見知らぬ島に流されたアマタ。彼は現地人らしき少女に接触し、会話を試みていた。
茶色くてふわふわした不思議な格好の彼女は、服装と同じ色の上をしきりにぱたつかせ(まるで耳のようだ)興味津々といった様子でアマタを見つめている。
「えっと、この島の人ですよね?」
「ワンワン!」
「あなた以外に、人はいないんですか?」
「ワォン!」
「……ワン以外何かしゃべれないの?」
「……ク〜ン?」
アマタの問いに、少女はただひたすら笑顔で答える。言葉の意味は分からない。
この子がワンワン言ってるのは現地語と言う感じではないな、とアマタは思った。
やがて、立っているのが疲れたのか、犬のような格好で座り始めた。
いや、もう仕草といい格好といい、ただの犬でしかない。ひょっとして人のように見える犬なのかもしれないなんて事をアマタは思いながら、
(こっちの言葉も通じてないのかな。一体どうすれば話が通じるのか……)などと考えていると。
ぐうぅ〜〜
空腹を告げる気の抜けた音。
「ああ、そう言えば何も食べてないや……。あ、そうだ」
アマタはリュックサックの中に手を突っ込んだ。本などがふやけてグシャグシャになっている中を探ると。
「あ、あったあった」
取り出したるは密閉タッパー。中にはおいしそうなバタークッキー(衝撃で少々砕けてしまった)がぎっしり詰まっていた。
アマタは料理が得意で、何か作ってはハルヒコや友人に振る舞っていた。
そんな女々しい事しているから彼女が出来ない、とハルヒコに度々注意されたのを思い出した。
「皆で食べようと思ってたんだよな。なんという幸運」
一枚つまみ口にほうばると、濃厚なバターの味わいが口の中いっぱいに広がる。クッキーだけだとちょっと喉が乾くなあ、なんて考えながら食べていると。
「……くぅん」
少女が物欲しそうな目でこちらを見ている。
「君もおなかが空いているの?」
「ワオン!」
アマタは一枚のクッキーを少女に差し出す。少女は直接口で受け取った。
「もぐもぐ……んん〜♪」
少女は両手を頬に当てて、おいしそうに味わっていた。
「言葉が通じなくても伝わるもんだね。僕はアマタって言うんだ」
アマタは自分を指さしていった。
「あ…ま…た?」
たどたどしくも、少女が名前をよんだ。アマタは嬉しくなって、彼女の名前を呼ぼうとするが、自分も彼女の名前を知らないことを思い出した。
「君の名前は?」そう尋ねたが、彼女は困った顔をするばかりで何も答えない。
アマタはクッキーをまた一つ取り出す、すると、少女はアマタにおねだりの仕草をし出す。
「クッキー、気に入ってくれたみたいだね」
そこで、アマタはひらめいた。
「とりあえずクッキーって呼ぶことにしようか。安直だけど、かわいいニックネームだし」
「くっきぃ……クッキー!ワオン!」と、少女は尻尾(らしきもの)をふって喜んだ。どうやら気に入ったらしい。
「よろしくね、クッキー。それじゃあ親交の印にもう一枚……」
すると突然、クッキーがアマタの指をなめ始めた。指先に着いたこぼれカスを舐めとっているらしい。
ペロペロと小さな舌が這う感触がくすぐったくて、アマタは身震いしてしまう。
「ちょ、ちょっと、くすぐったい……」
アマタの制止も聞かず、今度は指を口の中に入れてしゃぶり始めた。指先を舌で転がされる感触、ちゅぴちゅぷと水音をたてるクッキー、その状況に興奮したアマタは、股間部がうずいていくのを感じた。
ぷはあ、とクッキーから開放されたとき、アマタの手は彼女の唾液でベットリとしていた。
(よ、ようやく終わった)と心臓をバクバクさせていると、クッキーはアマタの股間部にすり寄ってきた。
それは偶然か、ズボンのふっくらと盛り上がった部分の上にも、こぼれカスが乗っかっていたのだ。ズボンのチャックが半開きになっていることにもアマタは今気付いた。
「うわあ!?ちょっと待って!?」
「クォン?ワン
hearts;」
クッキーはズボンに付いた食べカスを舐める……かと思いきや、口でジッパーのつまみを下ろし始めたではないか。ズボンの中にお菓子があると思ったのだろうか。
「ひあぁ!?」
驚きのあまりアマタがかわいい声を上げた。ズボンからは半勃ちになったペニスがポロリと顔を出してしまった。クッキーは仮性包茎が放つ独特な臭いをクンクンと興味深そうに嗅いでいる。
「ご、ごめん!今しまうから……」
慌ててズボンに手をかけようとするが。
「ワオン!」
クッキーは目の前のペニスをしゃぶり始めた。
「ふあ!?ちょ、ちょとおっ…!やめ……」
ペニスを包み込むような初めての刺激に、アマタは口で嫌がっても彼女を引き剥がすことが出来なかった。
「ちゅぷ
hearts
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