あのレスカティエの没落の夜、貧民街にある教会での少女と少年の話
作者初のロリ×ショタです。
色々と難産でしたが、完成しました。
おまけではいつも通りになってますが……。
なのでロリ×ショタをだけ見たいかたは「おまけ」は見ないことをおすすめいたします。
2018/08/27 一部訂正しました。
ボクの名前はレン。
このレスカティエの貧民街に捨てられていたらしい。
サーシャというきれいなお姉ちゃんに拾われて、それからこの孤児院でくらしている。
「ちょっとレン、またあたしのおやつ、かってに食べたでしょ!」
「げっ、あれってアリサのだったの? ごめん」
ボクとアリサは同い年。
ボクと同じく貧民街でサーシャおねえちゃんに拾われてから、一緒に暮らしてる。
「もうっ、レンの分の今夜のごはんのおかずひとつちょーだい」
「ええっ! そんなー」
アリサはボクに比べてちょっとだけ背が低い、それでもおこるとすっごいこわい。
ざんねんだけど、ここはアリサのいうとおりにしなくちゃ。
「うん、わかったよ」
「えへ、やったね!」
にこっと笑うアリサ、うう、まさか、あのつくえにあったから、ボクの分だと思っていたのに、ま、いっか。
「レン、きょうはなにしてあそぶ?」
「みんなでかくれんぼしよう」
「うん!」
ボクたちは他の子たちを集めてかくれんぼをしてあそんだ。
「アリサみーつけた!」
「えー、きょーはじしんあったのにーーー」
「あはは、レンはアリサ見つけるのうまいよね」
シンシアがからかうように言う。
「そうだっけ? というかシンシアもノエルもつかまったのに、おにがふえたらだめじゃん」
「あ、そうだった」
「もうみんな何やってるのよー」
「おいおい、オレのことわすれてるだろ」
そこにトールがおこってやってきた。
「トールってば、そんなところにかくれたら、あとでサーシャおねーちゃんにおこられちゃうよ」
トールは教会のやねの上にいたようだ。
これはあとでみんなそろっておせっきょうかも……。
次の日
「あーあ」
「ほらー」
みんなトールを見る。
「あー、もう、ぞうきんがけ、つかれたー」
「トールがわるい」
「ほんと、あたしたちまで」
やっぱりサーシャおねえちゃんに見つかってみんなでおこられちゃった。
ばつとして、今日はみんなで大そうじだ。
「でもでも、これが終わったら、サーシャおねえちゃんがおかし作ってくれるって」
「ほんとぉ!」
「うん、さっきこっそり聞いちゃった」
いっせいにみんなのうごきが早くなる。ボクも負けないで床がぴかぴかに光るくらいきれいにした。
「あー、つかれたけど、おいしかった」
「うん」
「オレもううごけないー」
「たべすぎ」
「そういうシンシアだって、たくさん食べてた」
「そ、そのせいちょーきってやつよ」
「あはは、じゃあみんなそうじゃん」
どっと笑いがおこる。
この孤児院にいてよかった。
みんな楽しいし、そのアリサのえがおを見るとどきどきする。いちばん年が近いし、ずっといっしょにいる。
トールもシンシアもノエルもみんなみんないっしょだ。
そういえば
「あれリシアとエミユは?」
「サーシャお姉ちゃんとおかいものだって」
「そっか、そういえばさあ、教会の屋根うらに」
「えー、こわいはなしやだー」
「ききたい、ききたい!」
今日もみんなで一緒にごはんをたべて、明日もいつも通りに、ちょっとしたことで笑って、あそんで、雨の日は本を読んだり、サーシャおねえちゃんから文字を教えてもらったり
そんな楽しい生活がずっとつづけばいいなあ。と思ってた。
あれ?
ボクは夜中でトイレに行ってその帰りみち変な音を聞いた。
なんだろう?
なんだリシアとエミユか
なんでこんな夜に、れいはいどうにいるんだろう。
ま、いいや。
「あはぁ
#9829;……レンだぁ……」
「だめだよぉ……レンは…アリサが
#9829;………」
すでにサーシャによって堕落させられた二人の幼い悪魔、お互いの体をこすりつけている。
「「はやくおにいちゃんこないかなぁ
#9829;……くす……あはは」」
「あら、レン?」
「サーシャおねえちゃん? どうしたの? そういえば、リシアとエミユがれいはいどうにいたよ」
「あら、教えてくれてありがとう」
なんだろう。なにかがおかしい。
よくわからないけど、窓から見える月が赤く見える。
ボクは目をこすった。
それよりすごくねむたい。
部屋にもどろう。
その少し前
「さ、サーシャおねえちゃん! どうしたの、そのすがた。まるであくま」
「ふふ、アリサ……あなたもこうなるの
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