探索から何日か経ち、シクナは体力的にも精神的にも精力的にも限界に達しようとしていました。今日見つからなければおとなしく帰ろう。
心の中でシクナはきめました。
巣からずっと離れた所で、古めかしい砦のようなものを発見しました。
「これは、当たりかもしれない・・・・・・」
シクナは嬉しそうにそう言いましたが。
「う〜〜〜ん・・・・・・?」
フロギアはよく分からない声を出しました。
「どうしたのフロギア?」
「なんか、この砦、見覚えあるような・・・・・・」
「じゃあ、前に来たことがあるのかもしれないね。とにかく入ってみようか」
鍵のかかっていない木製の扉を開けてみましたが、中には誰もいませんでした。ただ、所々に人がいた痕跡が残っていたので、以前誰かがここにいたのは間違いないようです。
きっとこれは盗賊たちのアジトだったにちがいない、とシクナは思いました。
「何かあって、帰ってこなくなったんだね。全滅したのか、別のアジトを作ったのか・・・・・・」
シクナは何かヒントがあるかもしれないと、砦の中を漁り始めました。
フロギアもはじめの内は手伝いましたが、やがて飽きてしまい、椅子に腰掛けてシクナに話し始めました。
「ねえ、シクナが探してる人ってどんな人なんだっけ?」
「あれ、言ってなかったっけ?お姫様だよ。この近くにある大きな国のね」
フロギアはビクリと体をふるわせました。
「それは・・・・・・初耳だったかなぁ」
フロギアは何か考えるようにしばらく黙り込みましたが、やがてゆっくりと口を開きました。
「シクナは、どうしてその子を助けようと思ったの?」
「え?」と、突然の問いかけに驚いたシクナは、作業を止め、腕を組んで考えます。
「そうだなぁ。最初は特に理由はなかったんだけどね。探してるうちに、当たり前なんだけど、寂しいだろうなって思ったんだ。」
「寂しい?お姫様が?」
「うん、どんな人間にも、その人の事を大切に思う人がいるんだから。そんな人たちと離ればなれなんて悲しいよ」
フロギアは真剣に彼の話を聞いて、やがて大きくうなずくと。
「そうだね、私もそれがいいと思う」と言いました。
「シクナは優しいんだね〜」
そういうフロギアは今まで見たことのない程の満ち足りた笑顔でした。
結局、手がかりになりそうな物は見つからず、二人は砦で寝泊まりする事にしました。
「じゃあ、今日も始めようか」
そういってシクナが服を脱ごうとすると。
「あ、今日はいいよ。シクナ疲れてるでしょ〜?。ゆっくり休みなよ〜」と、フロギアが慌てて制しました。
「え、でも、約束だし・・・・・・」
「そんな律儀に守らなくてもいいよ〜。それに、シクナだって私とエッチなことするの嫌でしょ?分かってるんだから〜」
「え?僕は好きだよ、フロギアのこと」
しばらくの沈黙のあと、硬直したフロギアの頬が緑色から赤く変色しました。
「う、嘘だ〜。だって、こんな緑色した女の子なんて嫌でしょ〜!?」
「僕は緑色、すきだよ」
本当は青が好きですが、このときばかりはシクナも空気を読みました。
「体は粘液でヌルヌルだよ〜?」
「あんまり気にしないよ。それに」
シクナはフロギアの手をぎゅっと握りました。
「フロギアの肌って、ヒンヤリしてて、気持ちいい」
誤って煮えたぎる鍋に飛び込んだ蛙のように、フロギアは真っ赤に染まっていました。
そして暴走したかのようにシクナに飛びかかりました。
「今夜は、いつもより激しくしちゃうから・・・・・・♪」
熱い口づけを交わした後、二人の行為は始まりました。
「今日はここでピュッピュしようね〜♪」
シクナをベッドに寝かせると、プルンと弾力のある大きめの胸で、反り立つペニスを優しく挟み込みました。
「あ……」
いつもとは違う優しい快感に、シクナは思わず吐息を漏らしました。
「じゃあ、動かすよ〜」
フロギアは両胸を手でおさえ、上下に揺らしました。
すでに胸は粘液まみれのため、ペニスに吸い付くように圧迫します。
パチュン、パチュン。
ねっとりとした粘液は糸を引きながら、リズミカルに胸を弾ませてペニスを刺激します。
「私、シクナのおちんちん大好きだよ〜。熱くてぇ……カチカチでぇ……エッチな匂いがしてクラクラしちゃう♪」
うっとりとした表情をペニスに向けるフロギアに、シクナはますます興奮してしまいます。
ペニスの先端からはとろりと透明なカウパー汁がこぼれています。
「こっちもいじってあげる〜」
フロギアは自慢の長い舌を使って、敏感な亀頭をチロチロと舐め回しました。
柔らかい感触、激しい水音、鈴口を這いまわる舌。
複雑な快感を同時に浴びて、シクナのペニスは爆発寸前になっています。
「フロギ
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