俺はエルフが好きだ。理由は単純。 ゲームやアニメ、漫画等でよく見かけるエルフ、美しくとんがった耳、綺麗な金髪の髪に、なぜか露出が多い緑色で肌にピッタリフィットした服。通称ビッチリスーツ!
そしてなにより
\はちきれんばかりのおっぱい/
どれをとっても俺の好みの女性だ。なお、子どもときに憧れたまま大人になってしまった為、いつの間にか理想のエルフ像は俺より少し年下になっていた。
ディード〇ットさんやリ〇スさんとか最近だとリー〇ァちゃん、美味しいです。あ、〇ースさんはヴァルキリーかな。
だが、しかし、エルフは長命である。つまり外見=年齢では決してない。
人間嫌いでツンデレで、最後はきっとデレてラブラブな関係になる。ぐふふふ。最高だ。
さて、妄想終わり、ついでに現実逃避終わり。
俺、森で迷いました。
魚釣りをしていたら急に冷たい風が吹いてきて天候が悪化しそうだったので、急いで走っていたら崖から落っこちた。ケガはしなかったものの、道に迷った。
以上。
魚は釣れないし。
バッフォン(スマホ)は転落した時にどっかに落とした。ああ、バフォ様限定仕様だったのにぃぃ。世知辛いのじゃ〜
ほんと、どうしよう。せっかくの楽しい釣りが台無しだ。あああ、高かったシ〇ノの竿がぁぁぁ。俺の竿は無事だけどさ!!
森で迷ったらなるべく動き回らないで救助を待つ。
うん、これだ!
しかし、ここで問題発生。
俺、色々あって今天涯孤独っす。近所付き合いもないから、俺の遭難に気が付く人が居ない。仕事もフリーター、金が貯まったらこうして遊びに行って、また短期のバイトの繰り返し。
しまった。ケチらないで町内会くらい入っていればよかった……。
やべー、イノシシとかクマが出てきたらどうしよう。
せめて
「あー、エロフさんに会いたい。間違えた。エルフさんに会いたいよー」
「なんだ貴様は」
ふと声が聞こえたので見上げると木の上に人影が。
「え、ま、まさか」
音も無くスっと降り立った人影。俺の前に現れたのは、長い耳、銀髪で褐色でつるぺたな、……。
「チェンジで」
無いわー。これじゃない。
「貴様、なにか失礼なことを考えているな?」
ダークエルフさん(仮)がぷくっと頬を膨らませて詰め寄る。ちっこいので上目遣い。全然怖くない。
「ごめん。俺、エル専で、おっぱい星人だから、つるぺたなダークエルフさんはお呼びじゃないんですよ〜」
「ふーん、よくわかんないけど。それじゃ、あたしの案内はいらないのね。さよなら〜」
しまった。
何やってんだよ。エルフさんじゃないけど、道に迷ってたのにだめじゃん!
「あ、あのーすんません」
「何か?」
不機嫌そうに睨みつけるダークエルフさん(仮)
「その耳ほんもの??」
無意識に耳に触れる。
「ちょ、貴様いきなり失礼だろう!! こら、くすぐったい」
「ごめん。君ちっこいし、丁度さわりやすい所に耳があったもんで」
「これだから人間は嫌いなんだ。まったく……(ぶつぶつ)」
あたたかい、というか本物!?
え、なにこれ。俺の妄想じゃないの!?
「ま、まあ、許してやる。あたしはかんだいだからな!」
無い胸を逸らしてエルフちゃん(黒)が言う。なんだ、照れてるのか。
あー、せめておっぱいがあればなぁ……。
「で、ここはどこでしょう」
「森」
「森さんですか」
「きさま〜!!」
ビシィ!!
「ひぃっ!」
どこから取り出したのか、鞭でひっぱたかれる俺氏。
あれ? 全然痛くないし、なんだこれ……。きもちいい……。
「あ、しまった叩いちゃった」
ぼー……
「おにーさんだいじょーぶ?」
ぼー………
「どうしよう。たしかに失礼な人間だったけど、……実を言うとそんなに人間は嫌いじゃないんだけどね(もじもじ)」
ずるずるずる……
「とりあえず、村に連れていこっと♪」
ふんふんふーん、と何故か鼻歌を歌いながら男を引っ張っていくダークエルフ。
幼い彼女にとって初めての獲物だった。
「はっ!!」
目覚めると草が敷き詰められたベッド? え、山小屋??
「あ、起きた。おにーさん大丈夫??」
銀髪の例の子が駆け寄ってきて俺の顔を覗き込む。
「ここは?」
「あたしの家」
え、まじで。
「君ひとりで運んでくれたの?」
「そうだけど」
「と、とりあえず。ありがとう!!」
「うわっ!」
むっちゃ土下座した。外を見ると大嵐、この子に出会ってなければ洒落では済まなかっただろう。
「さっきは本当にごめん」
「いいよ。もう気にしてないし、あたしはおにーさんの言うようにダークエルフのレフィナ」
「ああ、俺は……あれ? 誰だっけ」
記憶が無い。どういうことだ。
「おにーさ
[3]
次へ
ページ移動[1
2 3 4 5 6]
[7]
TOP[0]
投票 [*]
感想