ご飯を食べて、お外で休憩。
町の外は森になってる。
なんだかとっても魔界な森。
おどろおどろしてる。
カナシャとディリアと一緒に外に来た。
ついでに、もう二人追加。
レスカティエの元勇者。
わんちゃんみたいなエルフみたいな?プリメーラ。
弓が得意で、尻尾パタパタ。
ツンデレ。
元々勇者と呼ばれるくらい強かった弓使い。
ワーウルフ化したから鼻が聞くようになったり野生の勘が働いて、もっとずっと狙いが鋭くなったみたい。
そして、ワーウルフだから速い。
森の中で戦うとワーウルフの速さでエルフの上手さで、なんだかすごいらしい。
あと、ツンデレ。
メルセは、エキドナ。
まだ子供は生まれていないみたいだけど、いろんな種族の子供が生まれるみたい。
エキドナってふしぎ。
蛇なのに、蛇以外が生まれる。
メルセはけんかも得意だけど、子作りも一杯頑張りたいって言ってた。
今はカナシャと喧嘩してるけど、いい勝負してる。
カナシャは力任せ。
メルセは技も使ってる。
どっちもがんばれー。
物知りな黒っぽい白サキュバスが言ってた。
エキドナは魔物の母と呼ばれたりするんだって。
でも、魔物の母って魔王じゃないのかなって聞いたら、ちょっと違うって言ってた。
黒っぽい白サキュバスのお母さんみたいだけど。
「母様の様な在り方が、私の理想なのよ」
私も、父様と母様みたいなふーになりたい。
「ふふ。貴女のご両親も、良い関係なのね」
うなずく。
黒っぽい白サキュバスは、えーっと。
「デルエラよ」
うん。
きっと覚えた。
「ちょっと、あんた。デルエラ様の名前をろくに覚えてないって、なにそれ」
だって魔王の名前も知らないし。
なんだか、プリメーラが肩を落とした。
「そういう問題じゃないでしょ」
そーゆー問題なの。
「それより。あんたって、何だってそんなに強いの?」
首をかしげる。
いつの間にか?
「この子は小さな頃から強かったわよ。敢えて言うなら、魔物にもたまにある『強い魔物』ってことじゃない?」
「桁が違うわよ、こいつは」
プリメーラが頭を叩いてくる。
「いちおう、その子は王様なのだけど?」
「いいじゃない。本人も嫌がっていないんだし」
うなずく。
ディリアが疲れたみたいにため息をついた。
「変に形式ばったのよりは、遥かにマシなのだけれどねぇ。ウチの堅物が見たら、なにを言うやら」
「そのときは、まぁ、なんとかして?」
「お断りよ」
プリメーラとディリアはちょっと似てる?
なんだか仲が良い。
ディリアもツンデレ?
「いや、違うわよ」
「というか私はツンデレじゃないわよ!?」
ツンデレー、ツンデレ―。
「違うって言ってるでしょ! このっ」
あ、ちくってじわって熱い?
「私の魔力矢って、並の魔物が当たったら悶絶絶頂なんだけどね」
私はじょうぶなのだー。
えっへん。
でるえらが、なんだか楽しそうに笑ってる。
でるえらはなんていうか、遠い?
「デルエラ様が遠いって、何それ」
プリメーラとディリアが不思議そうな顔をしてる。
ん〜、なんていうか。
遠い?
「いや、だからさ。わかんないって」
でるえらは、参加しない。
誘って、仲間を集めるけど、見てるだけ。
なんで参加しない?
「それは、私にとって魔物と人が愛し合う光景を見ていることが、愛し合う光景を増やすことが幸せだからよ」
でるえらは、気分よさそうに言ってる。
でもやっぱり遠い。
「私からすれば貴女も似たり寄ったりよ」
首をかしげる。
「『あの夢』を実現させようって言う貴女のほうが、よほど無茶にしか思えないのだけど?」
ディリアが呆れてる。
「なに、その夢って」
秘密。
「おもしろそうだけど。教えてほしいわねぇ♪」
却下。
「ちょ! デルエラ様が聞いてるのに、即答って!?」
即断即決がもっとー。
「じゃあ、ヒントを教えなさいよ」
んー?
「言うか言わないかはこの子次第なのだけど」
んー。
よし。
料理しよう。
「……へ?」
3人とも固まった。
リュウマカイモ、生産〜。
あとは、んー。
甘いリュウマカイモ〜!
ちょっとすっぱいリュウマカイモ〜!
香ばしいリュウマカイモ〜!
何でもいいから香辛料っぽいリュウマカイモ〜!
「ちょ、いきなり何やらかしてるの、貴女は!」
「どわあ!? なんだなんだぁ!?」
「リィーバ、てめぇ喧嘩の邪魔するなぁ!」
なんか色々言ってるけど放っておいて、クッキング開始。
焼いて、絞って、焼いて、ふりかけて、乾かして。
出来上がり。
「……なにこれ」
プリメーラが不思議そうに見てる。
リュウマカイモは色々作れるから色々作ってみた。
味付けはリュウマカイモ。
ホクホクに焼いたリュウマカイモに、リュウマカイモで味付けして、リュウマカイモをふりかける。
きっとおいしい?
「貴女は、は
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