影響を受けたあるサバトが、ファミリアを使った地球における勢力拡大を行っている事が判明しました。具体的には、「ボクと契約して魔法少女になってよ♪」と年齢を問わず様々な女子女性を勧誘し、魔法少女として創作物と似て非なる自作自演によりお兄様を確保して帰還すると言う物。
これによりサバトとしての勢力は大きく拡大したとの報告があります。しかし、異界渡りはバフォメットの力をもってしても困難であり、主なターゲットは親魔物領が多く、それが原因である問題が発生しました。
果たして、私たちは魔法少女と魔女、いったいどちらなのか問題です。
魔女とは古来より魔法、魔術を得意としてきた女性の事です。特にバフォメットの方々を頂点としたサバトに属する女性を指して魔女と呼ぶことも多く、新魔王時代以降も魔女の呼称を使用してきました。
ところが、魔法少女と言う呼び方が出てきたことにより白花サバト内でも議論が紛糾し始めました。少女とは年少の、年若い女性の事を指します。まさしく私たちの姿現状サバトの方針に相応しい呼び名です。ミァ様は「まほうょぅι゛ょ」の呼び名を提唱しましたが議論が紛糾しているため現在は言及を差し控えています。
魔法少女と魔女。果たして私たちに相応しい呼び方はどちらなのか。これについて、ミァ様の母様の代から魔女をされているトリアロア様が「我々は魔術の探求よりも性的快楽と陶酔による全知への接続を行ってきた。お兄様への愛情が尽きぬ今となっては全知への接続より子宮とお兄様のオチンポの接続こそ最重要ではあるが、本質は変わらない。我々は魔女であるからこそ、最も求める物との接続を重視する。我が会議の間もお兄様と接続している事もまた、魔女として相応しい姿である。魔女よ、真理(お兄様)との結び付きを固めよ。また接続の重要性を確認するためにも、適度に接続の強度を上下させることが重要だ。さぁ、真理(お兄様)、今日も上下を頑張るので、しっかりと愛してくれ。もう、離さないぞ♪」と発言されていることから、サバトに属する私たちが魔女であることは正しいとされていました。
また、魔法少女派にも多くの主張が寄せられました。
「だって魔女って呼び方、可愛くないし〜。ほら、今の若い子たちは知らないけど、魔女って老いも若きもだったから、どうしても皺が目立ち始めた魔女だっていたのよ〜。今だから言えるけど、あれはちょっと〜って思ったわ。え? 私にそんな時期は無かったわ。いいわね。それで〜、魔法少女って言い方なら〜、ぜったいに幼くて可愛らしい女の子でしょ〜。だから〜、魔法少女って言い方が良いの〜。わかった〜? ねぇ、わかった?」
「ウチは、魔法少女がいいれす! 魔女は真面目過ぎるのれす! 魔術を勉強して研究しているイメージがあるのれす! 魔法、いいじゃないれすか! 神が作り上げた理を犯し歪める新たなる理、魔の法を敷くことにより神の理を歪める! かっこいいのれす! すごいのれす! だから魔法少女がいいのれす!」
「あたしは、あれさ。幼化の術でちっちゃくなったから、ほんと思うんだ。私はもう、女じゃない。女の子なんだって。でも、魔女の子ってなんか変じゃない? 文字にしたら、まじょのこでしょ? いや、それはちょっと意味が違うんだよ。だからさ、ちゃんと女の子になったってわかる様に、魔法少女って言い方が好きなんだ。それに、小さい頃の夢だったんだ〜。魔法少女になって誰かを助けるっての。あ〜、もちろん、素敵な人のお嫁さんも小さい頃の夢だったんだよ? だからそれが両方叶って凄くうれしいんだ。正直、呼び方はどっちでもいいんだ。お兄ちゃんと結ばれるなんて思ってもみなかった。それが、叶ったんだから♪」
「ようじょ! ようじょ! つるぺた! ようじょ!」
「言霊、という概念をご存じだろうか。ジパングで語られる概念だ。言葉には魂が宿る。言葉の意味に現実が引き寄せられる。そういう概念だ。魔女。その生きざま在り方はボクの誇りだ。だが、今のボクはちっちゃなおっぱいに愛らしい幼さを本質とする存在だ。であれば外見年齢に左右されない魔女と言う呼び方ではなく、幼い少女として固定されている魔法少女と言う呼び方がふさわしいだろう。ボクは、ずっと、後悔をしていた。幼い頃も母と共にサバトで淫欲の宴に浸り、黒魔術を研究してきたことは誇りであることは変わらない。だが、幼い少女としての良さを活かし切れていなかった。ボクは、この幼く未成熟な体を愛してくれる兄上への愛と感謝を込めて、名乗りたい。兄上と寄り添う永遠の少女、魔法少女であると」
誰がどの発言をしていたかは明記しません。怖いので。ですが、魔法少女派の言い分は決して暴論でないと、私も賛同します。過去から連綿と繋がるバフォメットの方々を頂点とした在り方を
[3]
次へ
[7]
TOP [9]
目次[0]
投票 [*]
感想[#]
メール登録