道中発見した温泉で疲れをとったあなたは、帰る手だてを探す為に再び歩き出しました。
しばらく歩き出すと、不快な異臭が鼻に突き刺さります。
温泉の硫黄臭とは別の、森とは不自然な臭いにイヤな予感がしたあなたは、慎重に周囲を観察します。
茂みをかき分けながら臭いのする場所をつきあてます。そこにあったのは、大量に積もった粗大ゴミの山です。
近年、違法なゴミ収集業者によるゴミの違法投棄が横行しています。
人間界では規制が厳しくなったため、人の立ち入ることの少ない魔界の奥地にまで来て捨てていくものたちもいるとか。
これは人間界と魔界の政府も問題視しており、界交を揺るがしかねない重犯罪として厳しく取り締まられています。
どうやらゴミは上空から飛行物体が落としたようで、近くにはタイヤのあとはありません。
その跡をたどれば犯罪者を突き止められる上、人気のある場所へ帰れたのですが、そう上手くはいきません。
「あ、あう……」
弱った少女の叫びを、あなたは聞き逃しませんでした。
ゴミ山の周辺を探すと、ゴミの固まりのようなものがうごめき、人の形をなしたのです。
一瞬ひるんだあなた、しかしそれが魔物娘だとわかると、急いでゴミを取り除きました。
中からあらわれたのは泥の精霊、ドロームでした。
土の精霊であるノームの変異種で、その体は良質な魔力を含んだ肥泥でつくられているそうです。
本来あなたのような男性を見れば一も二もなく襲い掛かってくるはずですが、ドロームは風でも引いたかのように弱っているようにみえます。
精霊というのは基本的に、人の寄りつかない奥地にいると言われています。
空気や水が汚染された環境は、自然そのものである彼女たちにとって劇薬。都会などでは到底暮らすことは出来ないのです。
ドロームもそんな精霊の一種、突然の環境汚染に酷く弱ってしまっているのでしょう。
このままでは精霊が消えてしまいます。一人ではごみを除去することは難しいでしょうが、ドロームを助ける方法は存在します。
ここではドロームの救助法を説明いたします。
もしあなたがこのようなサバイバルな状況の陥っても、困っている人を助ける優しさをもっているなら、この音で得た知識を持ってどうか手を差し伸べてあげて下さい。
STEP1 速やかに避難
ドロームについたゴミを全て取り除き、汚れていない綺麗な水の流れる場所まで移動します。泉、川の上流などがベストですが、ドロームの場合は池や沼でも大丈夫です。
もしあなたに魔力を感知できる力があれば、龍脈のような魔力が湧き出ている場所を探すのもよいかと。
ポイント!
ドロームの体はとても柔らかくて担ぎづらいので、運搬の際は枯れ木や樹皮などでそりを作ると運びやすいでしょう。
STEP2 綺麗な水と土をあげよう!
目的地までたどり着いたら、彼女たちの体に大量の土をかぶせ、その上から水をいっぱいかけてあげましょう。
しばらくすると、彼女たちは汚染された物質を分離、綺麗な肥土と水をどんどん取り込んでいきます。
ドローム以外の精霊の場合は、それぞれの属性に見合った者を与えてあげましょう。
シルフならおいしい空気、イグニスであれば燃料になる枯れ葉などがいいですね。
これでひとまず峠は越えた、といったところでしょうか。
STEP3 魔力を補給してあげよう!
さて、みた感じは元気を取り戻した彼女たちですが、万全を尽くすのであればもう一仕事必要です。
汚染された体を浄化した際、大量の魔力を消費しています。
なので、損失した分の魔力を補給してあげましょう。
方法はとても簡単。
まずはあなたの生殖器をガチガチに勃起させます。
次に勃起した男性器を彼女の肉体に挿入します。ドロームの体質はスライムに酷似しているため、何処でも挿入が可能ですが、今回はとある理由により女性器のある場所からとします。
根本まで埋め込むほど挿入すると、女性の子宮口に相当するところでコツコツと固いモノに当たる感触が伝わるかと思います。
それはドロームの主要器官「コア」です。
不定形種の魔物娘にとって、コアは心臓でありエネルギーの塊。
ここに直接魔力源である精液をそそぎ込むことによって、比較的速やかに体力を回復することが可能なのです。
ぼんやりとしている彼女たちも、大事な部分であるコアをつつかれると、たまらず身を震わせ、甘い喘ぎ声を吐露します。
せっかくなので、お互いに気持ちよく回復したいですね。
無事にドロームの応急処置が終わったら、ゴミの捨ててある場所を改めて確認しましょう。
何か目印を用意しておき、電話のある場所に着いたらすぐに魔界環境
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