悪魔の誘惑

「領地が・・・領民達が・・・」

市街を見渡す領主の館の一室で、領主の男がぽつりと呟いた。

「そうね・・・けれど、これからこの街は魔界として生まれ変わるのよ。悲しむことじゃないわ」
「そうそう。それに、もう我慢することなんてなんにもないんだよ!」

呆然とする男に二人の魔物娘が声をかけた。
一人は艶やかな髪を腰まで伸ばした蠱惑的な肢体の魔物娘であるデーモンと、幼さの残る体躯の魔物娘であるデビルである。

「悪魔め!なぜこんなことをする!?」
「なぜって?こうして世界の全てを魔界にしてしまえば皆幸せになれるからよ。ねえ、デビル?」
「そうですね、お姉様!」

男の悲痛さが滲む叫びをデーモンはさらりと受け流し、男の背後から肢体を絡ませ、耳元で囁く。

「あなたももう分かっているのでしょう?既にこの街が魔界に呑まれかけていることを。その体が魔力に侵されかけていることを」
「止めろ!悪魔よ去れ!」

男は目を硬く瞑り、頭を振った。

「ふふふ、強情ね。デビル、彼の為に一肌脱いであげて」
「わかりました!」

デビルはそう答えると、男の前に立ち、おもむろに自慰を始めた。
黒い手袋をはめた小さな手が、慎ましやかな胸と秘所をまさぐる。

「んっ・・・ぁっ、あう
hearts;」

その度に発せられるか細い喘ぎ声が男の耳から浸入し、感覚を痺れさせる。

「あなたの為なら躊躇わずにこんなことも出来るのよ?可愛い子でしょう?」
「姿形が幼子に近くとも、悪魔は悪魔だ!可愛いものか!」

男はデーモンの問いかけに、さらに目を硬く瞑る。

「駄目よ。あの子の可愛い姿をしっかりとその目に焼き付けるのよ」

デーモンは男の頭を両手で押さえると、声に魔力を込めて囁く。
じわじわと開かれる男の視界には、幼子の姿形をした魔物娘が息を荒げて自慰に勤しむという背徳的な光景があった。

「あんっ
hearts;・・・ん、くぅん
hearts;」
「ふふ、見せつけられるだけじゃ辛いわよね?」

デーモンはそう言うと、その黒くしなやかな尾をするりと男のズボンの中に滑り込ませた。
彼女の尾は、蛇が獲物に巻き付くかのように男の逸物にするりと巻き付くとゆっくりと扱き始めた。果てることのできない緩やかな快感が男の逸物を刺激し続ける。

「どう?気持ち良いかしら?」
「あぐ、く、そ・・・」
「じらし続けるのも可愛そうですし、果てさせてあげるわ。デビル、いらっしゃい」
「はい!」

デビルはデーモンの誘いに答えると、自慰を行いながら男の腰の前に屈み込み、餌をねだるひな鳥の様に口を開けた。
デーモンはその姿を見て微笑むと、尾の拘束を解いてズボンを下ろし、素手で男の逸物を扱き始めた。

「我慢することなんてないわ。快楽に身を委ねてあなたの欲望を彼女に吐き出すのよ」
「い、嫌だ!」
「なら、これでどうかしら?」

デーモンの舌が男の耳をねぶり、逸物を扱く速度が速まる。

「ちゅぷ、ちゅ・・ふふ、膝が震えているわよ?ん、ちゅ・・・」
「あう!く、あ、ああ!」
「あん!やっと出たぁ
hearts;・・・ん、んくっ・・・はぁ、美味しいぃ
hearts;」

吐き出された精液がデビルの口の中に注ぎ込まれ、勢い余ったものはその青い肌を白く汚した。
デビルは精液をゆっくりと飲み下すと、精液で汚された恍惚の表情のまま、はぁと熱いため息をついた。
デーモンは呆けたままの男から体を離し、誘惑するかのような腰つきと歩みでベッドへと向かい、腰掛ける。その後ろをデビルが追従し、同様にベッドへと上がると後ろからデーモンの豊満な胸を揉みしだき、ちゅうちゅうと唇を吸った。

「ん・・・ちゅう、ちゅぴっ・・・お姉様ぁ
hearts;」
「ちゅぷ・・んっ・・・ふふ、可愛い可愛い私の妹、今は我慢しているのよ?これからが本題なんですから」

デーモンは顔を男に向けると妖艶に微笑みながら言った。

「ねぇ、あなた、私と契約しないかしら?」
「・・・契約?」

デビルがデーモンの腰回りを這う様に手を秘所へと滑らせてゆき、ゆっくりと秘所を開いた。とくとくと溢れる愛液がシーツを濡らす。

「そう、契約。人の命は短いわ。それなのに我慢ばかりじゃない?けど、私と契約してあなたの全てを私に捧げるなら、さっき以上の快楽を、永遠の快楽を約束するわ」
「さっき以上の快楽・・・永遠の快楽・・・」
「そうよ?いつでも、どこでも、いつまでも、思う存分に私を犯させてあげるわ」

ぼうっと光るデーモンの紅い瞳が男を見据えた。
男は今にも彼女に襲いかかってしまいそうなその獣欲を見透かされたような思いで一瞬たじろいだが、ぽつぽつと呟いた。

「さ、捧げる・・・私の全てを・・・捧げる・・・」
「契約成立ね
hearts;デビル、悪いけれど少しの間、私と彼で楽し
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