ここはルーニャルーニャサバトの本部、ふたりの魔物がせわしなく動き回り取材に行く準備をしていた。
「ええっと、ノートとペンと、これとあれも持って」
一人の魔女がカバンに色々と詰め込んでいる。
「ん〜と、お菓子とジュースと、よもおした時のローターと」
隣で彼女の使い魔と思われるファミリアもカバンに物を詰め込んでいる。
「ちょっと、関係ない物持っていかないで」
「え〜いいじゃんちょっとぐらい」
「ダメ、要らない物は持っていかないの」
「は〜い」
叱られたファミリアは頬を膨らませながらも言うことを聞きお菓子やらをカバンから取り出した。
「準備できた二コラ?行くよ」
魔女が二コラと呼ばれたファミリアの腕を引っ張っていく。
「リーナ、ちょっと待って」
リーナと呼ばれた魔女に引っ張られた二コラは引きずられながら取材に向かった。
「今日の取材場所は信仰サバトこと、ラミーネサバトの黒ミサ結構独特なサバトらしい、楽しみね」
リーナは転送魔法装置を起動しながら呟いた。
「ようこそリーナさん二コラさん、案内役のシノアと申します」
鬱蒼とした森の中の洞窟にある本部の入り口に着いた二人は案内役のダークプリーストに会った、サバトの構成員だけあって姿は二人同様幼い。
「今日はよろしくお願いします、シノアさん」
リーナは深々とお辞儀をした。
「こちらへどうぞ、ここから本部の中枢までは長いので時間がかかります、良ければ移動中に可能な限り質問に答えますよ。」
「はい!是非お願いします。」
2人はシノアの後をついて行く、途中からかなり下に降りており本部は地下にあるのだと思われた。
「なんか信仰サバトというから、協会が本部だって思ってたけど全然違う、地下墓所みたい」
二コラが感想を言う。
「そうねぇ、なんかこう密教みたいな感じね、まぁ密教なんだけど」
「えっ!!堕落神信仰って密教なの?」
「一応密教よ、信者たちの認識はね」
「どうゆうこと???堕落神の協会なんて魔界の街にほぼ必ずあるじゃん」
「まぁ、魔界は堂々と協会があるから普通の宗教だと勘違いしてもおかしくないけど、密教としての活動の方が活発よ」
「堕落神の信仰の拠点は人間界の方が多いのですよ」
2人のやり取りを聞いたシノアが答える。
「そうなの、なんで?」
「堕落のさせがいが人間の方があるからですよ、布教対象は大半が人間です、魔物は元から堕落しているようなものですから、必然的に拠点の場所や活動内容が隠れのみになるので密教の要素が多くなるんです」
「へぇ、それで密教を名乗ってるんだ、でもこの地下洞窟魔界だよね」
二コラが質問する。
「ええ、サバトの本部だけですが、地上の街は魔界ではないですよ」
「人間の街と言いましたが、どこの街ですか?」
今度はリーナが質問した。
「ナデミア王国の首都ミーテリーです、ここは多くの堕落による救済を必要としています」
「ナデミアっていえば、急進派がマークしていた国ですね、何代にも渡って暴君が続いていると」
「そうです、この地下での救済も活動の一つです、いつか来る戦いに備えて」
話しながら歩いている内に3人は大きな扉の前に着いた。
「こちらです」
シノアが手をかざすと扉の中央の魔法陣が光った後、重い音をあげて扉が開いた。するとかなりの広さの空間が現れた、中はソファーやベッドがたくさんありサバトの構成員と思われる魔物たちとその兄が、男女の交わりをそこかしこで行っていた。
「ここは、サバトの一員なら誰でも使える憩いの間です、まぁ皆エッチをするのに使用していますが、黒ミサまで時間があるのでここでゆっくりしていてください、それとここにいる人達は気軽に取材していいですよ」
リーナたちは周りを見回した、もう既に黒ミサが始まって背徳の儀の最中なんじゃないかと思える様なありさまだ。
「さすが、堕落神信仰のサバト」
リーナは周りの熱に気圧されていた。
「ねぇねぇ見てあそこの人、すごい勢いだよ」
二コラが一組の兄妹を指さした、兄が後ろからすごい勢いで妹の小さなお尻に腰をぶつけている。それを見たリーナは思わず顔を赤らめる。
「あそこの人もすごいね、お口に咥えこませて思いっきり腰振ってる」
「あ、あ、あうぅ」
リーナは興奮した様な声を出した、すると二コラがカバンからローターを取り出し、リーナに見せつけた。
「それ、持ってきてたの」
「だって、腕引っ張られてカバンから出せなかったんだもん、それより、使う?あのソファー開いてるよ」
「つ、使う」
リーナはローターを受け取ったらソファーに座り使い始めた、パンツの上からクリトリスに振動したローターを当てる。
「んあ、あん、あぁん、ああ、あん」
リーナは周
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