とある秘境駅、そこから発車する電車は別世界へ繋がっているという。
時刻は(21)時、田舎なので終電はとっくに終わっている時刻。見える人にはこの(21)が別の文字に見えるらしいのだが、俺には全く全然わからない。
ただ、なんとなく、異世界に行ってみたかった。
用もないのに休日にデパートにいってしまう。
公園でベンチに座りながらぼーっとしてしまう。
日曜日の朝には決まった時間に起きてTVを見てしまう。
朝と夕方の決まった時間に、近所をうろうろしてしまう。
なぜか赤や水色、ピンクのカバンに反応してしまう。
なぜだろう。ついつい見てしまうのだ。
ホームで待つ。
ほんとうに電車なんて来るのだろうか。一つだけ灯の付いた外灯だけがぼんやりとホームを照らしていた。
俺の他には誰も居ない。
まもなく上りより……ざざ……1番ホーム…ざざ……で…まいります……きいろい…うち…おまち…ざざーーーー。
壊れたスピーカーから声が聞こえた。
噂は本当だった。
遠くからオレンジ色の灯が近づいてくる。
ちゃーちゃーー、ちゃーーーちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃっちゃんちゃっちゃんちゃららら〜♪
なんとも明るい音楽が流れてくる。というかスピーカーは壊れているんじゃなかったのだろうか??
気が付けば機関車トー〇○っぽいのに引っ張られて客車が来た。
夜中なので怖い。人面機関車じゃん
ばふぉぉぉぉぉぉぉーーーー!!!
そもそも電車だっていってたのに、蒸気機関車じゃん!!!!音おかしいし
タララランタララランランランランランピ ロリ ン♪
『いちばんせんドアが閉まりまーす』
ジリリリリリリリリリリ
『まもなく、何番ホームだったっけ?』
『1番ホームじゃ!』
『あ、そうそう、1番ホームから、えっと、プツン、わしが読むのじゃ
1番ほーむよりぃ、きかん車C62型、自主規制(ぴーー)行きが発射いたします。おのおののモノー、衝撃に備えるのじゃーー!』
ひどい放送だった。
てか発射だと??
座席に座ったらCAっぽい子がベルトのチェックにやってきた。顔は見えないが、どうみても ぽい?
ツェーン ノイン アハト ズィーベン ゼクス フンフ フィーア
スリー ツー ワン ゼロ!!
途中までドイツ語かと思えば最後は英語かよ!!!!
ものすごいGが体に掛かる。
やばいよやばいよ!!!
俺イきまーーーーす!!!
『まもなく〜こーこー
こーこーですー降りるかたは左ドアが開きまーす』
なんとなくこの駅じゃないと思った。
さらに○ー〇スは加速する。
一般相対性ろりんでいえば光の速度に近づくほど
『まもなくちゅーーーがっく
ちゅーーーがっく、右のドアーが開きます』
ここもちがう、違う魅力がありそうだが……
『補助ブースターを切り離しまーす。乙!』
窓を見るとト○〇スが切り離されて行く。
さらばトー○〇よ、旅立つ(これ以上はいけない)
とりあえず、(`・ω・´)ゞ
てか今この客車を引っ張ってるのはなんだろう。
『まもなくよーじょーーー
よーーーじょーーーー、ここではすべてのドアーが開くのじゃ。
ようこそ、魔物娘ロリコンランドへ
hearts;
hearts;』
うわ、いっちゃったよ!!!
「いらっしゃーい
hearts;」
「わーい、おにいちゃん、いらっしゃーい
hearts;」
ホームではもう何も言うまい、着いた。
ここがヴァル〇ラか
「お兄様、もう終点なのじゃ、早く下りないと。次は折り返しになるのじゃ」
「あっ、はい」
バフォ様に注意されてしまった。もう、隠してもしゃーねえ。
ここはサバトの経営する。そのままのランド。というかあれしか行き方無いのは少々困る。
まあ、魔物娘さんが日常に解け込んだとはいえ、ロリ魔物娘ちゃんばっかりいるランドは色々とめんどくさい大人の事情があるようだ。
というか、事情もへったくれもない。
ロリBBAとか言った奴でてこいよ!!! むしろ魅力的だろうがよ!!!!
あと○ー〇スの扱いが酷い。
笑いをこらえるのと、突っ込みたくて我慢の限界だった。
まあ、突っ込むのは幼女のあ
………こほん、某ランドに付いてテンションがおかしくなった。
もう周りはあまーい香りにつつまれている。
背徳的ばんざい!!
「おにいちゃーん
hearts;」
あっという間に魔女やファミリア、アリス、デビルに、まあ、幼い系の魔物娘さん達の大歓迎。
もうここに俺のお墓を立ててもいいんじゃないかってくらい神だ
素晴らしい。
かわいいデビルちゃん
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