ここはとある国の教会の懺悔室、俯き加減の男が入っていく。
「懺悔したいです」
「どうぞ、どんなお話でも聞きますよ」
「実は、オレオレ詐欺にあってしまってお金が無いんです」
「それはK察に行ってご相談ください」
「えっと、それだけですか?」
「はい」(ボソッ彼のことお願いしますね〜)
男がしょんぼりとした表情で帰っていく。教会からでた瞬間、人間に化けた刑部狸が慰め、二人は幸せになったらしい。
「あ、次の番号札をお持ちの方〜」
そして、また別の男が入っていった。今度の男はやつれ気味である。
「懺悔します」
「はい、どうぞ」
「実は妻が放してくれないんです。毎日毎日、その教会でこんなことをいうのはどうかと思うのですが、肉体的な意味でして、今日もなんとかここへ逃げ込みました」
「はい、ちょっとお待ちください」
「えーと、はい」
「あ、もしもし教団本部ですかー、あ、お疲れ様です。はい、また魔物娘の夫らしき方が……」
ガチャガチャ!!
男は逃げ出そうとした! しかし、ドアにはいつの間にか鍵がかかっていて逃げられない!!
「あ、無駄ですよ。今、担当の方が来ますので大人しく待っててくださいね」
「ダーリーーーーン!!」
「ハニー、助けてーー!!」
ガシャーン
「ち、逃げられたか……あ、次の番号札をお持ちのお客様どうぞ〜」
教会の見事なステンドグラスがぶっ壊されたが、特に気にすることもなく。シスターちゃんは懺悔相談を受け付ける。
懺悔室へと男が入っていく。ハァハァと息が荒い。
「懺悔します」
「はい、どんなお話でも聞きますよ」
「丘の上に学園がありますよね?」
「ありますね」
後ろにあるホワイトボードに“学園”と文字を書いていく。
「この間、たまたま通りかかったんですよ」
キュッキュッキュッ!
男たぶん童貞→息が荒い→丘の上の学園→まわりには特になにもない
「そしたら丁度。偶然にも下校時間だったんですね。ちっちゃな子ども、あ、と言っても女の子です。あのつるp」
デデ〜ン♪
どこからともなく音が流れる。
「アウト!」
「え?」
ホワイトボードにはQ.E.D.(証明終了)
でっかく“ロリコン”と書いてあった。
「あ、もしもしバフォちゃん? わたしー、うん、そうそう、またお兄ちゃん候補が来ちゃってさー」
ドゴーーーーン!!
突如、吹っ飛ぶ教会の壁。
「サバトのアイドル、ファミリアちゃんだよーいえーい! ロリッ☆ あ、君がお兄ちゃん候補かなー、犯罪はだめだぞー!
NO! 人間
YES!! 魔物娘だよ!!
もうっ、精子を無駄にしちゃダメダメ!! 魔物娘のロリッ娘ならたくさんいるから、ね! しかも妊娠し辛いから中だしし放題だーーー。わーい☆彡
ふむ、ふむ、お兄ちゃんは学園の制服プレイがご希望なんだねっ。先生と生徒ね。おっけー、じゃ、さっそくシようかーっ☆」
「あ、ファミリアちゃん地下にそれ用の制服もあるし、ベッドも使っていいよー」
「ありがとー、ふふ、あたしが一番ノリのロリみたいだから、このお兄ちゃんはいただきっ、魔女には内緒ーくふふ」
男がぐっとシスターちゃんにサムズアップして、何かをごとっと捧げる。
ファミリアを肩車して、地下へとるんるん気分で歩いていく男。
シスターちゃんの箱の前には大金が積まれていた。さっとそれをゲスい顔でシスター服へと突っ込む。さっき男が置いていったのはそれだった。
「はい、次の番号札をお持ちのお客様どうぞー」
またやつれ気味の男が部屋へと入っていく。
「懺悔します」
「はい、どうされました」
「借金の返済で困っていて」
「それは別の担当ですね。相談無料の弁護士さんを紹介します。あ、紹介料はいただきますが、どうしますか?」
「では、それでお願いします」
「はい、まいどー、じゃなかった承りました。あ、金額はこちらです」
男の借金が2倍に増えた。
紹介された弁護士にこのことをチクったが、シスターちゃんとはもちろん裏で繋がっている。
男は冷たい海で漁をするカニ漁船員として売られていった。その後、海で無事にセルキーと出会ったらしい。
「はい、次の方どうぞー」
「あ、セk、司祭様!」
「わたしが居ない間に何があったのですか、壁は壊れ、窓が無残にも割られているではありませんか!」
「ぐすっ。実はさっきまで、親魔物派と教団の勇者との激しい戦いがありまして。怖かったです〜。わ〜ん」
司祭に抱き着くシスターちゃん。
「そ、そうかそうか。それは怖かっただろう」
なでりなでり
「あん、司祭様ぁ♪」
「シ、シスターちゃん、こんな時に言うのもなんだけど、実は前から君のことが」
「あ、おまわりさーんコイツです♪」
司祭の手はバッチリ、シスターちゃん
[3]
次へ
[7]
TOP[0]
投票 [*]
感想